この曲を聴くと、悲しいというより、やさしい気持ちを感じてしまう。 わたしの出身地は、別に大都会でもなく、また大自然に囲まれた所でもない。 まあ、いわゆる普通の街である。多少、『お稲荷さん』で有名だというぐらいだろうか? 特に遠くに離れているわけでもないので、別に意識してふるさとを感じたことはない。 よくドラマに見られるように、夜行列車に乗ってふるさとに帰るということは体験がない。 しかし、この曲には、いつか自分の中に、自分のふるさとは、雪国であるようなイメージを 感じてしまうから、不思議なものである。 この曲が、ドラマ『北の国から…』のBGMとしても使われたというのも、なるほどと思われる。 ふるさとに帰りたいのに、帰ることができないジレンマを歌っているようだが、わたしには、その後 何年か経って、笑顔でふるさとのホームに帰ってきた彼女(?)のイメージが浮かぶような気が するのだが…。 握りしめた切符に染み込んでいるモノ…それは人によって違う。 しかし、それを振り払った時、人には、進むべき道が見えてくる。 道を決めるのは、他人ではない。自分自身だ。 前に進むあなたを、わたしは応援したいと思う。 でも、いつか、きっと、その道に疲れる時があるかも知れない。 そんな時、このホームは、いつでもあなたの出発点。 いつでも帰ってきていい場所なんだよと、覚えておいて欲しいと思う。 |