じっと見ているアンジェリークを尻目に、アリオスは、箱からひとつ取り出す。 「さて、使い心地を試してみねえとな?」 よくない微笑を浮かべられて、アンジェリークは、大きな目を丸くする。 「えっ!? あっ!」 そのままベッドに押し倒され、身体を弄られ始めた。 「あんっ、アリオスぅ」 甘い声を上げながらも、アンジェリークは彼にその身を任せていく。 白いネグリジェが取り去られれば、そこには真珠のような肌が露出する。 「おまえの肌はいつだって綺麗だな…?」 「ああっアリオス…」 アリオスが首筋に唇を落とし、強く吸い上げると、アンジェリークの丸い胸が僅かに揺れた。 ふるりと。 彼を誘うかのように。 「アンジェ…」 首筋に顔を埋めながら、アリオスは柔らかな丘を持ち上げるように揉みこんだ。 「あっ!」 悲鳴にも似た甘い声が彼女の口から漏れる。 その声がもっとききたくて、アリオスは、さらに彼女の豊かな胸を揉みしだく。 柔らかな感触を楽しむかのように。 「あっ、んっ!」 甘い声はアリオスをさらに誘った。 彼の唇は、ゆっくりと、彼女の白い胸に降りてくる。 「はあんっ」 体温より少し冷たい唇が、丘を捕らえた。 「ああっ…」 挨拶代わりとばかりに、胸に舌を這わせて味わい尽くす。 左右交互に胸を嘗め尽くされて、アンジェリークの息は甘い桃色がかったものに変化してゆく。 彼の唾液でべとべとになったそこは淫らに美しい。 「アリオスゥ…」 強請るような声が可愛くて、アリオスはフッと笑うと、薔薇色の蕾に、唇を寄せた。 「ああんっ!」 彼に、薔薇色の蕾を強く座れると、彼女の華奢な身体は跳ね上がる。 それに気を良くしたのか、アリオスは舌先で、たっぷりとそこを転がしてやる。 「アリオス、んっ!」 舌先で蕾を出したり引っ込めたりすれば、さらに彼女の体が震えた。 「随分感じてるな? 嬉しいぜ?」 「アアン…」 蕾の根元をかんでみると、その快感にアンジェリークは脚でシーツを蹴る。 「アリオス、あああ」 唇で愛していないほうは、アリオスは手で揉み、愛してやる。 「アリオス…」 彼女の白い肌が薄っすらと薔薇色に染まり、汗が光った。 左右の胸を交互に唇で愛され、アンジェリークは全身を震わせた。 息が速くなり、彼女をアリオスはしっかりと抱きしめる。 「可愛い…」 「アリオス…」 彼の指先が彼女の花園に伸びる。 そこは既に彼を待ちわびていて、蜜が流れ始めている。 「ああ…」 彼の指に、彼女の花弁は掻き分けられ、花芯に触れる。 「やあぁんっ!」 彼の親指と人差し指が、淫らに花芯をすれば、そこは熱を持ち、硬くなり始めた。 「ああ、ああ、ああっ!」 擦る度に淫らに水音は響き渡り、アンジェリークがどれほど感じているかを証明する。 「あああっ! アリオス」 彼はそのまま唇を舌へと下ろすと、蜜でべとべとになっている花弁に顔を埋めた。 「ヤ…ああっ…!」 彼はたっぷりと流れ出てシーツを汚す蜜を、彼は舌で舐め取ってゆく。 淫らに。 そして、舌先で花芯を転がしながら。 「んっああああああっ!」 アリオスの舌、やっぱり気持ち良い… 彼の舌の動きに溺れながら、淫らにもアンジェリークの足は深く開く。 「あんっ! あああっ!」 たっぷりと舌で愛されて、アンジェリークの震えは漣のように全身に広がっていった。 「はあっ!」 アリオスは指を彼女の胎内に侵入させる。 「ああっ!」 指で胎内をかき混ぜて、その上舌先で攻めつづける。 「ああんっっ」 アンジェリークの腰が跳ね上がり始め淫らに揺れ始める。 「はあっ! アリオス!!」 かりっと中心をかんだ瞬間、アンジェリークは最初の高みに襲われ、意識をゆらりと手放した。 目が覚めると、アリオスが微笑んでいた。 「アリオス…」 「俺が欲しいか?」 甘く淫らな囁きに、アンジェリークは、コクリと頷く。 「だったら、これを口で付けろよ?」 ぽんと手に握らされたのは、先ほどの高性能薄型スキン。 アンジェリークは真っ赤になってしまい、恨めしそうにアリオスを見上げる。 「アリオスゥ」 「欲しかったらやれよ?」 踏み込むように見つめられると、やらない訳には行かない。 その上、彼女のそこは彼を欲しがるあまりに悲鳴をあげている。 「…判った・・・」 アンジェリークはそう言うと、スキンを口に咥え、アリオスの高まった場所に顔を埋め、つけ始めた。 「アンジェ、いいぜ…」 アンジェリークはすこしずつ、彼のそこにそれを被せた。 根元までそれを口で持っていくと、彼が栗色の髪を撫でてくれる。 「サンキュ」 彼はそう言うと、彼女をベッドに寝かし、脚を大きく開かせる。 「待望のものだぜ?」 「あっ! あああっ!」 熱く高まった彼が一気に押しいってきた。 その余りにもの圧迫にアンジェリークは酔いしれながら、腰を淫らに動かしていく。 「ああ、ああ、ああっ!」 彼の熱いものをすっぽりと飲み込み、彼女は腰を淫らに動かし、締め付け始める。 「ああっ!」 締め付けは、いつも彼に快楽を齎せ、アリオスもアンジェリークを強く突き上げ始める。 「いいか? ナマでしてるぐらい」 「うん…ああっ!」 あれの厚さを感じて、アンジェリークは何度も仰け反る。 「ああ、ああ、ああっ!」 アリオスが奥を突き上げるたびに、アンジェリークは締め付ける。 それが見事なハーモニーをかもし出し、二人を快楽へと誘っていく。 「あああっ!」 激しい突き上げは、彼女が一番感じる場所へと到達する。 激しく、時には優しく。 「ああ、ああ、ああっ!」 アンジェリークの身体が淫らにも震えていく。 「ああ、ああ、ああっ!」 小刻みに激しく震え、絶頂が近いことを伝える。 そしてアリオスも。 「アンジェリークッ!」 「アリオスぅ!!」 アリオスが渾身の力で突き上げた瞬間、アンジェリークはそのまま意識を手放した----- アリオスとともに、彼女は快楽に溺れた----- ---------------------- それから毎日、アリオスはスキンを一枚つけては、アンジェリークと愛しあった。 そして----- クリスマス当日。 しっかりと愛し合った後、アリオスは、最後のカレンダーを開けた。 「あ・…」 そこには、スキンではなく、綺麗なエメラルドのイヤリングが入っていた。 「アンジェ、俺からのクリスマスプレゼントはこれだ…」 アリオスは箱から取り出すと、アンジェリークの掌に乗せる。 「有難う…」 アンジェリークは嬉しくて堪らなかった。 少しえっちな”アヴェント・カレンダー”のロマンティックな結末に、アンジェリークは嬉しくて涙が出そうになる。 「大事にするね?」 ああ」 アリオスは笑うと、アンジェリークに手を出す。 「何」 「今からそれは邪魔になるからな?ここに入れておく」 「えっ!」 強引にイヤリングは箱に直されて、アンジェリークは再び組み敷かれる。 「な、なに?」 「さてと、まだ夜は長いぜ? 楽しもうぜ?」 「え、いや〜ん」 アンジェリークはそのまま甘い声を上げると、アリオスにたっぷりと愛され始めた----- |