語り。
有栖川有栖で有名なこの2シリーズ。
そして、何故「探偵役」じゃないアリスなのか?!
まぁ、学生編と作家編があって、語り手が同一(アリス)なのに、探偵役が違うからなんですが。
まずは学生編。
創元推理『文庫』だったのでさくさくっと買ってみました。
前から興味あったし、まぁ、遅きに失したものの、自然の流れ。
面白かった。そしてアリスが可愛かった!!江上先輩も素敵だった!
先輩方も良いし、なんと言いますか、良い味出してます。
で、作家編(もう?!)。
これは、まずは近所の知り合いにお借りしました(そしていずれ買い揃えてしまうでしょう…(T_T))。
学生編では純粋なアリスですが、作家編は流石に大人。素直で可愛い性格を残しつつ…なんですけどね。
火村先生が暗くて格好良いです。そして、やはり脇が良い。
しかして。
何故、後ろ向きなんだ、この二人の探偵さんは。
そこが良いと言えば良いのですがね。背負ってるものが暗くて重いのよ。
まぁ、良いか。
ちなみに、この二つの世界はパラレルみたいです。片方のアリスが、片方のアリスを書いてる。
ともあれ。一読の価値あり、です。
関係ないけど、藤原は火アリもドリームも平気だったよ。
不思議だ。
2005.02.22
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