11.ヒーターを載せる準備をする
6年以上の年月を経てレストアなった昭和41年のトヨタスポーツ800。ボディの修復はもとより、内装も完成して戻ってきた。あとはこのヒーターを載せれば完成である。ヒーター本体を載せる前に周辺の部品を取り付けます。
最初にバルクヘッドに取り付けるダクトに使用するガスケットをガスケット紙から製作します。元々ついているガスケットをそのまま使用してもいいですが、ほとんどがボロボロになっています。もとのガスケットと同じ幅のガスケットの帯を一枚作ります。長さについてはあまりそうな長さで適切に切っておきます。
バルクヘッドに取り付けるダクトも今回は再塗装しました。もともとあったガスケットを介してバルクヘッドにダクトを取り付けます。
ダクトにボンドを薄く塗布して先ほど作ったガスケットを接着します。ガスケットは取り付ける前に丸めてダクトになじむようにします。この時に寸法もあわせて適宜切ります。接着したら元に戻らないように画像のように洗濯ばさみなどで固定し、乾くまでこのまま置いておきます。
左のインナーフェンダー、フューエルフィルターを止めているステーに電磁バルブを取り付けます。
右のインナーフェンダー下、サブフレームの隙間にオーバーフローパイプのアウトレットを取り付けます。
ヒーター本体下に敷くクッションを作ります。もちろん元からあるものを使ってもいいですが、ほとんどがボロボロになっています。今回は厚さ1.5ミリのゴムシートをヒーターのステーにあわせてサイズを決め、その中央に6ミリのポンチで穴を開けて出来上がりです。全部で4個作ります。もう少し厚いシートがあればそちらの方がいいかも知れません。画像は製作途中でサイズを間違えて失敗した作例です。