| 街に暮らす人々の日常生活…。 そこにはきれいごとだけではすまされない、どろどろとした人間模様がある。 人間が生きていくというのは、本来、そういうものなのだ。 毎日がおもしろおかしくあればいい という人生観がある。 一方で、一日一日を誠実に生きていくのがよい という人生観がある。 どちらも真実。どちらの人生を選んでも、正解だと思う。 それぞれが、それぞれの人生に満足しているならば、他人が口を挟む余地はない。 あなたの人生観は、どちらだろうか? 自分にとって善か悪か、『二者択一』の人生を潔いと思う人たちがいる。 でも、デジタル的な発想では、測りきれないものがあることに気がついた。 『どちらか』ではなく、『どちらも』。 お互いがお互いを補完しあうことで、見えてくるものがあると思う。 |
【『寒水魚』 ほかに収録】
（初稿 ２０００．０３．２４）
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