All Right All Night 平和だからさ快青の日に新しい蘭を見に行こう:〜たとえばこんな探偵&怪盗奇談〜

1.探偵と彼女、と、怪盗と彼女(探偵は西にあらず)

 探偵と彼女
「ねぇ、明日本当に大阪に行くの?」
「嫌?」
「いやじゃないけど……だっていつもは嫌がってるじゃない。あの二人が来るの」
「たまにはさ、遊んでやろうと思って」
「わたしは別に良いけど。久しぶりに逢えるんだぁ」
「……オイ」
「彼女の方だよ。どうしたの?」
「何でもねぇよ」

 怪盗と彼女
「大阪ぁ!たこ焼きとお好み焼きと…かに道楽と…あと何だっけ?」
「食いもんを食いに行くんじゃねーんだぞ」
「わかってるよ、遊びに行くんだよね」
「そう」
「で、あの二人も大阪に行くの?」
「行くよ」
「そっかぁ、じゃあ遊べるね」
「そうだな」

 探偵と怪盗
「で、どうするんだ?」
「あのなぁ、おまえの方が言ったんだろ。オレにあいつをからかういい手段があるからって」
「言ったけどよぉ……おまえにもこれがいい案か考えて欲しいんだよ!!」
「実行すんのはテメーじゃねえのかよ!!!」
「そんな怒るなって、な」
「呆れてものが言えない…」
「だからさぁ」

 彼女と彼女
「でどうするんだっけ?」
「クラッカーならして、この紙を見せれば良いんだって」
「それでうまくいくの?」
「行くって言ってたよ?ちょっと信じられないけど」
「あの二人で結論だしたんでしょ?だったら大丈夫よ」
「そうかなぁ」
「うん、そうだよ」

2・西やで西

「和葉ぁ、今日の夕飯どないすんねん?」
「おかんがなうちに来たったらえぇっていっとったから…。平次、今日の夕飯はアタシの家やと思うよ」
「ホンマ?それやったらオレの部屋におるより、和葉の部屋におったほうがえぇんと違うか?」
「えぇやんかぁ、平次の部屋におったって……」
 今、和葉はオレの部屋におる。
 今日からの三連休。
 オレと和葉は久しぶりに東京にいかんで大阪におることにしたんや。
 たまにはこんなんもえぇやろ。
 そう思ってな。
 まぁ、和葉に懇願されたっちゅうのもある。
 ホンマ、しつこいで和葉は。
 東京に行って工藤と蘭ねーちゃんの邪魔何てしとうない言うてな。
「そんなに行きたいんやったら平次一人で行き。アタシは大阪市内でナンパでもしてくるから」
 と言われたときはメッチャ焦ったわ。
 まぁ、そんなことされてアカンことになったらしゃれにならん。
 せやから、東京に行かんと寝屋川の自宅で和葉とおるっちゅう訳や。
「あいつら何やっとんのやろなぁ」
「…そん何きにせんでもえぇやんかぁ。アホ」
「アホっていう言い方はないやろ」
「他にどない言い方があるっちゅうねん」
 工藤達のことを気にしとるオレに和葉は怒りだす。
 せっかくの三連休がいい思い出になるかならへんかの状況になりだす。
 アカン、ここで和葉の事を怒らすわけにはいかへん。
「和葉、そう怒るなや。オレが悪かった。な、和葉」
「別にえぇよ」
 ふぅ……。
 とりあえず、大丈夫や…。
「和葉ぁ、友達がきよったよ」
 和葉の家の方からおばちゃんの声が聞こえる。
「誰やろ?平次、ちょっとアタシ行ってくるわ」
 そう言って和葉はベランダから家の方に戻る。
 誰何やろ。
 ふと疑問に思う。
 迷惑なやつやで、そいつ。
 せっかくの一時を邪魔せんといて欲しいんやけどな。
 ホンマ誰や!
 早く和葉戻ってこい。

3.連れ出し!!!

「よ、平ちゃん」
 振り向くと、いつの間にオレの部屋にきよったのか快ちゃんが正確にはキッドがおった。
「どないしたんや?キッドの格好なんやしおって」
「ん?ちょっとね」
 とキッドは言う。
「何や、またなんか盗みにきたんか?」
「まぁ、その通りなんだけど」
「で、今回は何や?」
 オレの言葉にキッドはニヤッと微笑み答える。
「西の名探偵」
「は?」
 西の名探偵?
 ってオレやんか!!!!!
 空耳、空耳や。
 オレのこと盗む訳ないやんか!!!
「ちょ、ちょいまち、何を盗むんや?」
 オレはもう一度、キッドに聞く。
「だから、『西の名探偵服部平次』を盗みにきたんだよ」
 はああああああああああああああああああああん?
 何でオレが盗まれなきゃあかんのや!
「どういう意味や!!なんでこのオレが盗まれなきゃあかんのや!!」
「復讐…のため。って言ったらどうする?」
 な、…何でオレが快ちゃんに復讐されなあかんねん……。
「オヤ、耳を澄ませてみるといいですよ。服部探偵」
 キッドのその言葉ににオレは耳を済ます。
 何かが破裂するような音がした。
 そして次の瞬間
「きゃああああ……」
 と和葉の叫び声。
 な、なんや!!!
 オレは快ちゃんをほっぽいて和葉の家にベランダから行く。
「おばちゃん、和葉はどこいったんや?」
「和葉やったら、蘭さんと青子さんやったっけその子達と遊びにいったで」
 ハイ??
 ど、どういうことや!!
 さっきの破裂音見たいなのはなんや!!!
「あぁ、クラッカーの音と違う?」
「クラッカー???」
 目線を床に下ろすとクラッカーの残りかすが残っていた。
 ………どういうことやこれは……。
 部屋に戻ると快ちゃんはおらず、玄関の方から声がする。
「えろうすんまへんなぁ。わざわざ迎えに来てもろうて…。工藤君も黒羽君も遠路はるばるご苦労様で……」
「いえ、いつもは平次君が東京に来てるので、たまにはこちらから行くのも良いかと……」
 工藤や!
 工藤がおる!!!
 で、なんでおかんと会話しとんのや?
「平次、きよったんか。工藤君と黒羽君が遊びに来てくれはったで」
「では、平次君をお借りします」
「よろしゅう頼みます」
 工藤とおかんの会話を聞いていたら何や恐ろしゅうなってきた……。
 お借りしますってどういうことや?

4.連れ回し

「どこにいくんや?」
 そう聞くが二人は答えない。
 オレの車の運転席に乗ってるのは工藤。
 助手席に座って大阪の地図を見ているのは快ちゃん。
 オレはというと後ろに座らされている。
「お前ら蘭ねーちゃんや青子ねーちゃんが心配やあらへんのか?」
「蘭達は青子ちゃんが運転する車に乗ってる。だからナンパされる心配なし」
「青子結構車の運転上手いんだぜ」
 話しを変えたオレに二人は答える。
 上手いっちゅうてもなぁ。
 大阪の道路はそこら辺の道路とちゃうねんど。
「大丈夫だよ、助手席に和葉ちゃんに乗ってもらってる何かあったときは変われる。蘭は方向音痴だからオレがいるとき以外乗るなっていってある」
「和葉、スピード狂やで」
「だから、運転は青子なんだよ」
「大阪の車は交通違反めっちゃするんやど」
「こっちが悪くないかぎり平気」
 オレの言葉に二人は全然聞く耳もたん。
「あのなぁ、心配はあらへんのか?」
「大丈夫、待ちあわせ先は決めてある」
「せやからどこにいくんや!!!」
 オレの怒りに二人は顔を見合わせ信号で止まったのを良いことにオレの方に振り向く。
「な、なんやねん」
「服部、今日何の日かわかってるのか?」
「第2土曜日や」
 すぱっといったオレの言葉に工藤と快ちゃんは二人だけで話し始める。
「わかってねぇのかこいつは?」
 何がや?
「なんかかわいそう…」
「あぁ、かわいそうだ」
 誰がかわいそうなんや?
 オレがか?
「どうするよ、新一。ほっとくか?」
「…こいつをほっとくのはかまねーけどよぉ。向こうをほっとくのはまずいだろ」
「確かにそれは言えてる」
「しょうがねぇ、何とかしてやるしかねーだろ。でもやることはきっちりと」
「だな」
 二人の間で話しがまとまったらしい。
 オレを見て同じ顔で何かを思いついた顔して見られたときは嫌な汗を背中にかいてしまったのはいうまでもなかった。
 ど、どういうことや、いったい。

5.ホントのところ〜怪盗と探偵二人の会話〜

「せやけど、工藤のところ電話すると必ず、蘭ねーちゃんおるよな」
 オレはふと思い立ちこの頃疑問に思っていることを工藤に聞く。
 何故か、必ず蘭ねーちゃんがおるんや。
 ケータイやとそうでもないんやけど、自宅の方にかけると大概おる。
 蘭ねーちゃんが出たときもあったな。
「そりゃそうだよ。ほとんど半同棲だろ」
「半同棲っつう訳じゃねーよ」
「ほとんどそうだろ?蘭ちゃんは寝るためだけに家にかえるんだろ」
「………まぁ、そうだけどよぉ……」
 快ちゃんの言葉に工藤の声が心なしか小さくなった。
「オメーだって、そうだろ?蘭が言ってたぜ。プチ同棲見たいだってな」
「ば、バーロ。何でオレが青子とプチ同棲なんだよ」
 快ちゃんは工藤の言葉に顔を赤くしながら反論した。
 …、これはホンマのこと何やな?
「オォオォ、なんや楽しゅうやっとんのやな。二人とも」
 からかい口調で言ったのがまずかったんか、二人はオレのことをにらむ。
 快ちゃんはオレの方を向いて。
 工藤はバックミラーごしに……。
 そのままで終わるかと思うとったオレに追い撃ちをかけるように言い始めた。
「だいたい、オメーが電話してくるときはいつも隣に和葉ちゃんがいるじゃねーか。何時であろうともな」
 そ、そないなこと……あらへん。
「そうそう、聞いたぜ、和葉ちゃんの所に電話したときはいつも平ちゃんが隣にいるってな」
 そないなことあらへん!!!!!!
 そないなことあらへん!!!
「和葉が隣におらんときもある」
 言った後で気がつく。
 な、なんやまずいこと言ったかもしれへん……。
「夕飯はだいたいどっちでだ?」
「寝るときはどっちのベッド?」
「おいしいよなぁ。家が隣通しで、部屋もとなり通し。でベランダ越えるだけで彼女の部屋に行けるって言うのは」
「おいしすぎるじゃねーか」
「歩かなくて良いって言うのはいいよな。隣の部屋に行くかのように彼女の部屋に行けるっていうのは」
 な、な、な、な、そこまでしっとんねん!!!!
 オレはいうた記憶ないど?
「あのなぁ、電話の最中に「あ、和葉がベランダ越してこっちにきおった(平次ボイスね)」って言っててわからないはずがねーだろ!!」
 快ちゃんに言われてしもうた。
 やってやって……。
 つい言いたなるねんから。

6.平和だからさ快青の日に新しい蘭を見に行こう

「あ"っ」
「な、なんだよいきなり」
「驚かすなよ!!」
 オレの声に工藤と快ちゃんは驚く。
「工藤、その道左に曲がってそこのデパートの駐車場に入ってくれへんか?」
「ハイハイ。やっと思いだした見たいだな」
 工藤の言うてる意味がわかる。
 オレは何か忘れていることがあった。
 それがずーっと心にひっかかっとった。
 どこかでまぁ後で思いだせばええそう思うとった。
 和葉が何か機嫌悪いんはオレが東京に行きたいからやと思ってた。
 けどホンマはちゃうかったんやーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
 工藤が車を止めたと同時にオレは車を降りあの二人に見られんように猛スピードで目的の売り場に向かう。
 今日があの日や!
 そう思うとった何日か前にここにきて一応物色しとったんや。
 で、買いに行こうと思うとったときに事件が起きて…それ解いてたら忘れてもうたんや。
 和葉怒ってんやろな……。
「どれにするんだよ。平ちゃん」
「服部、早く選べよ」
 オレが見てる目の前で二人はにやにやと笑って言う。
「向こういけや。お前らには関係ないやろ」
「そうだな、新一。俺達だけで先に行くか」
「そうだな。蘭達を待たすわけには行かないしな」
「……とってつけたような達だな」
「とってつけてるわけじゃねーよ」
「ハイハイ」
 そう言って工藤と快ちゃんは行こうとする。
「ちょっとまてや。車の鍵はおいていけ」
「何で?」
「当たり前やろ?オレの車やど」
「服部、どこで逢うのか知ってるのか?」
 工藤の言葉にオレは詰まる。
 アカン、オレ知らんかったんや。
「服部、さっさと選べよ」
「そうそう、この駐車券に判押してもらってね。俺達向こうで待ってるからさ」
 そう言って二人は同じような売り場に向かう。
 あの二人何しとんねん。
 そんなことより買わなあかんねん。
 おぅおぅあったで。
 これや、これや。
 これ見たときピーンときたんや。
「フーン。それ買うんだ」
「服部にしちゃ良いセンスだよな」
 後ろから悪魔のような声の二重奏が聞こえる。
「えぇ加減にせぇ、二人とも。何がしたいんや何が!」
「別に」
「何でもねぇよ。さっさとしろよ青子達待たせてんだから」
 オレの言葉に二人は平然と答える。
 アカン。
 二人に構っておったら埒が明かん。
 はよ、すまさんと。
 会計を済まし綺麗にラッピングをしてもらったそれを持ち、オレは二人をおいて車に戻る事にした。
「さて、行くか」
 今度は運転席が快ちゃんで助手席に工藤が座る。
 そして車は大阪城公園内の駐車場に入った。
「あ、もう蘭達きてるんだ」
 工藤が少し離れたところに止まっている赤い車を認めて言う。
「電話してみるか…」
 そう言って快ちゃんは電話をする。
「もしもし、青子?オレ。……あ……わかったか…?そう、今こっちについた。ん?あぁ、大丈夫だよ。ん、あぁ。平気だよ。今?まだ駐車場。わかった、またな」
「快斗っ」
「ん?あぁなんだよ、新一」
「青子ちゃんなんだって」
「こっちに来るってさ。平ちゃん、今日は何の日かちゃんと思いだしたんだよな」
 快ちゃんはオレの方を見ながら言う。
 当たり前や。
「ホントに思いだしたんだよな」
「思いだした!!」
 オレの言葉に快ちゃんと工藤は会話を始める。
「ったく…何で俺達がこんなことやんなきゃ何ねーんだよ」
「しゃーねぇだろ。こいつがこう言う性格してんだから」
「復讐は終わってねぇよな」
「もちろん」
 でもなんかわからんけどおかしいでこの二人。
 いま思ったんやけど。
 工藤と、快ちゃんの性格が逆なような気がするんやけど……。
「新一っ」
「快斗っ!」
 蘭ねーちゃんと青子ねーちゃんそして和葉がやってきた。
 そして、蘭ねーちゃんは快ちゃんの方へ青子ねーちゃんは工藤の方へ……。
 ど、どういうことや?
 な、なんでこないなことになっとんのや。
「ホンマの事言われてもわからんよ。アタシ」
 和葉の言葉に頭の中が???だらけになる。
「ホントにわからないの?」
「わからへんよ。工藤君が快斗君のマネして、快斗君が工藤君のマネしとるって言われても。工藤君は工藤君に見えるし、快斗君は快斗君に見える。平次、わかっとった?工藤君と快斗君が入れ替わっとること」
「入れかわとったぁ?いつからや」
「最初から」
 最初っからっちゅうと……キッドがオレの部屋に来たときからか?
「そう」
 ………。
「ホンマに?」
「マジ。って言うか服部マジで気がつかなかったわけ?」
 快ちゃんの格好をした工藤がオレに話しかける。
「嘘や…」
「ホントだって。ちなみに平ちゃんのマネしたのも新一だよ」
 嘘や……。
 気が付かんかったでホンマに。
「おかしいなぁ少しヒント出したはずなんだけど……」
「わかるかぁ!!!!!」
 だいたい何やねん和葉とせっかく過ごそうと思うとった三連休やのに。
 初日っから何でこないなことになるんや?
 オレは和葉と一緒にいたいだけやのに……。
「ったく何落ち込んでんだよ」
「そうだよ。せっかくお前と和葉ちゃんの誕生日だろ。面白いイベントだよ」
 そう今日は和葉の誕生日で…オレの誕生日でもある……。
「平次、誕生日オメデト」
 そう言ってオレにプレゼントをくれる。
「あけてもえぇか?」
「かまへんよ」
 包みを開けるとそれは時計やった。
 しかもこの時計は……。
「和葉…覚えとったんか?オレがこの時計欲しいっちゅう事を……」
「当たり前やろ……。この時計見るたびにいっとんのやから」
「……そうやった………ありがとな、和葉……。これ……やるわ」
 オレは照れ隠しに和葉の為にかったプレゼントを差し出す。
「平次……あけてもえぇ?」
「かまへんよ」
 オレの言葉に和葉は包みからその箱をとりだし開ける……。
「平次……これ………」
「こんなん欲しい言うとったやろ」
 とオレは和葉の言葉に応えようとした。
「婚約指輪だと」
「誕生石だよな」
 と工藤と快ちゃんがそう言ってオレの言葉を遮った。
「え……」
 二人の言葉にオレは固まる。
 和葉はというと顔を真っ赤にしとる。
「な、何言うとんねん、そんなつもりで買ったんとちゃうで。婚約指輪はもっとちゃんとえーのをなぁ………」
 あかん……。
 余計なことを言うてもうた!!
「へぇ、もっと良いやつ買うねぇ」
「なるほど。それは婚約指輪を入れるための予約!!って言うわけだ」
 ちゃう、そんなんちゃうで。
 そう言うてももう後の祭り。
 オレの顔自体が真っ赤になって反論ができんかったからや……。
「さて、かえるか」
「そうだな、当初の目的も達したし」
 そう言って快ちゃんと工藤は言う。
「当初の目的って何や」
「言っただろ最初にオレが」
 工藤が最初に言った?
 工藤はキッドやったんやから……
「オレの誘拐か?」
「違う!!!」
「………復讐……か」
「そ」
 工藤はオレの方をみて微笑む…。
「どういうことや」
「服部平次の邪魔をすること……って言えばわかるかな?」
 オレの邪魔やと?
「そうや、平次が悪いんやで。自業自得や」
 和葉が怒っとるっちゅう事は……。
「お前ら、オレと和葉の休日を邪魔しおったちゅうわけか?」
 オレの言葉に全員がうなずく。
 和葉までもが……。
「和葉、しっとったんか?」
 オレの言葉に和葉はにっこり笑ってうなずく。
「まぁ、これに懲りて東京にあんまり来ないことだな」
「そうそう、まめに来るようになったらまた邪魔するからな」
 それだけはいやや!!
 しゃあない、当分の間はおとなしゅうしとったほうがえぇな。
 また和葉との休みを邪魔されるわけにはいかんからの。

*あとがき*
my設定。平次×和葉の誕生日は同じ。家も隣同士。タイトルはTM NETWORKの歌から。


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