スポーツ800開発主査 長谷川龍雄氏を招く

 なかなか更新されないなあと思われた方も多いと思う。何しろ、これにかかりきりになって自分のホームページの更新もままならない状態だった。
 来る2月2日、トヨタメガウェブに於いてパブリカ、スポーツ800の開発主査であらせられた長谷川龍雄氏を招いてパブリカ系車両でラストランのミーティングを行うことと相成った。長谷川氏は2月8日で満86歳のお誕生日を迎えられる。それを機会に運転免許証を返納されるとのことだ。バイタリティの塊のような長谷川氏も寄る年波には勝てず、だいぶ目が弱くなられたとのことだ。昭和27年に運転免許証を取得(公言をはばかるが、それまでは無免許で社内を乗っていたらしい)して満50年、これにて公道は乗れなくなる訳だ。以前はパブリカによるツーリングも考えたのだが、目の悪くなった長谷川氏をつき合わせるのは流石にまずい。そこで、クローズドのコースでそんなに遠くなくてみんなが楽しく…ということで思いついたのが、トヨタメガウェブである。そこにある新車の試乗コースである、ライドワンで僕らのパブリカ系車両を走らせてくれまいか、とお願いしたところ、快く引き受けていただけた。当日は我々の車に一般来場者の皆さんを乗せるというアトラクションも用意してあるので、パブリカを知らない人たちにも楽しんでいただけるイベントとなるであろう。尚、現在そのプレイベントとして我が会員のパブリカをトヨタメガウェブのシティショーケースに展示してある。
01/31/2002

ニューイヤーミーティング終了

 20日、ニューイヤーミーティングが開催されました。当クラブからは、パブリカバンがコンクールデレガンスで賞をいただいた。誰一人として触れなかったが、26バンのスペシャルというグレードが実は今や激レアである上に、アフロディーテホワイトの車体色はスペシャル専用のカラーというものすごい貴重なものなのだ。
 まあ、パブリカそのものに興味のある人にしか、こんなことを言っても理解されないのかもしれないが、後学のために覚えていてもらうのもいいだろう。
 個人的には、コーヒーつくりとおでんの仕込みで忙しかったので、とてもゆっくりと部品を物色する時間はなかったが、そんな中でも少しであるが部品を買った。しかし、疲れた。それもそのはず、当日は家を出たのが朝4時だった。
01/23/2002

ニューイヤミーティングにクラブスタンドで参加

 よく考えたら、ニューイヤーミーティングに参加することを正式に表明していなかったことに気が付いた。遅きに失したが、ここに表明しようと思う。
 我がパブリカオーナーズクラブは20日に東京はお台場で行われるニューイヤーミーティングにクラブスタンドを出展します。我がクラブでは初のクラブスタンドでの出展である。
 今回クラブスタンドにしたのは至って消極的な理由による。行ったことのある人はわかると思うが、会場ではまず座るところがない。朝早くに集合して、日が傾く頃までいるのだ、ずっと立ったままでいるわけにはいかないだろう。筆者はあんまり疲れて自分の車の中で寝たことがある。筆者の顔を覗き込んで笑っている女の子の笑い声で目が覚めたという非常に恥ずかしい思い出がある。
 仮にクラブから3人個人展示で出すとすれば、クラブスタンドの方が安くあがると気がついたのもその一因だ。だとすれば、パーツも出せてみんなが帰るところができて、とした方がずっといい。暖かいコーヒーを出す用意はできた。お昼には何か食べられるものを用意したい。
01/16/2002

パーツ洗浄とチューニングとB110サニーと

 今日も引き続きエンジンパーツの洗浄をした。我らがパブリカのパーツを手にとると、実に寂しく思う。コンロッドなんか手にとると泣けてくる。鋳物肌の粗いこと…。筆者は試験的にコンロッドの表面を磨いたことがあるが、鋳物肌が白人の女の子のように鮫肌で、一番深い肌のくぼみに全体をあわせると剛性が無くなってしまいそうな勢いだったので、やめたことがある。ピストンなども、バリが多い。重さも左右で5グラム以上違ったりする。スタンダードのピストンで刻印の数字が同じにも関わらずこれだ。
 そんな時、いつも行くmoke’s cafe(リンク先を参照)の店長の小野さんのB110サニーの助手席に乗った。この車のA型、かなりのチューニングがしてあって、オーナー曰く8000回転までは大丈夫。圧縮が高そうなエンジンの回り具合で、加速の度にバケットシートに体が貼りつく感覚を受ける。このエンジン、ピストンとコンロッドの軽量化及び重量合わせはもちろん、フライホイールも軽量化されている。まだいろいろとやってはいるだろうが、細かくは聞かなかった。A型のエンジンのフライホイールがノーマルで果して何キロあるのかは知らないが、今ついているのはクロームモリブデンの材質で2キロということだ。我らがトヨタスポーツ800はノーマルでもデフ、ミッションに負担となる場合があるので、悪戯にハイパワーのエンジンにする訳にはいかないが、こういう車に乗るとこういうのもいいなと素直に思ってしまう。
 使うか使わないかはともかく、コンロッドの重量あわせと表面の研磨くらいは出してみようか、と思う。
01/14/2002

ニューイヤーミーティングの準備進む

 いよいよ来週の日曜日、ニューイヤミーティングが行われる。それに向けての準備が少しずつだが進んでいる。
 今日はまたディスプレイ用のエンジンパーツを洗浄した。部品を先週缶の中に入れて灯油に漬けておいた。もういい感じで汚れがやわらかくなっているだろうと思って、棚を開けた。…なにやら灯油のにおい、いやそれだけなら当然なのだが、やけににおいが強い。いやな予感。しかし、それは次の瞬間予感ではなくなった。なんと、灯油で満たしておいたはずの缶からすっかり灯油がなくなっていて、棚全体に滴っていたのだ。仕事が増えた。パーツのほかにこの棚も洗う羽目になった。パーツを洗うついでに昨年の夏に手に入れた新品のインテークマニホールドの洗浄を始めた。しかし、これがついでではなくなってしまった。メッキのしてある上にどういう訳か黒の塗装をしてしまってくれていて、それがきちんと乾いていればいいが生のままだった。初めは灯油をかけた瞬間に塗装が落ちると思っていたのだがそうはいかなかった。結局昼食を挟んで2時間、インテークマニホールドと格闘だ。結局、肝心のエンジンパーツのほうはあまり進まず、今日の作業を終えた。しかしありがたい。今週は月曜日もお休みである。
01/13/2002

復活の第一歩、板金屋さんに持ち込む

 と、言っても我が44ヨタではない。我がパブリカオーナーズクラブの前会長で現相談役の倉澤さんのコンバーチブルの話である。
 話はいきなりそれるが、我がパブリカオーナーズクラブは今年より僕が会長ということになってしまった。取材やイベント参加、あるいは新規入会希望の方の窓口となるだけで、特別にエラくなった訳ではない。正式な発表をまだクラブ内でもしていないので、どうかとも思ったが、各方面より問い合わせがあったのでここに非公式ではあるが発表する。
 さて、相談役のコンバーチブルはかれこれ1年半ほど、とある板金屋さんに追突された修理のついでにボディを直すため預けられたものだが、長いこと手をつけてもらえなかった。そのままでは埒があかないので、引き取って別のとある板金屋さんに預けなおしたのだ。早ければ今年の夏にはまた元気な姿を見せられることになるだろう。 
01/09/2002

本当に新品がいいのか?エンジンを解体して思うこと

 今月20日のニューイヤーミーティングに向けて、ディスプレイ用にエンジンのパーツを集めて洗浄している。昨日はピストンからピストンピンをはずした。このピストンピン、はずしてみたら、最近新品パーツで出てきたピストンについていたものと比べても、何だかいい感じだ。曰く、重さも少し軽く、肉厚も薄いような気がする。それよりも驚くのはピストンリングだ。パブリカ用の新車時についていたものなのだが、雨に当らない以外のことは何もしていないのに、錆が出ない。表面は未だにメッキでぴかぴかである。仲間内では当時もののパーツの方がクオリティが高いと専らの話であるが、こういうものを具体的に一つ一つ見ていくと、あながち嘘ではないと思う。ピストンリングはきれいにはずして取っておこう。ただし、パブリカにしか使えない。オイルリングがワンピースのものだからだ。
01/06/2002

遂に来た!鬼門の1月

 ニューイヤミーティングのある1月だが、筆者にとっては実に現の悪い月の到来だ。1月は車からみでなんだか嫌な事が起こる。この月はいつもの月に比べて走る距離が少なくなる。その象徴が思い起こせば4年前の追突である。ヨタハチに乗っていてやられたのだ。
 見通しのいい直線で当てられた。当方は止まったままだったので、加害車両の運転者側が全面的に悪い。20歳位の女の子だったが、「見えなかったのか?」と聞くと「見えなかった」という。その子の車の中を見て納得した。一つ前の日産バネット セレナだったのだが、運転者のシートが寝ていた。もとより運転姿勢の悪い奴は大嫌いだったが、これが決め手となった。今ではシートの間隔が広いのとシートが寝ている姿勢で運転する輩はその時点で悪い印象を持っている。現にそんな奴に限って運転が下手である。たいした凹みではなかった。全ては相手の保険で治せるが、そんなことは問題ではない。「もしあんたの保険で足が出るようだったら、あんたの体で払ってもらうよ」と、冗談とも本気ともわからない言葉のひとつでもいつもの筆者ならかけるところであるが、どうにも食指の動かない貧相な体だったのが時間が経た今、思い出せるその子の全てである。
01/05/2002