シェフ不定期日記
| □ <大掃除も終って・・・> 2001-12-30(sun) |
皆さん、1年間ありがとうございました。
もう、何年も来て頂いてる生徒さんや今年からの生徒さんには
本当に感謝の気持ちで一杯です。
来年も美味しいケーキを目指して頑張ります。
(大晦日も仕事だ。新年は2日から始動だ。貧乏暇無しで〜す。)
2002年も宜しくお願い致します。
| □ <クリスマスも終って・・・> 2001-12-26(wed) |
今年のクリスマスは例年にないほどの忙しさだった。(12月は)
本当にありがとうございました。(これでお正月のお餅も買えます)
一部の人には柊やサンタの人形が足りなかったりと・・・(かき集めましたけど)
考えてみれば早、19回目のクリスマス。
朝、4時に起きて100キロのバタークリームを作ってる時代もありました。
(寒くて辛かった。とりあえず、ガス台全開にして体を温めてから仕事してた。
シェフが来るのが8時だから、それまでに終ってなかったら朝飯抜きだった。)
そんな時代の事を考えれば随分楽かな〜。(笑)
ずっと緊張してるせいか、風邪も引かない12月。
残りのレッスンも頑張ろう〜。ヴァレンタインもそろそろ考えないと・・・
| □ <アンティーク 最終回> 2001-12-18(tue) |
天才シェフは「魔性のゲイ」じゃなかったのか〜。
(コミックではそうだった。)辻製菓の先生になってるし。。。
滝沢君はわざわざ、辻のフランス校に留学するし。(そんな事ありえない)
辻製菓の宣伝ばかりだった。
ひょっとして、あのドラマ見て「ケーキ屋になりたい」って思う人がいるのかな?
そういう私も、「料理天国」(古い!)見て、辻調行こうと思ったもんな〜
いたいけな少年だった。
ひとつだけ面白い場面がありましたね〜。
マーブル台でテンパリングする場面。(なかなか見れないですよ)
人差し指の第一関節で指を折り曲げて温度測るところ。
(唇と第一関節と第二関節(表側)の間の部分が一番温度に対して敏感)
テンパリングもマーブル台で行なうのが一番良い方法。
(艶も良くて空気も入いりにくい。でも、一般的じゃないですけど)
ギリギリまで温度あげないと型抜きも出来ません。(艶良くショコラのベルが出来てた。)
要するにテンパリングが出来ないと何も出来ないって言う事です。
(練習すれば出来ますよ)
| □ <ノーブルな気分> 2001-12-12(wed) |
通販のチェリーボンボンを食べた人から「感動的な美味しさ!」ってメールもらった。
分かる人には分かるんだな〜。アルコールが強いって言うだけで敬遠される事が多い。
ピュアなキルシュに溶け込んだサクランボの甘味とエキス。
それを包み込む力強いショコラ。1粒食べればノーブル(幸せ)な気分になれる。
最近、作る人も少なくなって、まぁ、手間は掛かるし、1粒当たりの単価も高かくなるから
仕入れで済ませてるところも多い。
ヴァレンタインに並ぶトリュフやボンボンショコラ類はほとんどが仕入れ。
自分のところで作るなんて事はほとんどないでしょう〜。(全部がそうじゃないですよ)
デパートやケーキ屋さんに群がってる人達を見てると滑稽だ。
だって、仕入れ先は一緒だもん!。
| □ <こまめちゃん> 2001-12-6(wed) |
さすが12月忙しくなってきました。
来年度の年間予定が出揃いました。中級、上級がかなり変わります。
毎年の事ですが生みの苦しみと言うか、メニューを考えるのが一番しんどいです。
冷や汗は流れるわ、髪の毛は抜けそうになるわ、
血管切れそうになります。(大袈裟じゃないですよ)
ケーキを思いついた時、、こまめにメモしたりするけど全然追いつかないし。。。
まぁ、これで一安心。年間予定表をチェックして下さい。
| □ <チェリーボンボン> 2001-12-1(sat) |
今月の通販はチェリーボンボンです。
メチャクチャ手間は掛かりますが、美味しいです。
来年2月までの3ヶ月間販売します。
もちろん、なくなり次第終了します。
12月の寒い夜、或いは、クリスマスなんかに食べると美味しいよ〜。
1個食べると止まらない。3個食べると顔が赤くなるシェフです。
| □ <neue cafe> 2001-11-29(wed) |
neue cafe(独、新人)
以前、ここで書いた生徒さんのカフェを少し紹介します。
「どうですか?お店」
「ボチボチです。」型どうりの返事。(笑)
JR芦屋駅と阪神芦屋駅のちょうど中間ぐらいにの場所。
少しさびれた商店街の中にあるそうです。(本人談)
営業時間8時〜7時(水曜日定休)
ランチには結構、来客もあるけど、3時から閉店まで誰も来ない日もあるらしい。
来店してコーヒー一杯飲んでもらう難しさは容易に想像がつく。
家でも美味しいコーヒーは飲めるし、お客さんが殺到する商売でもない。
あんまり危機感がなかったから、まぁ、それでもいいのかな?
「近じかお邪魔します。」って見送った。
ちょっと、偵察してきま〜す。
| □ <アンティーク 5> 2001-11-21(wed) |
はい、でました。アンティーク話。(また、今週も!)
ショートケーキの思い出は誰にでもあるでしょう。
一番人気、基本的なお菓子を美味しく作れるシェフでありたいと思っています。
小学6年生の時、(遠い昔だ)初めて「ミルフィーユ」を食べました。
今ほどお菓子の種類が豊富じゃない時代で、
小学6生の子供には「衝撃的な味」でした。(ミルフィーユという名前は知らなかった。)
毎週食べる機会があって、母親には「あの、サクサクしたケーキ」と指定していました。
サクサクしたパイ生地とカスタードクリーム。
そして、台所には上白糖、あっても角砂糖ぐらいしかない時代、
表面にふられた「粉砂糖」は上品過ぎる甘味だった。(おおげさか?)
いくら子供でも、毎週同じケーキを食べてると色んな事に気づく。
「今日のパイは湿気てて美味しくない。」とか「カットの大きさが違う。」等々。
母親に「パイが湿気てて、フォークで切れなかった。」なんて文句まで言ってた。
(母親にそんな事言ってもしょうがないけど)
何回か食べてて、最初の味じゃない事に不満を持って、それからは食べなくなった。
いつも甘い物がある家だったけど、多分、「アレ」が出発点だったのかもしれない。
大きなグランドに小麦粉で書いた「がんばれ!デコ]の文字は、
デコちゃんに届いたのでしょうか?(うるうる)
| □ <アンティーク 4> 2001-11-14(wed) |
またまた、アンティーク話。(ネタないんか!)
突然の天才シェフの休暇で、滝沢君がパイ菓子を作るはめに・・・
深く焼きこまれたピティビエやマロンパイ。美味しそうだった。。。
確かにフィユタージュを折るのは見習の仕事ではあるけれど、
シェフがいなくなって、あれだけの数と種類を作れるとは・・・
(滝沢君も天才なのか?同棲しながらでも勉強してるんだな〜。フラれたけど)
最後に天才シェフが食べてたお菓子は、「ジャルジー」っていうお菓子です。
パイ生地に切り込みを入れて、クレーム・フランジパーヌを包み込んで焼いたものです。
細く入れた切込みが、窓のブラインド(ジャルジー)のように見えるところからきています。
一番面白かったのは、阿部 寛の白衣姿。
エプロンの紐をウエストで縛ってるのが素人ぽくて笑えた。
(まぁ、全員ウェストでとめてるから白衣姿に違和感があるんだけど)
| □ <映画> 2001-11-10(sat) |
お菓子や料理を題材にした映画は良くある。
「ショコラ」はご覧になりました?(ビデオが出てる)
ストーリーは伏せますが、時々出てくる「ショコラ」が綺麗で美味しそう〜
マーブル台でテンパリングを行なう場面も、手馴れた感じで違和感がない。
(アンティークとは大違いだ!)型から外されるショコラも見事。
17世紀のフランスで、実在の料理人ヴァンテールの誇り高き人生が描かれた歴史大作。
「宮廷料理人 ヴァンテール」やウディ・アレン監督の「おいしい生活」
(ニューヨークに暮らす結婚25周年のおしどり夫婦が始める「クッキー屋」を舞台にした
風刺の利いたコメディ)なんかがおすすめです。
| □ <いつもありがとう。> 2001-11-6(tue) |
もう、4〜5年になるか?
月2回ほどケーキを注文してくれる大事なお客様がいます。
いつも、タルトとおまかせケーキ、2種類。
もうよそで買う事もなくなって、シェフのケーキじゃなきゃダメだって。
いつも褒めてくれて、「どこへ行っても追いかけますよ〜」なんて事まで言ってくれる。
作り手として最高に嬉しい瞬間だ。
必要とされるなら、ずっと作り続けますよ。
| □ <アンティーク 3> 2001-11-1(thu) |
天才シェフが作った、星をイメージしたケーキが3種類出て来ましたね。
どれも良く出来てたし、表現出来てたと思う。(少女は気に入らなかった)
最初のケーキは惑星ぽいけど綺麗だし、
二作目のピンクに染めたマカロンを星型に絞ったアイデアは斬新だった。
不自然なドームをかたどった、ショコラを器にした三作目も綺麗だった。
(どうするかって?ドーム型を裏返しにして、はしからショコラを流せばOK)
少女は自分で作ったケーキと一緒に星になったんだな〜。うるうる。
| □ <アンティーク 2> 2001-10-27(sat) |
先々週の月九のドラマの最後に出てきたお菓子は、
ピュイ・ダムールでしたね。「愛の井戸」っていうお菓子です。
パイ生地や練りパイ生地にシュー生地を絞り出し、中央にカスタードクリームや
クレーム・シブーストを詰めて、表面をキャラメリーゼして仕上げます。
先週は、やはり最後に出てきたお菓子は、タルト・シトロンかなぁ〜。
メレンゲがサックとして美味しそうでしたね。(スプーンで食べてたけど・・・)
滝沢君がこねこねしてた生地は何かな〜。
「卵は少しずつ入れる事!」って注意されてたけど・・・。
登場人物も謎だらけでよく分からんし、のんびりしたケーキ屋だ。
天才シェフさん、やっぱり混ぜ方が不自然だよー。
大久保の貴公子より。(奇行かな)
| □ <くり、クリ、栗、まろん、マロン、MARRON> 2001-10-21(sun) |
すでに生栗20K。後、10Kぐらいは使うだろう。
おかげで指のマメは固くなったし、虫を発見しても驚かなくなった。
産地にはこだわらなく、国産であればいいと思ってる。(実際は愛媛産)
一回一回、レッスン毎に蒸したてを使っている。
某、Tスーパーで買った栗はひどかった。
国産の表示があっても、あれはチョッとひどいよ。(二度と買わねーよ!)
もう来年は生栗使うのやめよう。肩凝るし、根性ないし・・・
| □ <HAPPY WEDDING> 2001-10-15(mon) |
ガーデンパーティーのお誘い有難うございました。
砕けた感じが暖かく、楽しいひと時でした。
旦那さんもかなりはじけた人のようで(ごめんなさい〜)楽しい人のようですね。
ケーキを30カット、上手く切れなくて・・・。(美味しいって言ってもらって嬉しかったです。)
まどかさん、末永くお幸せに!
| □ <天使の羽根のような「ふわっと」したケーキ!?> 2001-10-9(tue) |
月曜、9時(月9)に 「アンティーク・西洋骨董洋菓子店」っていう
ヘンテコリンなドラマが始まった。
ストーリはともかく、「アラ探し」しながら見てると結構笑えるぞ。
天才パティシエ役の藤木直人。
実際、カッコいいシェフは沢山いるけど、
そんな動きの遅い、目の輝きのないシェフはおらん!(ドラマだからいいけど)
コネコネしてたグラサージュショコラに艶ないし、
それって、カカオバリーのグラサージュショコラじゃん!
天才だったら自分で作れ!ちゅうねん。(笑)
見習い役の滝沢クン。緊張感のない師弟関係もないぞ。白衣汚れてないし。
シェフの事、「先生!」っていうのも変じゃん。
ケーキ好きのくせに手づかみで食うなよ。
一番面白かったのは、ウエディングケーキの注文で、
天使の羽根のような「ふわっと」したケーキを作って欲しいと・・・
一生懸命、デッサンに励む天才パティシエ。
どんなの?と思ったら、そ、それって「ガトー デュ プレジダン」じゃんか〜
1970年代からあるぞー(知らない人が見たら「凄い!」と思うんだろうな)
デッサンするほどの事でも・・・
と、まぁ、こんな見方しか出来ない、大久保の天才シェフでした〜。
(来週も見よーと!)
| □ <紅玉> 2001-10-4(thu) |
長野から真っ赤な紅玉リンゴが届いた。
小ぶりで強い酸味、締まった果肉。上質の紅玉リンゴ。
そのりんごを見た生徒さん。
「まぁ〜、昔は全部こういうリンゴだったのよ〜」
「そうなんですか〜」
「木箱に入って、おがくずまで入っててね〜」
「ひょっとして、木箱がちゃぶ台になったり、勉強机になったりするんですか?」
おもいっきり叩かれた・・・
| □ <ミラクル> 2001-9-27(thu) |
昨日の近鉄バファローズの優勝には興奮した。
代打、逆転、満塁、サヨナラ優勝ホームラン!
打った北川選手、去年まで阪神のキャッチャーで2軍選手。
カツノリのおかげで近鉄にトレードされた。
(しかし、元阪神の選手って、他球団で活躍するのは何故だろう?)
くさらず、地道に努力すれば「何かが起こる」って事を証明した。
私もミラクル起こすぞ!
| □ <まどかちゃんおめでとう!> 2001-9-20(thu) |
ガーデンパーティーのお誘い有難うございます。
ウエディングケーキと引き菓子をもって出席させていただきます。
知らない人ばかりで少し緊張しますが・・・
幸せになって下さいね、まどかちゃん!
以前ここでも書きましたが、我が家の「さくらちゃん」(インコです。)
かごから出して欲しい時に「シェフ、出して!」って言うようになりました。
1週間教え続けて、とうとう私のことをシェフと認識しました。
やっぱり、天才だ!
| □ <オープンのお知らせ> 2001-9-17(mon) |
小寺さん(生徒さん)がJR芦屋駅を南に5〜6分の所に
カフェをオープンしました。
(詳しい場所、屋号等などまだわかっていません)
会社を辞め、喫茶学校へ1年(ティザーヌへは2年ほど)通った後、
オープンとなりました。
順調なようでランチは盛況、夕方にはお菓子もなくなってしまうようです。
経験もなく、まだまだ覚束ないと思いますが頑張ってほしいものです。
詳しい事がわかり次第、またここに書きます。
近くに寄った際は、是非お立ち寄りください。
| □ <夏が終って・・・> 2001-9-14(fri) |
季節の変わり目。めっきり朝晩涼しくなって、体調崩してる方が多いようです。
風邪の人や昨日はレッスン中に気分が悪くなって帰られた方もいました。
病院行ったら「夏の疲れだ!」って言われたらしく、まぁ、一安心ですけど・・・。
日中はまだまだ暑いので、体調管理にはお互い気おつけましょう〜。
| □ <大食漢な人々> 2001-9-6(thu) |
大食漢な家族とバーベキューに行く事になった。
その家族(親2人、小学3年生と1年生)だけで1キロのお肉。
全部で1,5キロのお肉、野菜、焼きそば(何玉なんだろう?)
おにぎり(なん合炊くか考え中)、フルーツ、ビールにジュース。
青空の下、あの家族となら食べれそうだ。
私と同い年の女の人。
1度に300gのパスタ(水分吸ったら何グラムになるのか?
そこに、ソースや具が入ってくると、一体何グラムだ!?)
梨狩りに行くと、バケツ1杯の梨・・・重いチョコレートケーキでも軽く1台。
そら、エンゲル係数上がるわ!(旦那と子供は小食らしい)
そんな私も、美味しいうどんなら5玉ぐらい食べます。(死にそうになるけど)
| □ <アトムとテディベアと私> 2001-9-1(sat) |
長い長いワインディングロード。
木漏れ日が車のボンネットとウインドウ・グラスを
連続するストロボのように光らせる。
大小無数にある美術館。たまには、芸術に触れてみましょう。
森の中にある自然一杯の美術館ではピカソを・・・
う〜ん、子供の落書きか!?わからん。
それより 「手塚 治の世界展」のほうが楽しめたぞ。
やっぱ、十万馬力のアトムでしょう(ウランちゃんも忘れないでね!)
ガラスの森ではヴェネチアングラス展を。
緑あふれる森の中には、中央の池を囲むようにヨーロピアンな建物が並び、
館内に足を踏み入れると、遥かなる時代のヴェネチアへといざなう。
開放的なカフェでは生歌のカンツォーネ。フニクリ・フニクラで盛り上がる
店内が少し寒かった・・・。
ドールハウスも面白い。時空を超えて迫ってくるものがある。
でも、お化け屋敷みたい・・・
なだらかな山の斜面がすべて芝生で、息を切らせながら登っていくと
大パノラマが出現する。山々に囲まれて芦ノ湖が一望できる。
メルヘン一杯のテディベア・ミュージアム。
忘れていた「何か」が胸に蘇えるようだ。
テーマは「冒険旅行」。テディベア・アーティストの個性あふれる作品が、
愛と夢の世界に導いてくれる。
テディベアの小さな瞳に見つめられると、幼心を呼びさまされ、
抱っこしてギュッとしたくなるぞ〜。
国立公園の中にあるたった1軒の温泉宿。
あふれるばかりの緑の中へ入っていくと、そこは「静寂」の世界だった。
渓流のせせらぎ、澄んだ空気、大自然が魅力の宿。
離れ形式になっている純和風造りで、秋には紅葉が綺麗だろう。
展望風呂があって檜風呂と石張り風呂。大自然を眺めながら
温泉情緒を満喫できる。
早めの夕食、後はのんびりと過ごす。
少し肌寒いか?秋の気配がゆっくりと忍び寄ってきている。
こおろぎも遊びに来た。
今夜の月はどっちに出てる?
2001年・夏
| □ <空と太陽と月をながめて> 2001-8-28(tue) |
築100年の歴史を持つ、「洋館のオーヴェルジュ。」
車を正面に着けると、にこやかにギャルソンが迎えてくれる。
個人の邸宅を訪問する趣だ。
ノスタルジックな扉の上には、ホテル名のステンドグラス。
館内に足を踏み入れると、そこには懐かしい空気と
アロマキャンドルの芳香が漂う。
ほのかに暖かい明かりを灯すランプや絵画、家具調度にいたる
すべてのものがアンティークで統一されている。
コンシェルジュでサインをしていると、遠く聞こえてくる潮騒の音に
共鳴して、静かにクラシック音楽が降ってくる。
もうこれだけで、ここに来た甲斐があると確信した。
ふと顔を上げると蝋人形のようなマダムが微笑んでいた。
少し怖かった・・・
棟続きの客室に案内されると、そこはシンプルで穏やかな
オフホワイトの世界。
過剰なものは一切ない、シンプル・モダンな空間。
白を基調にしたモダンなインテリアがセンス良く配置されていて、
アメニティグッズには、ルレ・エ・シャトーのマークが。
(フランス、ルレ・エ・シャトー協会に加盟を許されているのは、
日本国内のホテル・レストランでは8軒しかなく、それだけでも
このホテルがホスピタリティに優れているか分かるでしょう。)
たった6室だけの客室は、すべて海に面している。
滑らかで柔らかなボイルカーテンを引くと、全面ガラス窓が開け、相模湾が広がる。
ビーチラインを走る車や打ち寄せる波の音さえも聞こえない「無音」の世界。
もうここから一歩も出たくないと思った。時間はゆっくりと流れた・・・
ホテルの横の散策道を登っていくと、日本三大名湯の「走り湯」がある。
その昔、洞窟から海に向かって温泉が流れていたのでこの名があるそうだ。
全面ガラス張りの露天風呂。相模湾がオレンジ色に染まった。
月明かりが室内を照らすころ、2階にあるメインダイニングに向かった。
幾重にも塗り重ねられた床、シックなシャンデリア、古いピアノ、暖炉。
高い天井にさえ歴史を感じさせながらみごとなレストランに仕上がっている。
ただ、テーブルの明かりがローソクで、目が疲れてしまった。
料理も良く見えない。レストランの照明は、間接的で明るい方が料理が映えると
思う。でも、この空間ではやはりロウソクの明かりが幻想的だろう。
料理は素材が良すぎるせいかシンプル過ぎた。
炭火で焼いたアワビにアンディーブとキュウリ。伊勢海老のグリエとか・・・
刺身で出してくれて、醤油で食べたほうが遥かに美味しいでしょう〜
もっとテクニックを見せてほしかった。
皿数が多い割には無理なく食べられたのは、軽い調理法のせいでしょう。
それはそれで、良く考えられてる。
デザートに「夏トリュフのクレーム・ブリュレ」を頼んだ。
トリュフという素材は、唯一お菓子に合う料理素材で脂肪分とも良く合う。
お菓子屋さんでは非日常的な素材で、レストランならではと思った。
加熱されたトリュフがむせ返るような芳香を放ってる。
クレーム・ブリュレと云うよりは、カスタードのグラタンか!?
エスプレッソのお変わりを聞かれた。
2杯飲んだら眠れなくなった・・・
翌朝、運ばれてきたワゴンがテーブルに早代わりする。
窓際にピッタリと寄せてくれる。
白い光を浴びた朝食が完成した。
波打ち際で光が乱反射してる。
偶然掛けたFMからボサノバが流れた。
人生最高の朝食だった。
陽光と風、青い空と海・・・
波の音と鳥のさえずりを聴きながら、車は東へと向かった・・・。
つづく・・・
| □ <つかの間のヴァカンス> 2001-8-23(thu) |
焼き菓子も発送したし、今日の仕事はすべて終了。
旅先の下調べはまだ。道順すら知らない。
それの方が開放感がますでしょう〜。
これからインターネットで調べて情報を集めよう。
まずは車洗って整備は完璧にね。
じゃあ、みなさん、バイビ〜
| □ <台風直撃!?> 2001-8-20(mon) |
台風が来てる。明日のレッスンは大丈夫か?
雨風の中、来てもらうのも悪いし、「帰れなくなったら」と思うと申し訳ない。
雪と台風には勝てない。
自分のヴァカンスには「台風来ないで−」と祈るしかない。
とゆうわけで、金曜日からプチヴァカンスをいただきます。
今回は<オーヴェルジュの旅>です。
山本益博氏推薦のオーヴェルジュです。間違いないでしょう〜
充分、海外行けるぐらいの値段です。帰ったらアリさんのように働きます。
日本人は日本でお金使いましょう〜。
| □ <SEA QUEEN 誕生!>2001-8-15(wed) |
生徒さんのお嬢さんが、神戸市のSEA QUEEN(ミス神戸)に選ばれました。
(最近は親子2人で来てもらってます。)
神戸市のPRで全国をまわったり、昨日もFM番組でお菓子のコメントをしたりと、
忙しい日々を送ってます。明日はサンテレビに登場です。
また、どこかで見かけたら応援してあげて下さい。
(迷惑になるので、ここでは名前は書けませんが・・・)
そういえば、福水さんもミス兵庫?、加古川?でしたね〜
なんせ、美人の多いティザーヌです。
| □ <エピス> 2001-8-8(wed) |
暑い日が続いても食欲も落ちず、3Kも体重が増えました。
仕事量が減る夏場にふとり、仕事量の多い冬場に痩せてしまう繰り返しです。
最近はまってるのはカレー作り。20種類以上のスパイスを丁寧に炒めてルーを作り、寝かせて熟成。
もちろん、市販のものよりははるかに美味しいけれど、立体的なスパイスの香りが立ち上るような
カレーは難しい〜。やはり、インド人にはなれないのか・・・でも、ちゃんと手づかみで食べてますよ!
| □ <京都議定書> 2001-8-2(thu) |
地球が温暖化すると氷河が溶けて、海水の高さが何センチか上がって、大都市が水没するらしい。
何百年も先のこといわれたって、どうせ生きていないんだからピントこないでしょう〜。
日本全国でケーキを作るために、排出される熱量とか二酸化炭素が、地球温暖化に貢献してるのは間違いない。
京都議定書が発効すれば、「ケーキ作り禁止」になってしまうのか?焼き鳥屋はどうなる?
炭火を使ってCO2をあれだけ出してる商売はないんだから、先にそっちを禁止にしてくれー。
小泉さんにメールを送っておこう。
| □ <遠藤青汁> 2001-7-29(sun) |
もう1年半ぐらい青汁を飲んでる。一度も美味しいと思った事もなく、毎日が苦痛だ!
特に夏場は苦くて飲みづらい。目に見えて健康になってるかと言えば、全然変わらない〜
まぁ、体にいいものを飲んでるって事で、安心感はあるけど・・・
「もう辞めます!」とも言えず、毎日飲んでます。
| □ <黄桃探してます> 2001-7-23(mon) |
黄桃の缶詰はお馴染みですが、フレッシュの黄桃は見かけないですよね〜
以前、レストランのデセールで黄桃のタルトを食べた事があって、あれは確かにフレッシュだった。
出入りしているフルーツ屋さんに聞いても「そんなん流通してません!」と冷たく言われた。
一般的な黄桃の缶詰って、ほとんどがカリフォルニア産。という事は輸入フルーツか?
フランス産の黄桃の缶詰は美味しいからそれでいいかな〜でもやっぱり、フレッシュが使いたい。
| □ <動き出したハート> 2001-7-16(mon) |
日々の生活に追われて、情熱とチャレンジ精神を忘れてしまう。
忙しいから無理だろう、またあの辛さを経験するの?自分で逃げ道を作ってしまう。
あれから5年、どれぐらい成長したんだろう?今こんな気持ちになるのは何故だろう?
焦燥感からくる不安、年齢的にも体力的にもこれが最後でしょう。もう1度あの場所に立ちたいという気持ち。
逃げずに自分を奮い立たせてチャレンジしましょう。
半年後、ここで胸張って報告出来る様に!
| □ <真夏のショコラ> 2001-7-13(fri) |
来月の通販の商品が「ほうずきのボンボン」に決定致しました。品薄の為、予約販売に致します。(詳細はトップページから)
若かりし見習の頃、某店で食べた「ほうずきのボンボン」が忘れられず、いつか機会があれば商品化しようと温めていました。
あの感動を皆様にも〜。
| □ <スムージー祭り開催中!> 2001-7-10(tue) |
本当に暑い!喉乾いたな〜冷凍庫の中には冷凍のフルーツピューレがずらり。
う〜ん、そうだ!スムージーを作ろう。冷凍のマンゴピューレ、クラシュアイス、シロップ、ヨーグルト、
ウオッカを少々、凍ったままジューサーミキサーにかける。トロットしたら出来上がり〜「おいしいー」
フランボワーズとブルーベリーは?ライムとバナナは?「おいしいー」
レッスンとレッスンの合間に一人でやってる、スムージー祭り!
| □ <忘れられない味> 2001-7-5(thu) |
きっと、ケーキ屋になっていなければ一生食べないようなフルーツ。(カシス、フランボワーズ、ミュールやフレーズ デ ボワなどなど)
今では普通になったけれども、フランス産のピューレや冷凍ホールを最初に食べた時の驚きや美味しさはちょと表現できない。
19歳での初めての味。「フランス人って小さい頃からこんなフルーツ食べてるの?」
もちろん日本にも美味しいフルーツは沢山ある。石垣島で食べたマンゴとパッションフルーツは忘れられないし、生産している所を見たくて訪れた岡山の白桃。(産地が同じでも生産者によって味は全く違う)
フランスで食べたフレッシュのフルーツ達。(加工する事によって美味しくなる。加熱したり、漬け込んだりと。生で食べるのなら日本のフルーツの方が美味しいと思う)
レストランで働いてた時の 「まかない」 で子羊だか子牛の脳みそが出た。クリームで煮てある。飛びつくフランス人。
(本当にその鍋に群がった。)とりあえず、自分の皿にも2つ取ってみる。苦くて吐きそうになった・・・(ちょっと白子に似ているか)
残りの1つを 「そっと」 もとの鍋に戻した。その様子を見ていたフランス人、ウインクしながら「何故食べない?」と俺の分まで食べた。
今なら奴らは、狂牛病になってる筈だ。脳みそがスポンジ状になるぞフランス人!
| □ <新たな旅立ち> 2001-6-30(sat) |
今日で6月も終わりかぁ。あっという間の前半でした。(結構、勢いがあった)
きっと夏も あっという間に終わり、またクリスマスが来る。(気が早い?その繰り返しなんです。)
7月の「今月のメニュー」少しUPが遅れています。(デジカメ故障の為)ご迷惑お掛致します。
「シェフの洋菓子塾」も近日UP予定です。
さて、後半もこのままの勢いで突っ走ります。
| □ <不思議な人達> 2001-6-26(tue) |
昨日の出張講習での出来事。助手に付いてくれた人の「段取り」の悪さにあきれ返る。
2時半の約束が何故か2時に。普通、連絡入れるでしょ!
私が綺麗に並べたフルーツをグチャグチャにしてしまう。「ごめんなさ〜い」とか言いながら、何故か笑ってる。
言ったものがなかなか出てこない。挙句の果てに、「先生、今日、機嫌悪いんですか?」
「あんたが、俺の機嫌を悪くしてんのだろ!」と、思わず突っ込んだが全然こたえてない。全てこんな調子。
私とした事がグラニュー糖を入れ忘れてしまった。(これは私のミス)
それを見ていた生徒さん、「先生、別にいいですよ、私、甘いの嫌いだし。」 にゃ、にゃ、にゃにを〜
実はこの人、パンの講師。「じゃあ、あんた、パンのレッスンで塩やお砂糖を入れ忘れたらそのまま続けるのか?」
と言ってやりたかった。(さすがにそれは言えない)
私はただいつもやってる事をそのまま再現したいだけ。場所が変わって器具やその時の状況で多少は変わってしまう。
だから下準備は完璧にやって行く。同じ講師としてどうしてそういうことが分からないのか?
不思議な人達。
| □ <タルト> 2001-6-218(thu) |
ヌーベル・キュイジーヌ(今では死語)の旗手、TROISGROSの仕事をしてた当時、まさにバブル絶頂期。
なに作っても売れる。それ故、生産は間に合わず、深刻な人手不足。アルバイトといえば、中国人、
ミャンマー人、パキスタン人などなど・・・でも、よく働いてくれた。
ショーケースといえば、8割がムース、ババロワばかり。冷凍保存(ショック冷凍、家庭の冷凍とは違う)が可能、
計画生産が出来る、技術もそんなにいらない。まぁ、お客さんもそれを望んでいたけど・・・。
そんな商品構成をみてTROISGROSは「フランス人にとってお菓子といえばタルトとパイだ!これじゃ、まるでフォションだ」
なんてよく怒られた。現代フランス料理の礎を築いた人の影響で、私も無類のタルトとショコラ好きだ。
タルトを褒められると一番うれしいかな。でも美味しいタルトって売ってないでしょ〜
住吉にあるタルトとパイの専門店、缶詰のフルーツばかり乗せて一切れ500円なんてふざけてる!
でも、売れてるんだよなー(タルトに対して思い入れが深い人間にとってこういう店ってほんと爆破したくなる)
そろそろ、俺の出番か?(まだ、早いぞ〜)
| □ <一品入魂> 2001-6-19(tue) |
中華料理って何であんなに化学調味料使うのか?舌が痺れるじゃん!
甘ったるい味がずっと残る。それだけ仕込みに手間がかかるという事か?
技術がないのか?、食べる側の責任もあるだろう。
カウンターと奥にも少し席があるのかなぁ〜?、小さなお店だ。
福耳の愛想のいいおやじの顔を見た瞬間、美味しいと直感した。
料理担当は肘にサポーターを巻いた汗だくのおばちゃん。なんだか気迫さえ感じる。(まさに、一品入魂って感じだ)
メニューはありふれたものが並ぶ(常連になるとメニューにないお勧め料理も作ってもらえる)が精神性が高い料理だ。
さあ、カウンター越しの直接対決が始まる!どっからでもかかってらしゃい〜
「美味しい瞬間を逃さずさっさと食べてあげるよ。」「かすかに香る八角の匂いが俄然食欲をそそるぜ。」
私の中でこの料理が何故美味しいのか分析が始まる。(pentium Vなみの処理能力)
おかゆ(おもゆに近いか)が何故こんなに美味しくなるのか?しっかり火が入ってるのに何故生っぽいの?
この店に訪れた人がお会計の時に「美味しかったですー」と必ず口にする。その時の二人の笑顔がなんとも素敵だ。
ちぇっ、「今日も一本取られたぜ!」と心に呟いて店を後にする私であった・・・
| □ <LAGOON 4> 2001-6-18(mon) |
ピンクパレスのホテル。毎朝、波の音で目覚める。
花が咲くバルコニー、左手にはダイアモンドヘッド。抜ける青空の下にサーファーの群れ。
プライベートビーチではピンクのアンブレラが咲く。夕方、強烈な8ビートが始まる・・・。
ワイケレのアウトレットでブランドのスーツを買った。(たまにはスーツ着る事もありますよ)
安かったし色もデザインも気に入って買ったんだけど日本に帰ってから気がついた。
胸ポケットと両サイドのポケットがない!つまり、飾りである。(内ポケットはある、ズボンにもある)
これって、アウトレットの商品だから?最近のスーツはこうなのか?
誰か知ってたら教えてください。まぁ、ポケットに何か入れる事はないから必要ないんだけど・・・。
マリンスポーツ、ショッピング(あんまり興味ないけど)、お手軽な観光とそれなりに楽しめた。
出来上がった写真と共に全てのものを心に焼き付けよう。
そして、来年のヴァカンスはコート・ダジュールへ・・・。 おわり。
「後、10分で関空に到着いたします」のアナウンス。
一体、いつ着くんだよ〜JAL。覚えてろよー。
| □ <LAGOON 3> 2001-6-13(wed) |
ヴァカンス前に一番気になってたのは食事だ。
「きっと、何食べても不味いんだろうな〜」という先入観。
ガイドブックとハワイ通(?)の生徒さんからの情報をもとに、3つのレストランをピックアップ。
一軒目、《サム チョイズ》
チャイニーズとパシフィック・キュイジーヌ(?)の融合らしい・・・
ガイドブックには絶対載ってるし、ハワイの本屋でも彼の出版物を見かけた。
料理番組にも出演するほど有名人でお台場にも支店がある。
かなり大雑把で理解不能な料理。(お勧め料理を食べたにもかかわらず)
デザートに至っては、お話にならない。(△)
二軒目、《わさび ビストロ》
芸能人の写真が沢山張ってある店内。写真貼って貰えると一流らしい・・・
混んでるせいか、メニューも料理もなかなか来ない。
頼んだ料理も忘れられた。(返事はいいんだけどな〜)
日本の和食と遜色ない。一つ一つの料理の味がしっかりしてる。カリフォルニアロールも美味しい。
へたな所で食べるよりも、毎日ここでもいいかな。 (〇)
三軒目、《アラン ウォンズ》
これぞ、レストラン!お客さんを楽しい気持ちにさせてくれる。
料理もサービスもほぼ完璧で、ハワイの郷土料理のアレンジや食材を使って、
ちゃんとイタリア料理に昇華してる。(料理に主張とテクニックがある、うまく説明できないけど)
もし私が大金持ちなら、自家用機で食事するだけの為にここを訪れたい。(ありえないけど)
デザートは普通。でも食感の対比とか滑らかなムース、軽いパルフェなど決して悪くない。
好みじゃないだけ。(カカオ分の高いショコラとかもっといい素材を知っているから) (◎)
滞在日数が少ないし、全部のメニュー食べた訳じゃないので判断出来ないけど、
「何食べても不味いという先入観」は消えた。ガイドブックには載ってなくてもきっと美味しいお店があるはず。
で、私のおすすめレストランは 《アラン ウォンズ》 です。
(しかし、どこで飲んでもコーヒーは不味かった、そう思いません?) つづく・・・
| □ <LAGOON 2> 2001-6-12(the) |
重い体を引きずり、ホテルにチェックインしたのは午後7時。
前日は雨だったらしい。どうりで蒸し暑い。30分後に友人たちと食事をする。
派手なネオンと日本語の看板、日本人が多くて海外にいるという実感がまるでない。
髪をアップにしたままの女性を何人か見かけた・・・・
静かなリゾート地 《コオリナ》
真っ青な空と手を伸ばせば届きそうな低い雲。広がるラグーン。
クリスタルブルーの海に面したガラス張りのチャペル。
リムジンから降りてくる彼女、「こんなに綺麗だっけ?」
赤いヴァージンロード、生の歌声、厳粛な雰囲気、幻想的。
「結婚式ってこんなにいいものだっけな〜?」
帰りのフリーウエイ、何年も見たことのない、大きな大きな 《虹》 が架かった。 つづく・・・・
| □ <LAGOON 1> 2001-6-7 (thu) |
携帯の電源を切った。ヴァカンスの始まりだ。
数冊の文庫本といっぱいに詰まったMDカセット。
スクリーンに映しだされるワイキキを見ながら、JAL88便(午後8時40分発)は静かに離陸・・・するはずだった。
「通信機器故障の為、原因を調査中です。今しばらくお待ち下さい。」のアナウンス。
それから待つ事2時間。
「通信機器故障の原因が特定できず、代わりの飛行機をご用意いたします。」
「えー、うそー、まじ!」
「次の飛行機の準備が出来るのは、午前2時半の予定です。」
「・・・・・・・・」
暗いフロアー、午前12時に弁当(そぼろ弁当)とお茶、毛布が配られる。(まるで、震災の時の配給のようだ)
こんな所で仮眠も出来ず、本を読んで過ごす。
午前2時、苛立ったおじさん、JALの若いおにいちゃんに詰め寄る。
眠ってた人も起きだし、一時騒然となる。(そら、そうだろう、あれから何のアナウンスもない)
午前2時半、搭乗のアナウンス。
前の飛行機よりも、座席が明らかに狭いぞ。(エコノミー症候群にかかったのか?)
午前3時ジャスト、遅れる事6時間20分。やっと飛び立つ・・・
俺の貴重な時間返して!何故、後の便が先に飛び立つ?(この便には友人が乗ってた。
つまり、先にホノルルに着いてる。)お役所仕事してんじゃねーぞ、JAL。
それにJTB、予約した日時しっかり把握しろ!(電話で変更してほしいと言って来た、信じられます〜)
予約の意味ないじゃん。
そんな訳で私のヴァカンスは始まりました。
つづく・・・
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