「ちょっと思ったこと」

 先日、作曲家でアーティストの井上忠夫氏が自殺しました。古くはブルーコメッツのメンバーとして、“ブルーシャトゥ”をヒットさせたことが有名ですが、私の世代ではどちらかというと井上大輔名義で機動戦士ガンダム(劇場版)の主題歌“哀・戦士”をヒットさせた方が記憶にあります。

 ところで、今回の井上氏はあくまでも自殺ですね。ところが、芸能ニュースやスポーツ紙を見てみると、惜しい人を亡くした、とても残念、みたいな文字が並んでいます。また、ブルコメのベストアルバムが追悼盤としてリリースされるとか、もっとスゴイのは故人の残した作品をカバーしたトリビュートアルバムが出るらしいです。

 残した作品自体には素晴らしい作品もあるので何も文句は無いのですが、私、理由がどうであれ自らの命を自ら絶つことには絶対に賛成できません。だから追悼盤やトリビュートアルバムを出すのはおかしいと思えて仕方がないのです。本来これらはアーティストが天寿を全うしたり事故や病気や事件に巻き込まれるなどして惜しまれつつ亡くなった場合に出されるべきものではないでしょうか?今日の新聞には隣に美空ひばりのトリビュートアルバムの記事も出ていましたが、本来はこのようなものではないでしょうか。また、いかにも便乗商売みたいな気がするのも気に入りません。

 最近、大人でも子供でも命を粗末にして簡単に自殺をしたり、殺人を犯したりする人が増えています。今回の井上氏の件や、数年前の某ロックギタリストのように、自殺したアーティストをマスコミ、レコード会社が褒め称え、まるで自殺を正当化するような取り扱いをするのにもその一因があるのではないでしょうか。

(00.06.01)

「あすか その3」

 「あすか」、遂に終わってしまいました。なかなか感動的な最後でしたね。

 あすかは勝負に負けて店は倒産、その後再建のためにかつての仲間が集まって、ついに店は復活。しかしあすかは博士と一緒に青森へ旅立っていく、といった展開はいわば予定調和ですが、それが嫌みにならないのは朝ドラだからなんでしょうね。なんか、かつての日本サンライズのロボットものストーリー(ガンダムやザブングルやバイファムなど)みたいですけど(笑)。

 最終回とそのひとつ前で集まった登場人物達それぞれに思い出があり、ちょっとホロッとしてしまいました。個人的にはあすかが新人賞を競ったちょっと太った奴(名前失念)と明日香村での遊び友達だったサンペイが好きだったので、再登場はうれしかったです。

 あと、青森への出発を平成12年4月1日午前8時22分と正にリアルタイムにしたのがにくい演出でしたね。総合テレビ版は正にこの時間に放送しました。

 続きの「いつかちゃん」の物語も興味があります。いつかやってくれないかな。>NHKさん

(00.04.01)

「あすか その2」

あすか(オリジナル・サウンド・トラック)  「あすか」、面白くなってきましたね。来週はいよいよ店の運命をかけて親子の和菓子作り対決になるそうで、今後の展開が楽しみです。

 それにしてもこのドラマ、色々なアニメのエッセンスが詰まっています。物語が始まった頃は前回書いたように「めぞん一刻」、「となりのトトロ」、「アルプスの少女ハイジ」っぽさがありましたが、その後は「タッチ」、「美味しんぼ」、そして「巨人の星」を合わせたような展開になっています。

 次に出てくるのは何かな。

(00.02.12)

「荒井 注」

 2月9日に元ドリフターズの荒井注さんがお亡くなりになりました。

 荒井注がメンバーだった頃の記憶はほとんど無いのですが、思えば、初めて憶えた英語(単語ではなくて文)は“This is a pen.”でした。子供の頃には良く意味を理解せずにとにかく「リスイズアペ〜ン!」と言って友人とふざけ合っていたものです。

 今のドリフはいかりやの俳優活動、加藤、仲本、高木のこぶ茶バンド活動、志村のお笑いと完全に3つに分かれてしまいましたね。海の向こうのビーチボーイズが3つに分解してしまっているのと同じです。

 どちらももう一度集まってくれぃ!

(00.02.12)

「イエロー・マジック・オーケストラ」

YMO Go Home / YMO  YMOのベストアルバムが売れているみたいですね。初めてリマスタリングされた音源を使用し、選曲も細野氏自らによるものということで決定版と言われていますが、私、このアルバムには不満を持っています。

 まず、圧倒的に教授の曲が少ないこと。ソロのライブでも時々演奏される“音楽”、再生ライブで演奏された“CASTALIA”や、個人的に好きな曲でもある“MUSIC PLANS”、“PARSPECTIVE”、“邂逅”が収録されていません。これだけ収録されていないと教授と細野さんの不仲説がホントだったのかな、と考えてしまいます。

 あと、名曲“東風”、“中国女”がどちらもオリジナル・ヴァージョンではなく前者はDJミックス、後者はアコースティック・ヴァージョンで収録されていること。このベストアルバムで初めてこれらの曲を聴いた人はどう思うのでしょうか。ベストアルバムであったなら下手な小細工をしないでオリジナル・ヴァージョンを収録して欲しかったです。

 そして、最後に、ジャケ写のセンスの悪さがどうもいただけません(^^;。

 せっかく良い音でマスタリングされているのにとっても残念。

(99.10.29)

「あすか」

あすか役の竹内結子さん  最近ハマッているドラマがNHKの連続テレビ小説の「あすか」です。

 明日香村が舞台となったドラマですが、30年前の田舎の風景は「となりのトトロ」や「アルプスの少女ハイジ」を彷彿させ、京子(主人公の母親)の頑固さは「めぞん一刻」の響子さんを彷彿させるため(おなじ名前だ(^^;)、私の好きなアニメを混ぜたようなドラマになってます。

 まだ、始まって1ヶ月も経っていませんが、かけおち、家出、夫婦喧嘩と毎回登場するエピソードも見ていて飽きないし、それでいてしつこさやねちっこさが無くあっさりしているのが良いです。ま、朝のドラマだと言うこともあるかと思いますが。

 来週はハヤタ博士を巡って主人公あすかちゃんと舞ちゃんの三角関係も始まるのでこれからの展開が楽しみ(^^)。

(99.10.23)

「音楽は経済のドレイじゃない」

 最近テレビを見て思うのですが、やたらジョン・レノンの曲を使ったCMって多いですね。ちょっと考えただけでも“オール・ユー・ニード・イズ・ラブ”、“平和を我らに”、“カム・トゥゲザ”などがあります。

 これらが使われているCMを見ていると、なんかジョンの作った名曲をバカにしているような気がして仕方がありません。しかもジョン本人が歌っているものではなく、別の誰かが歌っているものばかり。

 ジョンばかりではなく最近ではドアーズ、スリードッグナイト、デュラン・デュラン、ちょっと前ならクィーンの曲がCMに使われていて、なんだかなぁと思ってしまいます。

 これらの名曲を最近のCMタイアップのことしか考えていないような曲と一緒に扱って欲しくありません。

(99.10.15)

「Run Devil Run」

Run Devil Run/Paul McCartney  ポールの久々の新作は2枚目のロックンロール・カバーアルバム。

 これがスゴイです。とても5*歳のオヤジとは思えないほどのハイテンション。ドラムはイアン・ペイス、ギターはデヴィッド・ギルモア、ポールは全曲でベースを担当ということでメチャクチャロックしています。それにしてもポールのベースはいつ聴いてもカッコイイ!

 まったく、このオジさんは落ち着くと言うことを知らないのか(^^;。

(99.10.13)

「音盤夜話」

Pet Sounds/THE BEACH BOYS  遅くなりましたが、先日BSの「音盤夜話」で「ペット・サウンズ」の特集がありました。このアルバムに関してどんなトークが行われるのか期待していましたが、結果的に言うと、やっぱりこのアルバムってマニアックなのですかね(^^;。

 ピーター・バラカン氏や近田春夫氏はアルバムとして聴いたことがなかったらしく、司会の萩原健太氏と全然話がかみ合わなかったりして(^^;。ゲストの黒田氏や佐橋氏は殆ど話に加わらず、つめがイマイチでした。
 たしかにこのアルバムは一回や二回聴いたくらいでは良さが全然わからないです。数十回聴かないとわからない。だからちょっと聴いただけの生半可な知識だと全然話にならないんですよね。ホントに素晴らしいアルバムなのにそれを他人に奨めるのが難しいんですよ。

 とにかく何回も聴いてみるしかないんです。もっと聞き込んでください。>近田氏とピーター氏

(99.10.02)

「DVD」

The Lost Concert(DVD)/THE BEACH BOYS  DVD、思ったよりも良いですね。大きさもCDと同じで扱いやすいし、値段もCDとそんなに変わらないし。おかげでまだプレーヤ買って一ヶ月経っていないのに、ソフトを10枚も買ってしまった(^^;。

 初めはLDとそんなに画質的にも変わらないものだろうと思っていたけど、ものによっては明らかにDVDの方が綺麗ですね。LDでは横縞が出やすかったけど、DVDには現れないみたいだし。あと、VIDEO CDの画像の悪さがあった(動画なんて見れたもんじゃないですね)ので、画像圧縮ってものに疑問を持っていましたが、これもDVDでは全く気になりません。

 既にLDの置き場が小さくなっているCD屋さんもありますが、LDに取って代わる日も近いかもしれませんね。

 個人的にはLDはジャケ写が大きいので、捨てがたいものがありますが…。

(99.08.30)

「ウルトラセブン」

ウルトラセブン Vol.1  7年前に買ったLDプレヤーの調子が悪く、自動ランダム再生機能(笑)まで勝手に装備する状態になってしまったので、遂にDVD/LDコンパチプレヤーを購入してしまいました。

 で、最近巷で話題になっている「ウルトラセブン」のDVDを買ってみましたが、これはスゴイです。かなり時間をかけてノイズ、傷取り作業を行っているらしいですが、今まで見た中で一番綺麗な画質だと思います。あまりに綺麗すぎてピアノ線までくっきり見えてしまいます(^^;。

 作品自体のクオリティも高いですね。この年になって改めて見てみると、物語の奥の深さに驚かされます。子供向けの特撮なんて思っている人にこそ見てもらいたいです。

 それにしても技術の進歩は恐ろしい。30年以上も前の作品がこれ程高画質、高音質によみがえるんですからね。

(99.08.26)

「八月、最初の水曜日」

SUNNY SIDE/渡辺満里奈  8月になり、暑い日が続いていますね。私は今夏休みの真っ最中なのですが、ウーロン茶や麦茶など冷たいものを飲んではボーッとしている毎日を過ごしております(^^;。

 さて、私は8月になると毎年必ず聴くアルバムがあります。渡辺満里奈の「SUNNY SIDE」というもので、理由は一曲目のタイトルが“八月、最初の水曜日”だからなんです。そう、今日は8月第一週目の水曜日ですね。というわけで今年もこのアルバムを聴いて過ごしました。あと、“夏の短編”もこの時期にはピッタリの良い曲です。

(99.08.04)

「第七の月」

 今年の7月は私にとって忘れられない月になりました。まず、第一に、絶対に本人を生で見る事なんて出来ないだろうと思っていたブライアンのコンサートに行くことができ、ブライアンの人間味、そして曲のすばらしさを再認識出来たこと、そして第二に、来年でファンになって丸20年の坂本龍一が何故か(?)オリコン連続1位になったこと、そして鈴木あみのコンサート初日へ行くことができたことなど、イベントがたくさんありました。

 あと、忘れてはならないのが天気の良い日に日比谷公園を散歩したことと、知り合いみんなで作った小冊子を某芸能人に渡すことが出来たことですね(^^;。

 恐怖の大王なんて何のそのデス。

(99.07.24)

「アリガト、ブライアン!」

 ブライアンは私達の目の前に姿を現してくれました。目の前で歌っているのは間違いなくあのブライアン・ウィルソン…。

 こんなに人間味溢れるコンサートも最近では珍しい。観客とステージの一体感、盛り上がる客に呼応するように更にノリまくるブライアンとバンド。もうすべてが感動のステージでした。

セットリストはここに載せておきます。

おつかれさま、そしてたくさんの感動をありがとう、ブライアン!

絶対にまた会えることを信じています。

(99.07.16)

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