カールスバッド国立公園をでて、62号線を東にちょっとにょにょ〜っと走って、
カールスバッドの市街に入ったら 285号線に乗って(*)北へほにょほにょ〜っと向かって、
(*)自然合流みたいな感じで北行きの道に乗れます。
『スタンド・バイミー』でオープンカーに乗った悪ガキが郵便受けをバットで殴って遊んでるシーンのような田舎の風景を眺めつつ、
さらにむにょ〜っと北へ突っ走って、
82号線が見えたらそれに乗って西へ西へ、峠道を西へ西へ攻めまくって(*)、
(*)こういう峠や荒野の道で走ると、地元の方に比べてカリフォルニア仕込みの僕の運転は荒いとひしひしと感じます。
バリバリ伝説みたいな峠をさらにさらに突っ走って駈け抜けて、
54号線が見えたらそれに乗って南下して(*)、
(*)この辺りから WHITE SANDS の表示板がでてきます。
ちょっと行ったら ALAMOGORDO ってとこで 70号線に乗って西南へ下ったら、
あーらふしぎ、WHITE SANDS NATIONAL MONUMENT(ホワイト・サンズ国定公園)のビジターセンターに到着です。
……つまり;
起点のエル・パソから 東→北→西→南 って四角形を書いて走ったわけです(笑)。
エル・パソに戻って2時間北上するという手もありますが、同じ道を2度とおると鳥坂さんに怒られるので却下です(笑)。
北の峠道は気持ちいいのでお勧めですよっ!
カールスバッドから無休憩で3時間ほど走ったかな?
カールスバッドは NP(National Park = 国立公園)でした。
こちらは NM(National Monument =国定公園)です。
国立公園と国定公園の違いは謎なり。
入場料1人 $3.00 を払って、ビジターセンターから続く道をさらに15分ほどもぞもぞと走ります。
すると、……
白ぉぉおおおおおっ!
真っ白い砂の世界に突入です。
あたり一面、遥か彼方まで見渡す限り、白、白、白のエクスタシーです。
これ全部、砂ね。 白砂青松って言葉がありますが、そんなイメージの白い砂です。
ちなみに砂に貝殻は混じっていません(笑)。
……ってこの表現が通じるのは関西ローカルだけかな?
ほら、地平線の彼方まで白いです。
大地の広さのスケールが違います。
写真だと、なんだか雲がすごい感じになってて『母を訪ねて三千里』のオープニングテーマを歌いたくなってきます。
実際はスキー場と同じで、雲が切れると日光の照り返しがきついの。
完璧に砂です。
入り口で貰った日本語のガイド紙によると、原料は石膏(gypsum)らしいですぅ。
手で触るとさらさらですぅ。
ビジターセンターへと続く道も、ずっと真っ白です。
もちろん駐車場も真っ白。
ちなみに砂丘の中は立ち入り自由、遊ぶのも自由。
(*)ただし砂のお持ち帰りは禁止ですぅ。
砂浜のように思う存分 遊べます。
起伏があるから、滑り台みたいにして遊んでる子供もけっこういました。
また、バーベキュー施設もあったので、白砂に囲まれて肉をむしゃぶり食らうのも可であります。
ガイド紙に面白いこと書いてました;
・砂丘でのトンネル作りは危険です。 トンネルが壊れて、窒息することがあります。
……過去にそんなことやった奴がいるのか(笑)? いるから書いていると思われまーす。
・また、サンドサーフィンは、必ず座った姿勢で行い、交通事故を防ぐため、駐車場や道路から離れたところで行うようお願いいたします。
……サーフボードは見ませんでしたが、浮き輪に乗って滑ってる子供はたくさんいました。
・砂丘では迷いやすいため、単独でのハイキングは避けてください。万が一迷った際には、自分の足跡をたどって、元に戻ってみましょう。
……『戻ってみましょう』と言われても(笑)。 でもそのぐらい広いですし、なんせ目印もないものですから、あながち変な警告でもありません。
・それでも来た道がわからない場合には、日陰を見つけて座り、そこでレンジャーの助けを待ってください。
……日陰を見つけるのが大変だと思いますが(笑)。 でもホント、夜に迷ったら死ぬです。
(*)夜は入れません。
砂に生えるサボテンっちゅーか、花は鈴蘭みたいなーっちゅーか。
もろに門松!
尖がってる葉は暗殺武器にできそうなくらい硬くて痛いです。
ここには白とかげとかの動物もいるようですが、見れませんでした。
写真ではわかりづらいですが、坂を上から見下ろしてます。
滑り台遊びをしてるところです。
なんだかムキになって、駈け登って滑り下って、駈け登って滑り下って、駈け登って滑り下って、と体育会系遊びにハマってしまいます。
なんとなく砂と戯れたくなってしまう、楽しい公園でした。
同じ風景が広がっているので、5分ですぐに飽きる人もいると思いますが、
遊びはじめたらとまりませーん。
めちゃくちゃ楽しいでーす。
カールスバッドとはまったく違った意味で、お勧めです。
風紋です。
入り口近くは足跡だらけですから、これはかなりてくてくと歩いて遠くまできて撮った風景です。
幻想的な写真になってました(無修正です)。
ふと我に返ったとき、前後左右がこんな景色だったら怖いですね(笑)。