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サッカー観たよ!
風御のサッカー観戦記
サッカーを観よう! というわけで、風御のサッカー観戦記です。
と言っても、風御はあまりサッカーに詳しくないんで、サッカー場の雰囲気を伝えたいなぁ。
そう、サッカーを知らなくても楽しめるような内容をね(^^)
★風御、はじめてのサッカー観戦
04/19/97(Sat) '97 J.LEAGUE 1st Stage:浦和vs広島/in国立
某4月19日(土)、風御は初めてサッカーを観に家を出た。
駅から降りて、歩道橋を渡った。
しかし・・・
迷った。(おい)
いや、ちょっとだけ迷った。
まあ、そんなことはともかく・・・
かくして、国立競技場の門をくぐったのだった。
12時半(キックオフが3時)くらいなら、席も空いているだろうと考えていたのだが・・・
さすが、レッズ。ホームの1階席(*1)はもう埋まっていた。
(ちなみに一番「燃え」られるゴール裏は2階席まで既に埋まっいた!すごいぜ!)
とりあえず、指定席に近い真ん中くらいに席を陣取る。
そして、しばらく待つ。
しばらく待つ。
しばらく待つ。
長いっ!(当然、2時間以上もあるのだ)
しかし、2時を過ぎるとホーム側自由席はほぼ満員になり、早めに来たのが正解だと認識するのだった。
さて、始まる数分前になると、なんとも「熱いっ!」としか言えないであろう雰囲気に包まれて来た。
と、上の方から応援の声が聞こえてきた。どうやら、田畑(*2)の母校の西武台高の後輩が集団で応援しているようだ(ごめん、聞こえていたらもっとちゃんと書けたのに)。
すると、ゴール裏のレッズサポータが「武台!武台!」(多分こうだった)と応援するじゃないか!
さらに、後輩集団は「うら〜わレッズ! うら〜わレッズ!」と応援を返したのだ!
さらに、あの川渕チェアマン(*3)もスタンドに現れ、今度は川渕コール!
風御はこの時点で既に来て良かったと思ったのだった。
試合が始まる。
前半、最初のうちはレッズペースで進み、サポータ達の応援も余裕のある、選手を助けるものだった。
しかし、決定機が少なくじれてくると、余裕のある応援が祈りに、そして、いらだちに変わってきた。しかし、そのまま前半は終了してしまう。
そして後半。始まると同時に・・・
『うーらーわー・・・カモンカモンカモン、
う・ら・わ、カモンカモンカモン〜、
う・ら・わ、カモンカモンカモンッ』
そう、レッズサポータ達の、アウエー席側にいるレッズイレブンにまさに、
「こっちに来てゴールしてくれ!」
という、非常に燃える(手招きをする動作も加えた)応援でサポートを始めた!
競技場のボルテージは一気にヒートアップ!
レッズの動きも、気持ち良くなったように見えた・・・
しかし・・・
決定機に弱いのか、シュートははずれ、セーブされ、そして、次第に相手のペースになってきたのだ。
相手のコーナーキック、それはサポータにとって最も祈る時である。
レッズサポータは、その祈りをGK田北 雄気(*4)への応援となって表れる。
『ゆーきぃー、ゆーきぃー、たきーたゆうきぃー』
(『ビジネスマーン、ビジネスマーン、ジャパニィーズビジネスマーン』に合わせてね(^^;;;)
その祈りが通じたのか、ピンチは田北のスーパーセーブによって避けられた。
あまりにも攻めあぐねているレッズは、2人のFWを交代で入れ、点を取りに行く。
しかし、それが裏目出た。
このまま、前後半が終わり延長か?という雰囲気が流れ、緊張がとぎれた瞬間、相手のコーナーキックがレッズのゴールネットを揺らしてしまった!
『あぁぁ』
場内にもれるためいき・・・が、しかし、まだ勝負は捨てられなかった。
左サイドを駆け上がっていくレッズの選手、一気に中央から相手ゴールに近づく。「これが最後のチャンスだ」「決めてくれっ!」
サポータ達の想いと、ゴール前のセンタリングが重なる。
ネットが揺れた!
舞い上がる紙ふぶきと歓声、喜ぶサポータ達・・・
しかし・・揺れたのはサイドネットであった。
こうして、試合は終わった。
たしかに、試合には負け、内容もあまり良いとは言いがたい。
しかし、風御はこの競技場とサポータ達の雰囲気を味わう事ができて、大変満足していたのだった(*5)。
- (*1)ホームの1階席
- ホームとは、主催者側のチームの事(野球と同じですね)で、席はメインスタンド(TVで見る方)から見て左側である(例外あり)。
ちなみに反対側はアウエー(アウエイ、アウェイ)と言う。
本当は、国立にちゃんとした1階、2階と言う言い方はないようだ。
- (*2)田畑 昭宏
- レッズのDF。ルーキーながら1997年の公式戦ほぼ出場していた。背番号29。(1997年当時)
- (*3)川渕チェアマン
- Jリーグで一番えらい人、と思えば十分。Jの発展にいろいろ苦労している。
- (*4)田北 雄気
- レッズのGK。1996年はJリーグ最少失点、JリーグGK初得点を記録。
さらにベストイレブン候補に名を連ねた。背番号16(1997年当時)。2000年までレッズに所属。
- (*5)
- なお、この内容は風御の記憶をもとに書いているので間違っているところがあるかも(^^;;;
Copyright 1996- Fu-gyo,風御