ついにここまで来ました。自動車学校の最終段階である「卒業検定」です。 これに合格すれば免許試験場での技能試験が免除されます。 卒業検定検定受付で受付を済ませ、二輪車教習待合室で待機することになりました。今回はもう一人の教習生と検定を受けることになりました。 いろいろ話してみると、その教習生の方は一本橋が苦手だそうです。 一本橋を今日の今日まで落ちたことがない私にはよくわかりませんが、その人にとってはすごく苦手のようでした。 しばらくするとおみくじ箱を持った教官らしき人が現れ、私におみくじを引けと指示します。 どうやらこれで検定コースを決めるようです。 とりあえず箱をガチャガチャ振って、一本の棒を引きました。 その棒には2本の線が入っていました。 教官らしき人:「2本の線が入っているから、今日は2コースね」 ということで今日は検定2コースを走ることになりました。 その人が去っていくと、その次は試験官になる人が来て検定の説明を受けました。 いろいろと話を聞いていくとどんどん緊張が増してきます。 普段見ない先生なのでよけいに緊張します。 説明が終わるとヘルメットや軍手、ゼッケンをつけて検定の開始地点まで移動することになります。 もう一人の教習生と話をしながら「お互いがんばろうね」みたいな事を言って、私は検定の準備にかかりました。 検定の順番は私が最初でした。 試験官:「準備ができたら発車してください」 私:「はひぃ・・・」 限りなく緊張がMAXに近づきます。 練習では余裕でできていた単なる発車がとても難しく感じられます。 もしここでバイクを倒したら・・・そんなことが頭をよぎります。しかしここで負けてしまっては検定料が馬鹿みたいです。 お金を払ってバイクを倒しただけとなると本当に馬鹿です。(本当に倒した方ごめんなさいm(_ _)m) 一呼吸おいて安全確認をし、スタンドを上げて・・・発車の準備が整いました。 方向指示器を出して発進の合図をします。 安全を確認してから発進し、二輪車教習コースの障害へ向かいます。 まずは一本橋からです。・・・余裕で通過します。そしてクランクを回ったところで試験官が停止しろと合図します。 「あれ?もしかして検定中止!?やっちゃったかな~」なんて事を考えていると 試験官:「今日は検定2コースだよね?2コースはS字が先でしょ?」 と言われ、はっとしました。^^; やってしまいました・・・。_| ̄|○ しかし、検定中止ではなくコース間違いなだけでやり直しのようです。 一呼吸してやり直しました。 S字、クランク・・・急制動も問題なく止まれました。 次は指定速度40キロ区間を走行します。普通に加速するだけなのでなんて事はありません。 あとは決められたコースを安全に回っていきます。 ただ、一つ自分でもミスしたなぁ・・・と思ったのは、自分が優先道路にいて右折するときでした。 相手も右折を出してきたのに、自分は止まったままになってしまい、ふと自分が優先であることに気づいて あわてて右折したことでした。^^; 別に自分が先に進んで良かったので問題は無いのですが、のろのろ運転となってしまったので おそらく減点されていると思います。 坂道発進も問題なくできましたし、あとはコースを少し回って発着所へ停車します。 落ち着いて停車の手順を取って、バイクを降ります。 これで私の検定は終了です。 次はもう一人の教習生の番です。 教習生:「5分で帰ってこないように祈っててね」 なんてことを言いながらバイクに向かっていきました。 一本橋で落ちなきゃいいんだけどなぁ・・・と健闘を祈りつつ待合室で運転の様子を見守ることにします。 しかし、出発してすぐにバイクは見えない場所に入ります。 一本橋等も待合室からでは全く見えません。 「発着所の近くを通るときでも見ることにするか・・・」そう思って、窓を眺めました。 しばらくすると、指定速度40キロ区間を走る検定車が見えました。 俺:「お、来た来た・・・・あれれ?」 なんと検定車はそのままバイクの車庫に入っていきました。 降りてきた人を見ると、確かに教習生の人でした。 急いで駆け寄って話を聞いてみると、やはり一本橋で落ちたそうです。 次があるからがんばって・・・みたいなことを言ってわかれました。 ちょっとその教習生がかわいそうでした。 しかし、私も他人事ではありません。 自分でもわかっているミス、わかっていないミスがあるわけで、 検定中止には至らなかったが不合格の可能性は十分あります。 検定前ほどの緊張はありませんでしたがそれでも落ちていたらどうしよう・・・という不安でいっぱいでした。 しばらくすると受付から呼び出され、「おめでとうございます。合格です。」と言われました。 「うはぁ~、やったぁ~」と、やっと緊張が抜けてきました。 その後、しばらくして卒業証明書等の作成がされ、無事に自動車学校を卒業することができました。 これでもう自動車学校は卒業なので自動車学校に行く必要はありません。 休み時間だったら先生とかに一言挨拶しようかと思いましたが、教習時間だったので そのまま帰ることにしました。 これで教習日記を終わろうかと思います。 何か皆さんの参考になればと思いますが・・・何も参考にならないですね^^; いままで読んでくれた皆さんありがとうございました。 そして自動車学校の先生方、本当にありがとうございました。 これからも安全運転に気をつけてがんばっていこうと思います。 |
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