有栖川有栖




有栖川有栖

著者:有栖川有栖

作品名 出版社
学生編
月光ゲーム 創元推理文庫
孤島パズル 創元推理文庫
双頭の悪魔 創元推理文庫
作家編
46番目の密室 講談社
ダリの繭 角川書店
ロシア紅茶の謎 講談社
海のある奈良に死す 角川書店
スウェーデン館の謎 講談社
ブラジル蝶の謎 講談社
朱色の研究 講談社
英国庭園の謎 講談社
ペルシャ猫の謎 講談社
暗い宿 角川書店
絶叫城殺人事件 新潮社
スイス時計の謎 講談社
白い兎が逃げる 光文社

取り合えず。
作家アリスは新書と文庫と上製が混在してるので出版社で。


語り。

有栖川有栖で有名なこの2シリーズ。
そして、何故「探偵役」じゃないアリスなのか?!
まぁ、学生編と作家編があって、語り手が同一(アリス)なのに、探偵役が違うからなんですが。

まずは学生編。
創元推理『文庫』だったのでさくさくっと買ってみました。
前から興味あったし、まぁ、遅きに失したものの、自然の流れ。
面白かった。そしてアリスが可愛かった!!江上先輩も素敵だった!
先輩方も良いし、なんと言いますか、良い味出してます。

で、作家編(もう?!)。
これは、まずは近所の知り合いにお借りしました(そしていずれ買い揃えてしまうでしょう…(T_T))。
学生編では純粋なアリスですが、作家編は流石に大人。素直で可愛い性格を残しつつ…なんですけどね。
火村先生が暗くて格好良いです。そして、やはり脇が良い。


しかして。
何故、後ろ向きなんだ、この二人の探偵さんは。
そこが良いと言えば良いのですがね。背負ってるものが暗くて重いのよ。
まぁ、良いか。
ちなみに、この二つの世界はパラレルみたいです。片方のアリスが、片方のアリスを書いてる。
ともあれ。一読の価値あり、です。


関係ないけど、藤原は火アリもドリームも平気だったよ。
不思議だ。

2005.02.22