12.ヒーターを載せる

ゴムシート取付さて、いよいよヒーター本体をエンジンルーム内に取り付けます。バルクヘッドに向かうダクトをヒーター本体に取り付けてバルクヘッドのダクトに合わせて取り付けた後、ヒーターステーの上にヒーター本体をとりあえず置きます。次に前回作ったゴムシートをヒーター本体のステー下におきます。ヒーターには4ヵ所ヒーターステーに取り付けるところがありますので、4ヵ所全部にゴムシートを入れます。ポンチで作った穴とステーのボルト穴をあわせます。
ボルト通す次にボルトを通します。ここでは後の作業もあるので、仮留め程度にとどめておいて下さい。

ヒータースイッチ室内側のヒータースイッチパネルを取り付けます。パネルにはパイロットランプ、ヒータースイッチを取り付けたあと、スイッチ裏に伸びているロッドにコッターピンを介してヒーターコントロールワイヤーを取り付けます。この時点では室内側に入るハーネス類をスイッチやパイロットランプに取り付けないほうが後の作業がやりやすくなります。コッターピンは現在補給されていませんので、付いているコッターピンをきちんととっておいて下さい。ものが小さいために合うコッターピンがなかなか見つかりません。
ヒータースイッチ取付後スイッチパネルを車体に取り付けたところです。取り付ける前にバルクヘッドに空いている穴にコントロールワイヤーを通してからスイッチパネルを取り付けると後の作業がやりやすくなります。スイッチパネルを止めるナットはこのパネルについているボルト部が短いのと、ダッシュボードから見ると影のところにナットを入れるので工具が入りずらいです。やる前にはちょっと覚悟がいります。
ワイヤー取付エンジンルーム内に入っているコントロールワイヤーをダンパーに取り付けます。ダンパーからのロッドの溝に画像のようにコントロールワイヤーを通します。その上にワッシャを置き、Rピンを通してワイヤー先端の取り付けは終了。ただし、画像ではわかりやすくするために、ワッシャを省いた画像を入れていますのでご注意ください。ワイヤー基部はヒーターケースのステーにビスを介して取り付けます。このステーの小さい部品はなくしやすいので解体の際には注意深く作業し、決してなくさないようにしてください。
ヒーター本体取付完了これで本体の取付は完了です。もう一度ヒーター本体をステーのすわりのいい位置に来るよう微調整をしてください。ですがこの際にステーに通っているボルトは本締めしないようにしてください。後の作業でボルトを外す手間がありますので、決めない方がいいと思います。