植物を育てていると、その生命力に驚かされることが多い。 枯れたのかと思っても、実は命の火は燃え続けている。 たとえ葉っぱ1枚になったとしても、上手に育てれば、そこから新しい芽が生まれてくる。 今育てているケナフも、そう。 たった一枚の葉っぱをちぎり、土に植えると、そこから根を張り、新しい葉を生やす。 大地のエネルギーをいっぱい吸い上げて、それを自分のエネルギーに換える。 枯れてしまった花は放置しておくと、やがて水が腐って、どろどろになってしまう。 でも、きちんと手を入れてドライフラワーにしてやれば、いつまでもその姿を保つことが出来る。 人の心も同じ。 傷ついたままにしておけば、心はやがて朽ち果てるだろう。 心の傷を癒すには、まず、ちゃんとケアをしよう。 そして、時が流れて、再び歩き出せるエネルギーに満ちてくるまで、じっと待つことだ。 |