八ヶ岳の春の風景、という点で2012作「春の落葉松林」と表情が似ているかも知れない。
小径と言うには少し幅広で地元民家に通じる道でもあるが、八ヶ岳の大自然に程よく溶け込んで思わず散策したくなる風情がある。
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点在する落葉松の真っ直ぐな幹と、それを撫でるように伸びた広葉樹のしなやかな枝とのアンサンブルが何とも魅力的だ。
過去に何度か鹿に遭遇したことがある。お互い身動きせず、視線を合わせた束の間の緊張感!
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やがて鹿は森に消えていった。「神々しいな」とさえ思う。
2月に仕上がったこの作品が、春の到来を一層待ち遠しくさせるようだ。
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