Scene8“意思疎通は難しいけど、そのズレもまた楽しい”

GM:ところで、通常の歩行スピードってどれくらい?

ルネ:時速4kmだねぇ、普通に歩くなら。

GM:10時間以上かかってあなたたちは目的の場所へ(笑)……って訳にもいかんので道中を解説してくれ。

ピース:サンドイッチしか食べてないので「おなか空いた〜、おなか空いた〜」

GM:すると、あなたの目の前で美味しそうなトカゲが“空を飛んで”います(笑)

カレリン:(即座に)食いつく!

一同:え―――――――っ!?

ピース:「やめてくださいぃ〜。あぁ〜、食べないでぇ〜」

カレリン:「仕方がない。半分分けてあげよう」ブチッ(千切る)

ピース:「あぁああ〜千切らないでぇえええ〜」(爆笑)

ここで勘違いが合ったらしい

GM=野良ドラゴン

ピース=パピー

カレリン=????

ルネ:見なかった事にしよう。

ピース:「ちょっと待ってください。ここにある黄色い草は食べれますよ……むしゃむしゃ」

カレリン:「そんなもん食えるのかな……」

ピースGM、どう?

GM:……腹が痛い(笑)

ピース:「だうー、だうー」(苦)

休憩して食事をとろうとする一行。しかし、保存食をもっているのはウィルナだけだった……

GM:何の準備もせんと村を出るから。

カレリン:フライパンなら持ってるんですが(笑)

GM:道のりの1/3も行くと峠の茶屋が見える。

ピース:着いたらトイレタイムいくわ。駆け込む。

GM:ガタッ、バタン!∂〒⇔P―――――――――――(笑)

各自、メシを食う

ルネ:お店の人にあとどれくらいで山賊のアジトに着くのか聞いてみよう。

GM(店員):「ここは、峠の茶屋です」

ルネ:ぶしっ!(鼻血&耳血)

ピース:コンピューターRPGか!?(笑)

GM(店員):ウソです。いや、ちょっと考えさせて欲しかったんだ(笑)え〜と……(峠の茶屋の人間が知るわけないよな)「山賊のアジトなんてここら辺に在るのかしらん?噂は聞くけど、場所は知らないわん。あははん」

一同:…………(苦笑)

GM:……いや、茶屋の看板娘を表現してみたんだが(笑)

ピース:それじゃあ、場所を占ってみよう(ダイスを振って)……17

GM:ビビっときました。ここから30km西へ行ったところにある、とでました……まあ、1/3進んだわけだし。

カレリン:茶屋の人に、また嘘八百並べる。3人くらい追加で姫を助けたことにして(笑)

GM:めちゃくちゃ感動している。

ルネ:吹いてる〜。

カレリン:昨日、他のメンバーに話したことは忘れてる。

GM(店員):「サインしてください」

ピース:「私がしてあげましょう……」

GM(店員):「騎士さまの従者の方ですね?」(笑)

ルネ:プライドが傷ついた?

ピース:「“じゅうしゃ”ってなんだろう?」と思いながら「じゅうしゃピース」って書く(笑)

GM:それはサランラップに包まれて壁に貼られたよ(笑)

ルネ:うわ〜……

GM:さて、一休憩して丁度昼もまわったくらいかな。

ルネ:それじゃあ、歩きましょうか「この分だと、野宿かなぁ」

GM(店員):「大丈夫。このまま西へ向かえば、日が暮れる頃には町に着きますよ。」

ウィルナ:「ありがとー」

ピース:(ボソッと)「1人しかいなければ、看板娘になるってわけですね」(笑)

GM(店員):「ギラリ!」(睨)「カッ!カッ!カッ!」っとお盆が君の足元に刺さるよ。

一同:こえ〜、走って逃げる(笑)

GM:どうも行く先々でけんかを売ってしまうらしいな。

ルネ:町を目指して一直線!

ピース:社交辞令という言葉を思い出して練習するよ。

GM:対象は?

ピース:(ウィルナを見る)

GM:……また、一番危なそうなところを……(笑)

ピース:「やあ、あのー……」

ウィルナ:「ん?」

ピース:「そのー……」

ウィルナ:「ん?」

ルネ:いい感じだ。なんか気があるかの様にすら聞こえる(爆笑)

ピース:「良い……きれいな……きれいな鎧だね〜」(笑)

GM:なんとなく、キャラが掴めてきたよ(笑)

ウィルナ:「ダマスカスと水晶製だからね〜」(怒)

ルネ:「ねぇ〜、この人頭よわいのぉ〜?」(笑)

ピース:満足気に頷いて1歩後ろに下がるよ。

GM:ちなみに単純に知力だけならパーティー中、最も高い。まさに紙一重(笑)

Scene9“無駄かどうかは受け手が決める”

GM:そうこうしているうちに日も暮れて「ああ、そろそろヤバイっス。うら若き乙女が出歩く時間じゃないっス(?)」ってぐらいになって、やっと……

ルネ:ってーところで「やったぁ〜町が見えたよぉ〜」

ピース:「疲れた……」と言っておもむろにユニコーン(ニーチェ)を呼び出して乗っかる。

GM:「べっ!」落された(笑)

ピース:「なんで〜?」(笑)

ルネ:そりゃ、男は……

GM(ニーチェ):「ビッ!」っと蹄で指差して(?)「あんた、心が汚いのよ!」(爆笑)

ピース:「ウソだ〜!」(笑)

ウソです。正解は“男”だから。

ピース:「なんで今更こんな所で」っていうツッコミが欲しかったのに〜。

ルネ:ユニコーンを見たことのない小娘は「馬だー!」

GM(ニーチェ):!!「シュ!シュ!シュ!シュッ!」(蹄パンチで威嚇)(笑)

ピース:僕に原因があるんじゃなくて、このユニコーンに原因があるんじゃねーのか?

GM:なんで?(白々しく)

ピース:僕は、心は、白いさ(笑)

ルネ:その前に男でしょう。

GM(ニーチェ):「ふっ!(笑)」って顔をして逃げていった「パカラッ!パカラッ!パカラッ!……」

ルネ:すげー、信用がねぇー

GM:今日は虫の居所が悪かったらしい(ウソ)

ルネ:戦闘中に呼び出したら敵に回りかねない。

ピース:「困りましたね」しょうがない、ドキドキしながら3匹目を呼ぼうとする。まだ呼んだことの無い……(爆笑)

ウィルナ:胸倉つかんで「行くよ!」

ピース:「ああ〜」引きずられてく。

GM:とかやってるうちに町に着いたよ。都市と呼べるようなものではなく、ごく小規模な町ですね。最近、治安が悪くなっているせいか、丸木を組んで作った柵が町を囲んでるよ。

ルネ:とりあえず門のところに行こう。

カレリン:へらへらしながらついて行く(笑)

GM:すると、門番みたいな……門番と言っても門の所にいるからわかるようなもんで、服装は粗末で、安っぽいセコイ鎧とセコイ槍をもったセコイ顔をした青年が立ってるよ(笑)まぁ、貧乏な町が有志を募って集めた地元の青年団って感じに見て取れるであろう。

ルネ:立てよ、村民!(笑)……あ、町民か。

GM(門番):「あいや、待たれい!」

ピース:「なんですか?」

ウィルナ:立ち止まる。

ルネ:あ、なるほど。

GM:普通、いきなり町に入れるか〜?

ピース:それは世間知らずな僕に……

GM:納得した……ってちょっと待てい!いくら世間知らずでも今まで何度も経験してるはずだぞ!

ピース:ちょっとづつ学習してるんだけどね。ど〜もねぇ、幻獣暮らしが長くてねぇ〜(笑)

GM(門番):……便利なんだか、不便なんだか……「この町に何のようだ?」

ルネ:「盗賊を倒しに行く途中で、今晩はこの町で過ごそうと思ってます」

ウィルナ:その素直さにちょっと嫌気(笑)

GM(門番):「盗賊を倒す?」

ピース:「違います。占いをしにきました」

一同:…………(沈黙)

GM(門番):「(パーティー)一括り?」

ルネ:「あれの言うことは気にしないで。頭がおかしいんだよ」もう、行動からおかしいと思われてる(笑)

ピース:「頭はおかしくないですよ」(笑)おもむろにリュートを取り出して引き始めるよ。

ルネ:一体何処に入ってたんだ?

ピース:結構上手くてね、最高に盛り上がったところで一個音外す。

ルネ:びよん♪

GM(門番):「……まあ、いい」盗賊を倒すなんてプププーだねって感じで鼻で笑われた「まあ、ここで追い返して山賊に襲われても大変だしな」というわけで君たちは町に入れてもらえたよ。

ピース:「よかった、よかった」

GM(門番):「今日のところはさっさと宿屋に行って、明日になったらとっとと出て行きな」

ルネ:言われた通りにするよ、そりゃ。

カレリン:「この辺の柵はもうちょっと強く打っておいた方がいいな……」みたいな感じでアドバイスを送りつつ、中に入っていく。

GM(門番):「建築家か?」

カレリン:「……ええ」……しまったー!ちょっと青ざめるけど「みんなには聞かれてないな」とチェックしといてそのまま入ってく(爆笑)

Scene10“価値は受け手の数だけ在る”

GM:町に入ると、まったく人の通りがない。前の村よりもちょっと大きいぐらいで、やっぱ田舎よね〜って感じ。

ルネ:「住民税もろくに取れなくて交付金が大変なんだろうなぁ〜」

GM:日も沈んでいると言うのに町の明かりはちらほらです。

ピース:酒屋へ行ってみよう。

GM(酒屋の主人):「へい、らっしゃい」酒屋です。

ピース:「すいませんが……

GM:酒が売ってます。

ピース:まず、酒をもらおう。

GM:ビンでくれました。

ルネ:鮭をもらおう。(笑)

GM:新巻いてます(笑)

ピース:「この店のすみを使わせてもらえませんか?」

GM(酒屋の主人):「うちも客商売だからね〜。“酒屋”でされても困るよ。そういうことは“酒場”でやるもんだぜ」(笑)

ピース……?!そういうことか……

GM(酒屋の主人):ま、わざとやってたんだけどね(笑)「酒場ならあそこだぜい」と教えてくれたよ。というわけで酒場です。

ピース:酒場のマスターに聞くよ「店のすみを貸していただけませんか?」

GM:酒場のマスターはハゲでヒゲの大男。典型的なアレですな(ドレ?)人相悪いっす。

ルネ:傷入ってる?傷?(楽しそうに)

GM:傷入ってるよ!傷!

ルネ:棒持ってる?棒?

GM:何ぃ―――――!?(笑)

ピース:あまり悪い人にあったことないから……

GM(酒場の主人):「ギロリ!」と一瞥くれて「注文は?」

ウィルナ:「果実酒と……

ピース:あれ?

その後、ただのメシだの、フォアグラのソテーだの、みんな好き勝手に発言しやがる

GM:ちょっと待て、順番に言ってくれ。

ウィルナ:「果実酒と、メシと、部屋」

GM:3Gpもらおうか。

一同…………(沈黙)

ルネ……“G”!?

GM:うん、3金貨(きっぱり)

ルネ“G”!?

GM(酒場の主人)“G”です「払うのか?払わねぇのか?」

ウィルナ:(小声で)「高くない?」

GM(酒場の主人):「高かね〜よ、うちはいいもん出してるからなぁ〜」

ルネ:それは信じよう「きっといい物出してるんだなぁ〜」と思って素直に払う14歳。

で、全員なんだかんだ言いながらもしっかり払う……

GM(酒場の主人):注文を受けると「ちょっと待ってな」といって奥に引っ込んでった。しばらくして料理を持ってきたよ。

ピース:何を?

GM:なんらかの草のソテー(笑)

ピース:「それは、フォアグラじゃありませんね」

GM(酒場の主人):「ああ?これはこの町の近くで取れる“ふぉあぐら”って草のソテーだ」

一同…………(沈黙)

ルネ……暴利だ(笑)

ピース:「ぼってませんか?」

GM(酒場の主人):「ぼってない!」(笑)

ルネ:複雑な表情をしつつ悩み多い14歳はミルクを一気飲みするのさ。

ピース:その皿を持って入り口のところに座って一口食べてからその辺にいる犬に食わせている(笑)

GM:犬は寝始めました。

ピース:あれ?食って寝たの?

GM:いえ、食う前です(野良危険が迫ると寝る犬)

カレリン:ちなみに僕は行方不明宣言しておきます(さらっと)

一同:何ぃ―――――!!(笑)

カレリン:みんなが注文して食ってる間にすっといなくなります。

GM:わかりました。

ピース:もしかしてここが?町じゃなくて盗賊団のアジトってこたぁねーよな?(笑)「おかしいなと思って犬に食べさせようと思ったら寝ちゃいました」と言う。

ルネ:「自分の幻獣に食べさせればいいのに」ってボソッと言う。

ピース:「あまり美味しくないから食べさせたら可哀相かと思いまして」

GM(酒場の主人):「旨くねーとはなんだ!」

ルネ:「その辺にいる犬はいいんだね……」と言って冷めた目で見る。偽善者め……(笑)

ピース:「いや、この前泊まっていたところの犬は、こういったものをいっぱいもらっていましたから、犬はこういう物を食べると思っていたんです」

ルネ:「じー……」

ピース:「本当です」

ルネ:「じー……」

ピース:「本当です」

ルネ:「じー……」

ピース:「本当です」

ルネ:折れるまで見続ける(笑)

ピース:折れないよ〜(笑)

GM:じゃあ、ずっと見詰め合っててくれ(笑)

ピース:5Gp損した〜。

ルネ:犬に食わすから……

ピース:違う違う。フォアグラのソテーで草が出てくると思わんかった〜(笑)

ルネ:ほんとに“ふぉあぐら”っていう草なんじゃないの?

ピース:それにしても高すぎるよな。

(ヒント:雑草です)

Scene11“格好良さって難しいね”

GMカレリンはどこにいるのかね?

カレリン:町外れの墓地にいます。

GM:ブフッ(吐)……墓地があったのか……(笑)

カレリン:真剣な眼差しのカレリンが花を手向けています。

ルネ:ここは酒でしょう。

カレリン:じゃあ、いつになく真剣な眼差しで墓に酒を「だ―――――――――!」っと(笑)

ルネ:(台詞)「おまえと一緒に飲む約束だったな……」

カレリン:勝手に!(笑)やがて、ぶるっとちょっと震えたかと思うと……

ピース:おしっこするの?

カレリン:くるっと振り返るんですが、その時はすでにいつも通りニヤニヤ顔で……

ピース:なんだしないのか(残念)

カレリン:曇っている空を見上げて「明日は嵐になりそうだ……」と言って、マントに包まってそのまま寝ます(爆笑)

一同:えぇぇぇぇぇぇ!!(笑)

ルネ:ホームレス!そこまでホームレス!!

カレリン:「なりそうだ……」じゃ格好悪いから「なりそうだぜ!」と言って……(笑)

どっちもどっちだ……

GM:そのカメラアングルから墓標の名前は見えるかな?

カレリン:そうですね。

GM:誰の?

カレリン:それは、息子の墓ですよ。あのますたーの……

GM:おお〜

カレリン:ちなみに僕は金払うのが嫌だからここで寝る(笑)

ルネ:せこいぞぅ!

Scene12“分岐?気付かれなきゃ、ただの自己満だね”

GM:宿屋だ。

ウィルナ:寝る。

ルネ:良い子は早く寝ます。

GM(酒場の主人):そうさね〜「一人頭3Gpもらおうか」

ルネ:高い……

ピース:「僕の占いの30回分」(笑)

ウィルナ:「じゃあ、いいわ」

GM(酒場の主人):「おぅ、そうかい。外は寒いから気ぃ付けなぁ」(いやらしく)

ルネ:う〜ん……

ピース:「僕もテントあるし、外でいいです」

ルネ:う〜ん、考えながらもやっぱり宿に泊まることにしよう。安全だし。

ウィルナルネみたいに金無いから!(笑)

ピース:寝てる犬を見て犬に話しかける「犬さん犬さん、そんなところで寝ていては風邪ひきますよ」

GM(犬):「zzzzzzzz」

ピース:あら……一緒に横になる(笑)

GM:じーっと見つめる酒場の親父の顔がピクッピクッと引きつってる。

ピース:どうやらここはダメらしい……他のとこ探そう……とぼとぼ歩き始めるよ。

GM:よしよし(はい、かかりました……)

ルネ:3Gp払って部屋に入ろう。

GM:うん、君には粗末な部屋があてがわれた。

一同:ぼってる〜。

ルネ:これがここの相場なんだと「山賊がここの人たちの心を荒ませてしまったんだ」と思いつつ寝る。