「コレットさん、夜勤お疲れ様、帰ってゆっくり休んで頂戴ね?」 「はい婦長!」 外科婦長のリモージュに深深と頭を下げ挨拶をしてから、アンジェリークは更衣室へと向かう。 家に帰って少し休養を取らないと。でも、明日も休みだから嬉しい〜 夜勤明けで、次の日が休みということで、彼女の心は軽やかになる。 明日はお買い物に行こうかしら… 考えるだけで楽しくなる。 給料が入ったばかりだが、一人で生計を立てているアンジェリークには、贅沢は許されない。 ウィンドウ・ショッピングをして、映画を見て、そして少しだけ贅沢なランチを取るのが、月一度のささやかな彼女の楽しみだ。 ふいに、外科医の個別の控え室が目に入り、彼女はちらりと、その中のひとつのドアを見る。 アリオス…。 私たちって、ちゃんと”恋人同士”よね? でも、まだ、あなたは私にちゃんと言ってくれていない… 愛の言葉を---- その場所にいるのが何だか急に苦しくなり、彼女は足早にそこから立ち去ろうとした。 だが、しかし…。 急に誰かの腕をつかまれたかと思うと、次の瞬間には部屋の中に強引に連れ込まれた。 「いや…っ!」 甘い声をあげてみをよじって腕から逃れようとすると、そこには見慣れた銀の髪の青年が、いたずらっぽい微笑を浮かべながら立っていた。 「アリオス…」 彼女は、愛してやまない男性(ひと)の腕の温かさと、突然部屋に連れ込まれたことへの戸惑いに、恨めしそうに彼を見つめる。 「クッ! なんて顔してやがる。折角、俺も午後から休みになったから、いっしょにどこかへ行こうと思ってたのに、素通りかよ?」 「え。ホントに!?」 先ほどまで曇っていた彼女の表情が一気に晴れ上がり、嬉しそうな眼差しを彼に向けた。 「ホントにおまえは可愛い女だな…」 「えっ! あっ、アリオス、やめ…」 艶やかな声で耳元で囁かれたかと思うと、そのまま華奢な彼女の体を抱きしめ、彼は純白の制服をめくり上げる。 「駄目だ…。俺に火をつけたのはおまえだ…」 「ああっ!!」 彼の指は、白いストッキングと、レースの布を乗り越えて、彼女の秘所へと進入する。 巧みに、そして繊細に。 「いやだって・…、ね、せめて、病院から出てから…」 甘い喘ぎ声を唇から漏らしながら、彼女は精一杯彼の指から逃れようとする。 だが、そうすればするほど、彼女の秘所は彼の指を無意識に包み込む。 「口なら何だって言えるさ? アンジェリーク」 「やああん!!」 繊細で魔法の指さきに、欲望に膨らみ始めた真珠ぐゆっくりと刺激を与えられる。 その愛撫を待っていたかのように、再奥からは、彼女がどれだけ彼の指に感じているかを示す蜜が、とろりと流れ始めた。 「なんだ、体は俺を欲しがっているんじゃねえか?」 「意地悪…」 「意地悪で結構」 「ああっ!!」 彼は意地悪げに良くない微笑を浮かべながら、彼女を指先だけで翻弄して行く。 全身に甘い疼きが走り抜け、彼女はぞくりとしたような快感を全身に覚える。 この指先に彼女が翻弄され始めたのは、彼がこの病院に鳴り物入りで入ってきた時からだった。 普段はまったくクールな彼が、いざオペを執刀すると、どんな難手術でもさらっと力を抜いてこなす彼に、彼女は言いようのないときめきを覚えたのを思い出す。 白衣を着こなす姿も胴にいっている彼と初めて結ばれたのも、この場所だった。 「ああ!!」 すっかり彼の指に翻弄された彼女は、全身を小刻みに震わせながら、彼に体を預ける。 指が愛撫するために流れるみだらな蜜と水音。 彼はそれを満足そうに聞く。 「ヌレヌレだな? 俺がこれでも欲しくないか?」 「もう!! …意地悪・…っ!」 彼の指は、彼女の敏感になった花芯を甘く擦り上げ、強弱の刺激を与えてゆく。 「あああっ!」 高らかに上がった嬌声に、彼は満足げに深く微笑む。 全身を小刻みに震わせ、恥じらいながら登りつめる、穢れの知らない純白の制服を身に纏う彼女に、彼の欲望は否応なしに高まっていった。 際限なく蜜が滴り落ち、淫らな音が彼女の耳に入る。 恥ずかしいけれど、場所が、場所だけれど、アリオスには止めないで欲しいと、心のどこかが願っている 「おまえは本当に可愛いぜ?」 彼は指で秘所を押し広げ、指を彼女の胎内へと挿入してゆく。 「あああっ!」 びくんとアンジェリークの体が揺れる。 彼は二本の指を入れ、彼女の胎内をかき回し、時には強く弱く出し入れを繰り返す。 内壁を引っかいたりし、彼女の快楽を知り尽くした指で嬲って行く。 その間にも、首筋に唇を落として行く。 「アリオス!!」 全身に痺れるような刺激が駆け巡り、彼女は思わず彼に体を預けたままのけぞる。 「乱れろよ? もっと? 誰かおまえの声を聴いてるかも知れねえぜ?」 「いやあっ!」 少し押し殺したように彼女は嬌声を上げると、震えを小刻みに全身に伝える。 彼女が達しようとしたとき、彼は意地悪にも指を抜いてしまい、彼女は思わず、恨めしそうに彼を見つめた。 「アリオス…」 「まだまだだ・・・」 彼がくぐもっていった瞬間---- 不意に部屋にドアをノックする無機質な音が響き、二人は身を硬くする。 「先生、お話が…」 その声は、内科病棟のアイドルナース、リンダだった。 ちっとアリオスは舌打ちをする。 「待ってろ? すぐに良くしてやるから」 彼はそのまま、彼女を見られないようにいすの上で座らせる。 いったい、リンダはどうしてここに来たんだろうか・… 昇り詰められなくて中途半端なままな、体を抱きしめながら、アンジェリークはアリオスの背中を見つめていた。 これから何が起こってしまうの…・ |
TO BE CONTINUED・…
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コメント
15000番を踏まれたゆら様のりクエストで、「外科医・アリオス」「看護婦・アンジェ」ものです。
今回は前半部分ですが、後半部分はたっぷりとお届けしますね!
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