前編
アリオスのお嫁さんになって半年。 甘くて幸せな新婚ライフを送らせて貰っています。 ふわふわとした砂糖菓子のような毎日に、私は夢見る幼妻。 赤ちゃんはまだ、私が子供だし、もう少し経ってからにしようかと思っています。 だけど、今日も朝から旦那様は元気ですvvvv------ ほんの僅かな目覚ましの音に、アンジェリークははっとして目を覚ました。 大好きなアリオスのために、美味しい朝食を作って上げたい。 それだけで早起きが出来るというもの。 横で眠るアリオスの寝顔を見るだけで、とても幸せな気分になれた。 おはようアリオス。 ごそごそとベッドから抜けようとすると、いきなり細い腕を掴まれてしまう。 「きゃあっ!」 甘い声を上げた時にはもう遅くて、アンジェリークはベッドに引きずり込まれた。 「んんっ・・・!」 おはようのキスにしては、かなり濃厚で激しい。 深く唇を吸われて、口腔内を舌でくまなく愛撫された。 「アリオス・・・」 キスの甘さと激しさに頭をぼんやりとさせながら、潤んだ瞳でアリオスを見る。 その揺れるまなざしがどれ程魅力的なのか。 幼妻は全く判ってはいない。 アリオスはもうどうしようもないほどの欲望がつき上がってくるのを感じた。 朝はもともと欲望が集中する時間帯だが、今朝もまた、それが突き抜ける。 「アンジェ・・・」 くぐもったセクシーな声で耳元で囁かれると、途端にアンジェリークは力が抜けた。 アリオスの好みだけで着ている、シースルーのネグリジェに手を入れられて、彼女は甘い声を上げる。 「あっ・・・!」 こんなものは必要ないとばかりに、ネグリジェを放り投げられた。 「・・・あ、アリオス、朝ごはん作らなくっちゃ!」 「んなもんは、駅で適当に済ませるから構わねえよ…。俺の極上の朝ご飯はおまえだ」 「あ、あんっ!」 アンジェリークの豊かな胸を激しく揉みながら、アリオスは朝から絶好調だ。 まろやかで柔らかいアンジェリークの胸が、アリオスの手によって形が変えられてどんどん張り詰められていく。 勃ちあがった深く薔薇色に染まった乳首を、アリオスはぎゅっと指先で握った。 「やあんっ!」 甘える声とともに、アンジェリークの白い肌が震える。 「・・・会社、遅れちゃう・・・」 「俺がそんなヘマをするかよ!?」 アリオスは首筋に舌を這わせながら、力強く言った。 「おまえの躰の隅々まで愛してえんだよ、今朝は」 「昨日もいっぱいしたじゃ・・・」 もうそれ以上の言葉を繋げることは出来ない。 アリオスの唇が、勃ちあがった蕾を含んだから。優しく吸い上げられた後は、強く吸われ、舌の洗礼を受けた 舌先で丹念に転がされた後は、根元を噛まれたりする。 左右の刺激は、アンジェリークをめくるめく官能の世界へ誘った。 「ああんっ!」 下半身が熱くてしょうがない。 アンジェリークは肌を艶やかに輝かせながら、腰を誘うように無意識に振った。 「アンジェ・・・」 指を熱い場所に這わせられると、溶けてしまいそうになる。 くちゅりと淫らな音が朝から響くのが恥ずかしかった。 「アリっ!」 躰が熱を帯びて愛する男性を欲する。 理性ではいけないことと判ってはいても、欲望に流されてしまう。 ついつい求めて、脚を淫らに開いた。 「アンジェ、朝から最高な気分を味あわせてやるよ」 指が小刻みに襞の内側を這い回る。 アリオスの指はまるで魔法のようで、アンジェリークを酔わせた。 「あっ、アリオス・・・っ!!」 僅かに躰を震わせ、アンジェリークは白い躰をのけ反らせる。 肉芽を指先で摘まれると、腰を浮かせて直も彼を求めた。 「アリオスっ!」 堪らないとばかりに、激しく腰を揺らせるアンジェリークに、アリオスは大きく足を広げさせ、一気に熱い場所に顔を埋める。 待ちわびた場所に舌を感じ、アンジェリークは腰を揺らした。 生暖かな舌が、蕾をぐるりと舐めまくわす。 その刺激が、アンジェリークから理性を飛ばした。 「・・・アリオス・・・!」 天使のような彼女が淫らな女になる。 その様子が、あまりにも美しい。 アリオスの舌の刺激がもっと欲しくて、アンジェリークは腰を唇に付けていく。 「綺麗だな・・・」 「アリ・・・っ!」 アリオスが興奮して固くなった肉芽を、軽く噛むと、アンジェリークは深いさざ波に溺れ、意識を白くさせた。 「アンジェ」 早朝に漲った力が、アンジェリークの胎内に楔を打ち付ける。 「・・・ああんっ! アリオスぅ! いっぱいっ!」 アリオスの力強さに満たされて、アンジェリークは感嘆の声を上げた。 力が漲ったアリオスを胎内いっぱいに感じることが出来る。 「はあんっ!」 動いていない彼を直で感じ、半分は満たされる。 だが、後の半分はもっと激しい責めが欲しかった。 「アリオスっ、きてっ!」 「アンジェっ!」 激しくアリオスが突き上げ動き始める。 その速さはかなりのもので、アンジェリークは無意識にアリオスを締め付けた。 「アンジェ・・・っ!」 「アリオスぅ・・・!」 ふたりのひとつになるスピードが増す。 アンジェリークは、頭にも視界にも靄がかかり、もう何も見えない。 「アリオス・・・!」 「アンジェっ!」 アリオスとアンジェリークはしっかりと抱き合い、絶頂を迎える。 朝一番のとても濃い挨拶が、今日も終了した。 朝一番の激しいセックスの後、アリオスは乱れなどひとつもなく、スーツを着る。 これで凛とぱりっとしたビジネスマンだ。 どこから見ても隙なく素敵で、先程まで口では言えないことをしていたようには見えない。 今日も朝食を食べることなくのお見送りだ。 「アリオス、いってらっしゃい」 「ああ。いってくる」 玄関で、下着にアリオスのパジャマの上だけを着てのお見送り。 甘いキスをした後、アリオスは仕事に行ってしまった。 後に出るのは切ない溜め息だけ。 「さてと! 着替えて適当にごはんを食べよう!」 こうしてアンジェリークの一日が始まる------- |
コメント 新婚夫婦の甘い悩みのお話です。 朝からアリオスさん烈しすぎます(笑) あと一回の予定です。 |