ベットに寝かされてみる景色は、いつも見慣れた風景であるはずなのに、今日は何故だか違うような気が、アンジェリークにはしていた。
「アンジェ…」
 欲望に煙る低くかすれた声。
 このような声で名前を呼ばれると、全身が粟立つ想いが彼女を包み込む。
「…ん…」
 慣れた優しいキス。
 彼女を魅了して止まない。
 最初はついばむように、そこから徐々に口づけは深くなる。
 彼女の唇が彼の舌を求めるようにうっすらと開き、互いの舌を貪るように絡めあった。
 唇を吸い、お互いの情熱を伝え合う。
 彼女の腕は彼の首に巻きつき総てを委ねた。
 彼は彼女をしっかりと抱きとめる、それに応える。
 唇を離され、彼女は物欲しげに彼の整った唇を、潤んだ瞳で見つめた。
 アリオスは軽く笑って、そっと彼女の頬に口づけると、彼女のブラウスのボタンに手をかける。
「あっ…」
 頬を薄紅色に染めて、アンジェリークはピクリと身体を一瞬だけ震わせた。
 彼の異色の瞳に宿る熱が、彼女の全身を焼き尽くす。
 ボタンは簡単に外され、ブラウスが彼の手によって丁寧に剥がされる。背中に冷たいシーツの感触がし、アンジェリークは身悶えた。
 なで肩の彼女の肩からキャミソールを外し、残った豊かな胸を覆うレースを外すと、アリオスは感嘆の息を飲んだ。
 じっと食い入るように見つめられて、彼女は恥ずかしさの余り、身を捩る。
 ふるりと白い胸が揺れる。
「いや・…、見ないで…」
「綺麗だ…」
 アリオスの手が彼女の胸を優しく掴んだ。
「ずっと、こうしたかった。白衣の下のおまえは絶対に綺麗だと思ってた…」
 低い声にアンジェリークの体の奥が潤む。
 形と大きさを確かめるように白い胸をふるりと揺らした後、最初は優しく、徐々に力を込めて、こねるように揉みこみ始めた。
「ああ…」
 ついっと、敏感になった薔薇色の蕾を掴まれて、彼女の声が甘く漏れる。
 その間も、彼の唇は首筋から鎖骨を辿り、彼女の白い肌を吸い上げて、所有の証を刻み付けてゆく。
「おまえは俺だけのもんだからな。これからもずっと」
「あなたも…、私のものでいてくれる…?」
 喘ぎながら囁かれる彼女の声に、彼はしっかりと抱きしめて応える。
「かわいいな、おまえは」
「ああっ!!」
 アリオスの舌が胸にかかる。
 舌は張り詰めた薔薇色の蕾を捉え、熱く甘き吸い上げ、軽く歯を当てる。
「アリオス…!」
 鋭い感覚が体中を駆け抜け、思わず彼女は甘い声を上げた。その瞬間、彼は強く胸を甘噛みする。
 あまりの心地よさに、ふるりと胸が大きく揺れたところを、彼はその手で受け止め、さらに強く、激しく揉みしだいてゆく。
「ああっん!」
 彼女が甘い感覚に流されている間も、彼の手は華奢な身体を彷徨い、スカート、そして最後の砦をするりと外されてしまっていた。
「少しだけ、待ってろ」
 アリオスはほんの一瞬身体を起こして、纏っていたものを素早く脱ぎ捨て、放り投げる。
「待たせたな」
 目の前に現れた彼の精悍な、鍛えられた広い胸に、彼女は思わず見惚れてしまった。
「見惚れるのはそこまでだ。俺はもっとおまえが見たい」
「やん…」
 アリオスは、再び彼女の白い肌に唇を落すと、彼方此方を愛しそうに吸い上げてゆく。
「ああ…」
 愛しげに彼女のすんなりとした白い足を撫で上げると、彼は唇を足に落としゆっくりと上へと辿っていった。
「ああん!」
 彼女が足を閉じて身悶えたとき、水音が部屋に響き渡る。
 上半身を彼に愛され、それに応じて蜜が体の最奥から流れ出していたのだ。
 蜜は彼女の足に流れの筋を作り始めている。
「ヤダ! アリオス…」
 彼はその蜜を舐め取りながら、彼女の太腿を優しくなで上げた。
「やん!!」
 少し開いた足の間に、強引に手を入れ、彼女の秘所に侵入する。
「ヤ…、アリオス…!!」
 足を閉じようと彼女が力を入れようとした時、彼は強引に彼女の左足首を掴んで、秘所を目の前に曝した。
「いやっ!! 見ちゃダメ!」
 泣きながら懇願するアンジェリークに、彼は一向に許してはくれない。
「俺のものだから、見てもいいんだ」
「ああっ!」
 彼の指は、彼女の敏感になった花芯を甘く擦り上げ、強弱の刺激を与えてゆく。
「あああっ!」
 高らかに上がった嬌声に、彼は愛しそうに目を細める。
 全身を小刻みに震わせ、恥じらいながら登りつめる愛しい人に、彼の欲望は否応なしに高まっていった。
 際限なく蜜が滴り落ち、淫らな音が彼女の耳に入る。
 恥ずかしいけれど、彼には止めないで欲しかった。
 やがて、彼の唇は、最奥の場所に到達し、そこを味わうかのように蜜を吸い始めた。
「いやああ! アリオス、ダメっ! そんなとこ…」
「おまえだから出来るんだ。おまえ以外の女にはこんなことはしねえよ」
 彼は指で秘所を押し広げて、舌で愛しながら、指を彼女の胎内へと挿入してゆく。
「あああっ!」
 びくんとアンジェリークの体が揺れる。
 彼は二本の指を入れ、彼女の胎内をかき回し、時には強く弱く出し入れを繰り返す。
 その間も、蜜を音を立てながら吸い上げつづける。
「アリオス!!」
 全身に痺れるような刺激が駆け巡り、彼女はシーツをきつく掴んで、その場に崩れ落ちた。

 意識が戻ってくると、彼に強く抱きしめられているのが判った。
「愛してる・…」
 甘く囁かれた瞬間、足を大きく広げられた。
「アリオス!?」
 恥ずかしがる暇もなく、今度は熱く昂まったもので彼女の入り口を撫で上げる。
「ああ…」
「悪い、少し痛いかもしれねえが、我慢してくれ」
 軽くキスをして、彼はそのままゆっくりと彼女の胎内に侵入してきた。
「いやっ!! アリオス、痛いわっ!」
 全身を貫く激しくも重い痛みに、泣いて身を捩ろうとしたが、 彼は構わず腰を進めて行く。
「いやああ!」
「アンジェ! 俺は嬉しいぜ。俺がおまえの初めての男なんて」
 感激に煙る彼の低い声を聴きながら、痛みの余りアンジェリークは彼にしがみついた。
「大丈夫だから、アンジェ、俺を信じてくれ…」
「アリオス…!」
 彼女の涙を優しく唇で拭いながら、彼は口づけで彼女を甘く宥める。
 彼女の胎内は溶けきっていて、痛みとは裏腹に、彼をすっぽりと奥まで受け入れた。
 深く奥まで入り込んだ彼を感じて、愛する人とひとつになったことを彼女は感じる。
「あっ…、もう…、大丈夫だから…」
 その甘い声を合図に、彼はゆっくりと動き始めた。
「ああん!」
 先ほどの元違い、彼女の唇からは嬌声が零れ落ちる。
 彼女は彼を深く締め付け絡めて、離さない。
「アンジェ…! おまえは最高だ…!」
 締め付けに、気を失いそうなほどの快感を怯えた彼は、そのまま腰を激しく揺すり始める。
「ああっ!」
 それと同時に彼女もさらに締め付けてゆく。
 彼が激しく突き上げるたびに、ベットの軋む音と、淫らな水音が響き渡る。
 突き上げられる心地よさに、アンジェリークの身体は自然と跳ね上がり、彼の応えて動いてゆく。
「アリオス…っ!!」
 彼の体が熱く感じる。
 いっそう激しくなった彼の動きに、アンジェリークは否応なく絶頂に導かれる。
「ああああっ!」
 熱くなった身体をしならせ、彼女は官能に焼かれるまで震えると、彼は懇親お力を込めて彼女の際億を突き上げる。
 熱い彼の思いが体の中で弾け飛ぶ。
 白く輝く光を瞼に感じ、アンジェリークはそのまま光に溶けていった。


「アンジェ…」
 優しく囁かれる声に導かれて、アンジェリークはゆっくりと目を覚ました。
「アリオス…」
 彼女の深い青緑の瞳に、彼は満足そうに微笑むと、しっかりと華奢な身体を抱きすくめた。
「俺、おまえの最初で最後の男になりたい」
「うん・・・。私はあなたのものだから、あなたにすべてを与えてあげたい・・・。でもね?」
 不安そうに彼女は彼を見つめる。
「アンジェ?」
「私…、あなたより五つも年が上だから…、あなたを縛れない…」
「バカ!」
 彼は、彼女が愛しい余りもっと強く抱きすくめる。
「アリオス!?」
「俺こそ、おまえは俺なんかより年上の男のほうがいいって思う時があるんだぜ? 俺、おまえを絶対に愛しぬくつもりだからな。覚悟しとけ?」
「うん…」
 彼女は嬉しさのあまり少し涙ぐんで、彼の身体に腕を回す。
「まだまだ足りねえから、今夜はずっと愛してやるぜ? 嫌か?」
「嫌じゃない…きゃっ!」
 彼は再び彼女を情熱の国へと連れて行く。
 結局、アンジェリークは、アリオスの若さのせいか、月曜日の朝まで離してはもらえなかった。 

Only You

後編
































































































































































コメント

13194のキリ番を踏まれたさくら様のリクエストによる、高校生アリオス、保険医アンジェの裏物です。
なんだかアリオス全く高校生ぽくな〜い。
すみませんさくら様。また修行します。
ところで、この続編が少し書きたいと思っています。
特にアイディア提供者であるさくら様のご意見をお伺いしたいな〜と思っておりますが、いかがでしょうか?