もう珍しくなくなった?トヨタ2000GT目撃

 27日の土曜日、静岡県は清水での仕事を終えて、レンタカーの最新のカローラで東名の上り線を走っていた。借りた今のカローラは1500ccなのだが、140キロくらいで巡航しても一向に辛くないのには驚いた。と同時に、ふわふわしたサスペンションが実に気に障った。エンジンの性能とマッチしていないように思う。 
 それはともかく、午後の8時頃だったか、沼津のインターを越えて暫く走ったところで、見慣れたポジションにあるテールランプの車を見た。誰の車かなと思いつつ走って近づいてみると、テールランプが丸かった。そこで気がついた。スポーツ800ではない、2000GTであると。三河ナンバーでペガサスホワイト(で、良かったよね)の2000GT、気になる前期か後期かは暗くて判別がつかなかった。個人的には今月はもうミーティングで1回、偶然路上で2回見ているので、個人的にはなんら珍しくなくなってしまった。贅沢な話である。
 しかし、名古屋方面から東名上りということは…。あれか!「TESモータースポーツフェスティバル」に参加する車なんだ、俺も明日行くんだ!とカローラの中で叫んだが、2000GTのドライバーに聞こえる由もない。追い越し車線を走っていたランサーが暫く2000GTと並走しているのを見て、車はスピードだけではないんだな、と改めて思った。100キロ程で巡航していた2000GTを1500ccのカローラでブチ抜いた時、自分のいとこのおばさんと姦ってしまったような気がして嫌な気分だった。ちなみに、アルミインゴットシルバーの我が44ヨタも同イベントに参加しようと出たものの、キャブレターの不調で引き返してしまった。相原さん、ごめんなさい。帰ってガレージに入れた次の瞬間、雨に降られた。キャブレターの不調は気圧が低くなったせいなのか?
10/28/2001

忌々しき事態!シャックルキット補給打ち切り?

 どうしてこういうことになるのか、トヨタの部品供給にはスポーツ800オーナーなら泣かされているだろう。先日、リアリーフスプリングの前後のブッシュが補給され始めたとの情報を受け、ここぞとばかりにブッシュを買った。なぜそんなにしゃかりきになっていたかと言うと、以前はここのブッシュがブッシュ単品では補給してくれず、シャックルのキットでしか補給されていなかった。そんな時代がしばらく続いたのだが、これはパーツの冬の雪解けか、と喜んだのもつかの間、こんどはそのシャックルキットが出ていないという話だ。これは筆者が確認していないので、試しに在庫確認してみようと思っている。筆者はこのシャックルキットを新品で1台分確保している上に、現在使っているシャックルも2年ほど前に換えたので、十分なのだが、これから買おうとしていた人には気の毒である。まあ、金属部品で擦動部品ではないのでシャックル自体はありさえすれば、何とか成るのかもしれないが、どういう心算なのか、よくわからない。
10/21/2001

お役目ご苦労!エンジンオイルを交換

 東京の多摩地区は好天に恵まれた。普段はどこかにしまい込んであるであろうトヨタ2000GTも走り出すくらいの天気である。2000GTでなくともどこか走りに行きたくなる天気だったが始動が遅かった。そこで先週も長い距離を走ったのでオイルを交換することとした。前回交換してからしらない間に1000キロも走ってしまった。色が黒いのはきちんとオイルが仕事をしてくれている証拠。粘り気もまだまだ十分あるが、ここは換えてしまおう。オイルを換えるサイクルを早くしてから調子の良さが持続するようになった。特にバルブリフター付近からの音がオイルが新しいと静かなので精神衛生上非常によろしい。
 ここで筆者の使用しているオイルを紹介しよう。BPのビオラスーパーVというオイルである。このオイルのいいところは先ず安いこと。ものさえあればどこでも一缶1980円のバーゲンプライスで売っている。筆者が買うときはケースで買っているので、BPののぼりの立っているカー用品屋さんで頼めば必ず取り寄せられる。同社製のクラシックカー専用オイルと言っているものよりずっと安い。二つ目にいいところは同じ銘柄で10W−40と20W−50という二つの粘度があるところである。季節で換えたり、その時の調子で換えたりと使いようがある。三つ目にいいところは性能もそこそこいいところである。しかし個人的にはオーバークオリティと思っているがメーカーが知らない間に良くしているので仕方がない。
10/14/2001

扱いも下手?イベント参加サイドストーリー

 イベント参加前、嫌なものを見てしまった。ミッションの後のところから落ちていると思われるオイルがガレージの床に少量であるが溜まっていたのだ。あの状況が走っている間ずっと続いていたのかと思うと、ちょっと心配になる。しかし気がついたのは出発寸前、いつもお世話になっている車屋さんに行く時間がない。実はガレージの至近にあるトヨタビスタ多摩で不本意ながらミッションオイルを足すこととした。
 作業は短時間で終わり、ミッションオイルも100ccも入れないうちにいっぱいになって結果的には大したことではなかった。しかし、その作業をはじめる時にディーラーの整備の人がやってくれたのだ。リフトに乗せるために、整備の人が乗ってエンジンをかけ、移動する。すると数十秒もたたないうちにエンジンの音が怪しくなる。黒い排気ガスを一瞬吐いたと思った次の瞬間、エンジンが止まった。そう、整備の人がかぶらせてくれたのである。乗る前にオーナーがいるからって手加減しないで回してくれといったのに、ご丁寧に手加減してくれたようである。出発前、プラグをはずしてみたら、電極は白に近い狐色、軽くカーボンの乗っているいい感じの焼け方だったのにすっかり台無しである。プラグをかぶらせたのなんて、今年は初めて。ここ数年はなかったのに。
 ディーラーでの整備であまりいい話を聞かない。特に多摩地区のディーラーでの旧車に対する対応は悲惨の一言である。腕も確かでフレンドリーなディーラーさんで整備を受けているオーナーがうらやましい。
10/12/2001

久しぶりのミーティング 浜松発!ものづくりフェスタ2001参加

 季節は秋。秋は旧車のイベントの季節ということで、なんと今年のニューイヤーミーティング参加以来、久しぶりにミーティングに参加した。「浜松発!ものづくりフェスタ2001」がそれである。大学の付近の開発途中の土地に数多くの車が集まった。主催者、それを助けた皆さんに感謝したい。中でも、土地柄というべきかホンダのSの姿が印象的であった。スポーツ800オーナーならホンダのSを買おうか、トヨタスポーツ800を買おうか一度は悩んだはずである。あるいは現に両方持っているという方もいるかもしれない。S500を見たのは今回が2回目だ。実は購入まで考えたS600のクーペがなかったのはちょっと淋しかった。
 白のボディに赤のホンダエンブレムのクーペが目の前にあって、実際に欲しかったのだが、試乗した時になかなか降りられなかったという物理的な問題で購入を断念した記憶がよみがえった。対してトヨタスポーツ800の方はというと、乗り降りが比較的楽だったのだ。こんな理由で購入を決めた人間も珍しいと思う。
 東京から浜松というと結構距離がある。これだけあるとイベント参加もさることながら、その間の移動も立派なツーリングになる。他の人の車に乗るのが大好きな筆者がこの好機を逃す筈がない。会員の車をとっかえひっかえ乗った。その印象ではパブリカのデラックスは危険な車だということがよくわかった。乗り心地が良すぎる。スポーツ800と比べるとまるでゆりかごに載せられているみたいで、あっと言う間に睡魔に襲われる。最後は彼と彼女のフルフラットシートで会長の車の助手席で眠ってしまうというおまけつきである。前からそう思っているのだが、パブリカもいいなと痛感させられる。お金が欲しい。このページをごらんの方で出版関係その他の方、書き物のバイトがあれば喜んでやらせていただきます!ドラマの脚本から風俗記事まで良いお話、お待ちしています。
10/10/2001

部品の神様ありがとう!エマージェンシーフラッシャースイッチを入手

 ここのところ、部品の神様が筆者のお願いをかなえてくれていて嬉しい。先日、我がパブリカオーナーズクラブの会員から、「これ、使えないから良かったら…」と筆者にエマージエンシーフラッシャースイッチ(敢えてハザードランプとは言わない)をくれた。実はこの部品、先日解体したパブリカ(トピックス8月分にて既報)についていた部品で、一緒に行った会員がもらって帰った部品である。多分純正の後付部品で、エマージエンシーフラッシャーのついていない年式の車に取り付けるキットである。ところが、持ち帰ってつけてみたところ、何らかの不具合があるらしく、ウインカーがついたままになってしまったというのだ。そこで、捨てるよりはやっぱりほしがっていた筆者のところに、と相成った訳だ。スイッチ自体は実は新品を持っている。しかし、このスイッチのすばらしいところはスイッチノブにある。もともと筆者の44ヨタについているスイッチのノブと同じなのだ。古いスイッチノブはノブの上に「EMERGENCY FLASHER」と外側を縁取るような感じで文字が、浮き彫りで入るのだが新しく補給されていた部品にはそれが窪んで入っているという決定的な違いがある。ごまかそうにも、新しい部品には白の塗装までご丁寧に入れてくれていてごまかしようがない。
10/4/2001

本当にこれか?我が44用のラジオを入手

 先日、700を置きに静岡に行ったのは既報の通りだが、この静岡行きにはもうひとつ目的があった。静岡の会員が44ヨタ用のラジオを持っているといて、このラジオを譲ってもらおうというのだ。
 ラジオについては、ついている車をみたことがあまりないので、果してどの年式にはどのラジオがついているのかを判断するのはなかなか難しいところである。これは44年式に限らず、スポーツ800各年式にいえることである。筆者自身は44年式でラジオがついているという車を見たことが一度しかない。ラジオの表が灰色のパネルになっているタイプで、43年式の後半のパブリカに同じ物である。しかし、その車は11型で、その時期のものなら合っているかもしれないが、我が44ヨタである12型には合うのかどうか判断に苦しむ。
 ひそかにこれが筆者の44用だと思っていたのが、30パブリカのラジオである。スイッチノブがきのこみたいな形で、ラジオの表面は前面黒いプラスティック製のものである。それまでのパブリカに使われていたものと比べるといささか質感のないものである。それがまさに目の前に出されたのである。選択肢の一つとしてとりあえず筆者の手持ちパーツのラインナップに加え、検証をした後、使用しようと思っている。
10/3/2001

700パブリカを回送。10パブリカ試乗インプレッション

 9月29日、また新たに我がパブリカオーナーズクラブに入った方の10パブリカに一人で乗って、横浜青葉インターから富士インターまで東名高速道路を走った。乗った10パブリカは40年式。700の中では一番20パブリカに近い年式である。カタログデータでは、32馬力のエンジン装備である。しかし、今回乗ったパブリカ、エキゾーストは大きな穴があいていて、大音響の割には低回転時のトルクがなく、高速道路のインター入り口の若干急な坂をあがるのさえ難儀する。これから先、不安になったがもうどうしようもない、壊れるのも覚悟で高速に入った。
 しかし意外なもので、一度回転を高い所に持っていってしまえば、想像以上に走った。2U−B装備の20パブリカからは4馬力、2U−C装備からは8馬力も非力なのに、遜色なく走る。この車はなんと走行距離が2万キロに満たない車だったので、機械部分のコンディションのよさからストレスを感じることはなかった。
 さて、いつもなら「試乗インプレッション」のあとに「その1」とつくところだが、今回はこれが最初で最後である。わざわざ富士インターまで自分のものでもない車に乗ったのは、この車をいずれ解体するためである。車検が来週には切れてしまうので、急遽車を預かってくれる所に回送する必要があったのだ。オーナーが高速道路で走ったことがない車を、全く経験のない筆者が乗ったのでトラブルを予想していたのだが、一切トラブルなく無事に富士インター近くの車屋さんに到着した。
 明けて30日の朝、今回置き場を段取りしてくれた静岡の会員から電話があった。今朝動かそうとしたところ、エンジンがかからず、結局セルモーターで車を動かしたとのことだ。あの快調さは燃え尽きる前の炎だったのか…。いずれ復活する10パブリカの部品取りになって間接的に復活するのだが、筆者がこのパブリカの死水を取ったのかと思うと、神妙な気持ちになる。
10/1/2001