My Sweet Angel

前編


「プレゼント」
「有難う・・・!!」
 突然の恋人からのプレゼントに、アンジェリークは満面に笑みを浮かべて、それを受け取った。
 今夜は、こっそり、アリオスはアンジェリークの部屋に来ていた。
 理由はただ一つ。
 レイチェルがエルンストと一緒に、”太陽の公園"へ小旅行に出かけたからである。
「な・・・」
 プレゼントの包装を解くなり、アンジェリークは絶句した。

 また可愛いアンジェがみたい・・・

 それだけの理由で、アリオスはアンジェリークにプレゼントしたのは、"天使の広場”の路地裏にある、大人な店で購入した妖しいものの数々。
 それを見たアンジェリークは、赤面するしかなかった。
「な・・・なによこれ!」
「おまえに似合うと思ってな?」
 悪びれずに言う恋人に、アンジェリークは困ってしまう。
「おまえ・・・こういうの似合うし、すっげ〜可愛く見える」
「ホント!?」
 思わず熱っぽく言われると、アンジェリークは真っ赤になって上目遣いで彼を見る。
「ホント?」
「ああ。ホントだ。だから着てくれねえか? それ着て夕飯を作ってくれよ」
 異色の眼差しに艶やかな懇願が光り、その眼差しに魅了されてしまう。

 私・・・、アリオスのこんな表情に弱いな・・・

「・・・判った・・・、着替えてくるね・・・」
 ぎゅっと、彼からのプレゼントを抱きしめると、アンジェリークは、そのまま奥のミニキッチンに入ってゆく。
 その姿を見ながら、アリオスはニヤリと微笑を浮かべた。

 絶対可愛いだろうな・・・、アンジェ・・・

 アンジェリークは、キッチンに行くと、アリオスが買ってきてくれた、服をまじまじと見つめた。
「良くみると可愛いかな?」
 それは胸を強調する、ミニスカートのメイド服。
 大きな赤いリボンがついていたジャンパースカートは黒地のプリーツに裾に白い線。白いブラウスがやけに眩しい。
 そして・・・。
 彼が買ってきた下着は、なんと、銀色の鎖で出来たもの。
 はっきりいって、”ぱんつ”の形だけで、意味をなさない代物。
 だが、その鎖がきらきらしててとても綺麗だと、アンジェリークは見てしまう。

 アリオスのためだもん・・・。
 仕方がないか・・・

 自分のために転生してきてくれた恋人に、逆らえない恋する天使もまた、アリオスにめろめろで。
 彼が買ってきてくれた、意味をなさない下着と(笑)メイド服を身につけて、鏡で確認する。

 似合ってるかな?


 そのころ”愛の魔導師”(笑)アリオスは、部屋をうろうろと歩き回っていた。

 アンジェ・・・! 遅い、遅すぎる!!!

 アリオスは、苛立たしげに銀色の髪をうるさそうにかきあげながら、、あたっまの中で色々妄想にふける。

 あいつ・・・、ああ見えても胸はデカイからな・・・。
 アルカディアに来て、再会してからも、大きくなってるし・・・・。
 まあ俺が大きくしたんだが、あの胸が強調されたメイド服を着たら・・・。
 そしてスカートの下は・・・。

 邪な18禁思想をしながら、アリオスのハードビートはまさに、5回転ぐらいして、さらに振り切れようとしている。
 萌え萌えゲージは、最早200を突き抜け、宇宙にも伸びんかというような勢いである。

 やべえ・・・

 アリオスも健康な成年男子なので、妄想といえど、敏感に反応してしまう。
 鼻血が出そうになり、まずは鼻を押さえる。
「おい・・・、アンジェ? まだか?」
「・・・うん・・、もうちょっとだけ待ってね?」
 甘く可愛らしい彼女の声が聞こえてきて、アリオスは今度は最奥から更なる欲望が突き上げてくる、

 マジでやべえ・・・

 アリオスは思わず、股間を押さえてしまう。

 ダメだ・・・。

 そう思った瞬間、アンジェリークが、身にキッチンから姿をあらわした。
「お待たせ・・・」
 彼女がそこに現れた瞬間、アリオスは黒いパンツの下が突っ張って痛くなるのを感じた。
 欲望が、頭をもたげる。

 可愛い・・、可愛い、可愛い〜!!!!!

 アリオスはアンジェリークの可憐なメイドぶりに、思わず生唾を飲む。
「・・・にあわないかな・・・?」
 少しはにかんで彼に伺う彼女がまたつぼをついてくる。
 アンジェリークは本当に可愛かった。
 メイド服は、本当にお人形のように似合っていたし、ミニスカートはすんなりとした足を強調させている。
 そして・・・。
 なによりも、アリオスが大きくしたと自負している豊かな胸が強調されているのが、たまらない。
「おまえ・・、すげー、可愛い・・・!!!!」
「え、あ、アリオス!!!」
 いきなり、彼は彼女の背後に回ると、そのまま強く抱きすくめる。
「やアン・・・アリオス!」
 耳元を舌で舐められ、アンジェリークは身体をゾクリとさせる。
「アンジェ!」
「やあんっ!」
 アリオスは欲望のこもった声で呟くと、いきなり彼女のスカートをめくり上げ、意味をなさない下着を横にやる。
「アリオスまだダメ・・・」
「ダメじゃねえよ」
 彼がつっと彼女の秘所を撫で上げると、そこはまだ充分に潤んではいなかった。
 だがアリオスは我慢できなかった。
 もうたまらなかった。
 そのまま彼女の腰をぐっと持ち上げると、後ろから高まっものをいきなり挿入する。
「イああ、アリオスだめ!!」
「もう止められねえ・・・」
 まだ濡れていないそこは、彼の侵入に最初は痛みを伴ったが、彼が入ってくるたびに、早急に濡れ始めた
「はああんっ!」
「アンジェ!!」
 アリオスが欲望の余り告ぎ上げると、その度に水音が大きくなってゆく。
 彼はすぐに彼女の感じる場所を探し当てて、どんどん自身を擦り付けてゆく。
「はあ、ああ、ああああっ!」
 全身に一気に快楽の波が押し寄せる。
 視界が揺れる。
「アリオス!!!!」
「アンジェ!」
 アリオスがアンジェの胎内に直接情熱を送り込んだとき、アンジェリークの瞼の裏に星が輝き、彼女は彼の腕の中で一度目の絶頂を迎えた---- 

コメント

Gardians10000番のキリ番を踏まれたサミー様のリクエストで、
萌え萌えゲージが突き抜けるアリオスです。
すみません・・・。
アリオス何だかヘンです・・・・。