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森の領域(春)
油彩(P50号) 2002
 第二回夢広場はるひ絵画ビエンナーレ奨励賞



お馴染みのうさぎを森に遊ばせてみた。

自然讃歌を謳った「森の領域」と題する作品は、この(春)の他に(秋)がある。鬱蒼とした森は想像の中の架空の世界。

優しい風が吹いて木々が戦ぎ、注ぐ木漏れ日をキラキラと揺らしている。
動物達の棲家の「森」は自然の領域の一つだが、それぞれの領域に適応した生き物がいて、思いがけない所でふと彼らに遭遇することがある。

全神経と感情が研ぎ澄まされる瞬間だ!そんな遭遇の一瞬を絵にしてみたいと思う。そこで記憶の中にある幾つかの場面を融合させるわけだ。
第2回夢広場はるひ絵画ビエンナーレ」で賞を頂いた時の審査員のコメント「いかにも嘘っぽいバーチャルな世界が魅力的」が、この作品への奨励の言葉としてその後の制作への弾みとなっている。