「先生? 今日はこれからお暇でしょ? またこの間みたいに、送ってくださいますか? 私もこれから非番なんです」 リンダの可愛い声が耳につき、アンジェリークは心がぎゅっと鷲掴みにされるような感覚を覚える。 きっと、アリオスは私なんかより、リンダの方がいいのかもしれない・・・ だって、私なんて、送ってもらったこともない・・・ そう考えると少し悲しくなる。 アリオスが与えた愛撫のせいで、身体は疼いていたが、そんなことはどうでもよかった。 早くこの場から立ち去りたい、そう思い、彼女は乱された白衣を直し始める。 私はいつも翻弄されるばかり・・・・ ”神の手”を持つと呼ばれる上に、クールで容姿端麗な彼に看護婦の人気も高まっている。 そんな素敵な彼を、みんなが放っておくわけがない。 リンダもその一人なのだろうと、アンジェリークは思う。 白衣を直しながら、小さな声で話しているアリオスと彼女の会話が気にかかる。 だが出て行くことはできない。 アンジェリークは、とりあえずはアリオスが来るのを待つことにした。 「待たせた・・・・、おい?」 すっかり乱れた個所を直し、姿勢良く座っている彼女に、彼は不機嫌そうに眉根を寄せる。 「----どうゆうことだ?」 「あ・・・、私・・・、帰ります・・・」 立ち上がった途端、彼女は激しく彼に唇を奪われた。 激しさの中にも、彼女を宥めるような甘さが含まれている巧みな口付け。 ようやく離されて、彼女は潤んだ瞳で彼を見上げた。 「先生・・・・」 「”先生”じゃねえだろ? 二人の時は”アリオス”って呼べっていったはずだ」 「でも・・・、リンダが・・・・」 俯いた彼女が可愛らしくって、彼はそっと抱きしめる。 「リンダは一人で帰る。おまえは俺といっしょにどこかへ行く。これ以上のものはねえだろ」 「きゃっ!」 アンジェリークの華奢な身体から腕を離したかと思うと、アリオスは、背中にある白衣のジッパーを一気に下ろした。 恥ずかしくなり、耳までくれないに染め、彼女はさらに俯いてしまう。 「やきもちを妬かれたら、可愛くてしょうがなくなっちまったじゃねえか? 責任とってくれよ?」 「責任って・・・・、ああん!!」 背後から抱きしめられるように胸を揉みこまれ、彼女の唇から甘い声が漏れる。 甘い疼きが再び戻ってきて、全身を駆け巡る。 「もう・・・、途中で、止められねえからな」 「ふあっ!」 そのままレースで覆われた砦を外され、白く豊かな宝石は開放される。 彼がゆっくりと形を確かめるように包み込むと、彼女は満足げに息を漏らした。 満足げに、彼は喉を鳴らすと、彼女の身体を自分の正面に向かせ、薄紅色の丸い輪を指でなぞる。 「ううん・・・」 ピクリと震える白い肌。これらが彼を高まらせてゆく。 彼の乱れた吐息が薔薇色のつぼみにかかる。舌は、すっかり敏感になった薔薇色の蕾を捉え、甘く激しく吸い上げ、軽く歯を当てる。 「アリオス…!」 激しい感覚が体中を駆け抜け、思わず彼女は甘い声を上げた。その瞬間、彼は強く胸を甘噛みした。 あまりの心地よさに、ふるりと胸が大きく揺れたところを、彼はその舌で受け止め、さらに強く、激しく舐める。 「ああっん!」 立ったままの姿勢で彼女は身体を弓なりに反らせ、甘い感覚におぼれた。 「アリオス・・・!?」 腰で引っかかったままの白衣のスカート部分をたくし上げ、彼は一気にストッキングと白い戒めを一気に脱がせてしまった。 その行為のあまりもの大胆さに、彼女は頭が真っ白になり、恥ずかしさのあまりくらくらする。 秘所が彼の異色の瞳の前に晒されるだけで、最奥は蜜を溢れさせる。 「濡れてるな。こんなんで帰るつもりだったのかよ?」 意地悪にささやかれて、アンジェリークは気が遠くなりそうになる。 「ああっう!!」 彼女の足の間に顔を埋め、舌が、蜜を滴らせる花園を這い回る。 「いやああんっ!!」 彼女はもう、昇っているのか墜ちているのかが判らず、そのまま肩で息をしながら、彼にしがみ付いた。 アリオスが丁寧にそこの蜜を舐め取るたびに、彼女は面白いように感じて、身体を何度も跳ねさせる。 彼の舌は、彼女の宝石を探し当て、強く吸い上げ、、軽く噛んだ。 「ああああっ!」 痛みと身体に甘い旋律を感じる。 全身に震えが来て、彼女は意識が白くなるのを感じる。 彼女の腰が自然と物欲しげに、揺すられた。 「もっと乱れてもかまわねえぜ?」 彼の舌の動きが速くなってゆく。 舌が蜜の泉の中に入って、かき混ぜられる。 「ああ!! アリオス!!」 全身に痺れが覆い、頭まで達する。 「アリオス・・・、もう、ダメっ!!」 「クッ、もう我慢できねえのか? しょうがない女だな?」 彼は顔をゆっくりと花園から離すと立ち上がり、彼女の白い太ももの左側を、強引に持ち上げる。 「アリオス!!」 最奥への道が開かれ、彼女は羞恥心がこみ上げるのを、必死に耐え抜く。 「さっき帰ろうとした罰だ、このままだ・・・」 「あっ!!」 彼はそのまま昂まった自分自身を、一気に奥まで進入させる。 「あああああ!」 欲したものを与えられて、激しく突かれアンジェリークは全身を震わせながら、アリオスにしがみついた。 「ああんっ!!」 「アンジェ!!」 アリオスが息を乱しながら、絡める内壁に自分を擦り付け、、それに比例してアンジェリークの嬌声も高くなる。 彼が動くたびに、彼女はしっかりと締め付けを強くしてゆき、彼を離さない。 その締め付けは、彼自身をさらに育て、彼女の最奥は彼によって道と快楽が広がる。 「ああっ!!! アリオス!!!」 彼自身も楽園へと上り始め、さらに彼女を突き上げる。 アンジェリークの視界が黄色く揺れ始める。 「ああっ!! ああああんん!!」 アリオスの動きも速くなり、彼はその締め付けに酔いしれる。 「クッ!!」 もう堪えられない。 レヴィアスは息を乱す。 瞬間---- 「あああああああああ!!」 今までにも増して高い嬌声がアンジェリークから漏れ、彼女は全身を小刻みに震え始める。 「アンジェ!!」 「あああああああ!!」 彼から熱いものが迸ったとき、アンジェリークは快楽に涙を鳴らしながら、その精悍な腕の中で崩れ落ちた。 「ああん・・・」 彼が、ぬめりと共に彼女の中から出て、その心地よさに、甘い息が漏れる。 「アンジェ・・・」 やさしく抱きしめられて、彼の腕に体を預ける。 「これから俺のところに来い? 俺も明日は休みだからな、ゆっくり愛してやれる」 何よりもうれしい彼の誘いの言葉。 愛の言葉はまだささやいてはくれないけれども、確実な一歩を踏み出したことを彼女は感じる。 先ほどのリンダの件といい、彼は少なくとも大事に思ってくれている事はわかる。 「うん・・・・、行く・・・・」 深く微笑んで、アリオスはこの上ないやさしい口付けを彼女へと送った。 「サンキュ」 その日の夜、アリオスがアンジェリークに愛の言葉を囁いたかは、彼女だけが知っている。 |