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新転位・21演劇学校
アトリエとげぬき地蔵
オーディション&ワークショップ/履歴


新転位・21第13回公演
「シャケと軍手」







新転位・21第12回公演
「向日葵」







新転位・21第11回公演
「僕と僕」





日時
07年7月519(木)〜22日(日)
場所
新転位・21
アトリエとげぬき地蔵
時間
18時〜22時
募集数
20名
参加者
11名
参加費用
15,000円
受付期間
5月10日〜7月17日
採用者
神谷由紀子
日下義浩
永岡沙江
岩崎智紀
ほか



新転位・21第10回公演
ホタルの栖






日時
07年4月5日(木)〜8日(日)
場所
新転位・21
アトリエとげぬき地蔵
時間
18時〜22時
募集数
20名
参加者
14名
参加費用
15,000円
受付期間
1月10日〜4月2日
採用者
大和田尚子
ヒザイミズキ
金濱夏世
吉田男爵
神谷由紀子
斎藤萌子
小山志保
日下義浩
吉川恭代


新転位・21第9回公演
嗤う女




日時
06年7月27(木)〜30(日)日
場所
新転位・21
アトリエとげぬき地蔵
時間
18時〜22時
募集数
20名
参加者
15名
参加費用
15,000円
受付期間
6月1日〜7月25日
採用者
清水ひろみ
竹内泰子
藤本梓
南真理子



新転位・21第8回公演
「異族の歌」




日時
06年2月5(木)〜8(日)日
場所

新転位・21
アトリエとげぬき地蔵
時間
18時〜22時
募集数
20名
参加者
12名

参加費用
15,000円
受付期間
12月1日〜2月5日必着
採用者
井手豊
岩川藍
前田まゆ子
反町鬼郎



新転位・21第7回公演
「黙る女」




日時
05年9月1(木)〜4(日)日
場所

新転位・21
アトリエとげぬき地蔵
時間
18時〜22時
募集数
20名
参加者
16名

参加費用
15,000円
受付期間
7月1日〜8月29日必着
採用者
高橋美栄
西山泰広
渡辺裕来子
吉川恭代
浜田奈津子
中島望美
横瀬祥子


新転位・21第6回公演
「砂の女」



日時
05年3月24(木)〜27(日)日
場所
新転位・21
アトリエとげぬき地蔵
時間
18時〜22時
募集数
20名
参加者
15名

参加費用
15,000円
受付期間
1月10日〜3月17日必着
採用者
樋口祐子
玄覚悠子
RUKO
生原麻友美
渡邉裕来子
阿久根裕子
斎藤りえ
帖佐寛徳
狩野淳
三浦秀典
田村尚久
岩崎智典


新転位・21第5回公演
「齧る女」




日時
04年8月26(木)〜29(日)日
場所

新転位・21
アトリエとげぬき地蔵
時間
18時〜22時
募集数
20名
参加者
17名

参加費用
15,000円
受付期間
7月1日〜8月20日必着
採用者
田村尚久
松本真一
西田梨枝子
中原慶太
田中聖児
仲野綾花
西村いづみ


新転位・21第4回公演
「エリアンの手記」





日時
04年3月18日(木)〜21日(日)日
昼の部 PM1:00〜4:00
夜の部 PM6:00〜9:00

場所
新転位・21アトリエ
「とげぬき地蔵」
募集数
20名
参加者
17名

参加費用
15,000円
募集期間
04年1月10日〜3月12日
採用者
滝本恭子
酒句夕里香
鏑木真央
杉祐三
三浦秀典
中澤克裕
小室佳代
足立明音
参加者へのメッセージ
腰痛で迷惑かけましたが、ほんとに楽しい4日間でした
みなさんのご要望に応えて、次回から1日4時間はやることにします
簡単に復習しておきます
セリフを喋るのに苦労するのはなにかが間違っているからです
ふだん人間がやらないことを「不自然な」ことをやっているからです
普段人間は、自分はどういうふうに喋っているのか思い出しましょう
「普段の声」で喋りましょう  「自分」が喋りましょう
声を腹に落としましょう 必ず自分の声を聞きながら
相手を聞きながら喋りましょう 声が「うるさい」ときは
必ず発声が間違っています
呼吸を「止め」ましょう 演技はすでに「相手」を含んでいます
相手に集中しましょう 相手のセリフをよく聞きましょう
演技は聞くことから始まるのです
気持ちでは演技できないことを肝にめいじましょう
「ことば」の凄さに気づきましょう
演技のことでなにかわからないことが出てきたら
遠慮なく稽古場へ来てください
遊びにも来てください


新転位・21第3回公演
「ジロさんの憂鬱」





日時
03年9月4日〜7日
PM1:00〜4:00

場所
新転位・21アトリエ
「とげぬき地蔵」
募集数
20名
参加者
20名

参加費用
15,000円
募集期間
7月1日〜8月31日

採用者
神戸誠治
原田習
溝口真貴
渡邉紀栄
岩崎智典
平山潤一郎
黒川達志
谷口瞳

参加者へのメッセージ
四日間という短い時間でしたが、みなさんと
一緒に過ごすことができてとても楽しかったです
いま目の前で出来事が起きている
つまり「リアル」でありさえすれば
演劇はとても面白いし、また楽しいものです
小さなことでも、ひとつひとつを大事にしながら
考えながら、コトバにしながら
自分たちの舞台を創っていただけるとうれしいです
時間があったら遠慮なく稽古場へ遊びにきてください
採用に関してはすでに言いましたように
実力、性格?等の問題ではなく
こちら側のキャスティング事情によって決定しました
残念ながら今回は一緒にやれなくても
次回はぜひ一緒にやりましょう



RU+転位・21第1回公演
女殺し油地獄

2001年5月17日〜5月24日
氷川台 STUDIO J2 FACTORY
参加者29名


昔、転位・21にいた参加者の
家根本渉くん(右)
13年ぶりの再会がうれしかった



参加者の感想
掲載については本人の許可をいただいています
とてもいいショップ内容でした
今迄誰も言ってくれなかった、己でも知ろうとしなかった
全くもって根本的なことを
ちゃんと知ることが出来た事を幸運に思います
それらをちゃんと実践出来るかどうかは
いささか不安ではありますが
少なくとも肝に命じるように精進したいと思います
(西村健・MOTHER)


西村の大阪弁での
ユーモアある喋りかたにはみんな感動したよな
東京でもゼッタイその大阪弁捨てないでくれ〜!


今まで漠然と把握していたものが明確になった
人のセリフを聞くということ
相手にセリフをきちんと話すということ
日常の観察が必要だということ
今まで再三言われてきたことだけれども
どういうことなのかが自分の中ではっきりした
自分が「気持ち」に傾きすぎていたことも
自分の芝居を見て
段取りでやっているように感じられた原因も見えた
やる気がないように見られて、それが悩みだったけれども
そう思われたのも
同じところに原因があるのだろうかとも思ったが
そこははっきり分からないが
どこかやらされているように見えるからかもしれない
そう見えてしまうのは、自分にはっきりと根拠がなく
「こんな感じ」でやっていたからなのではと
今回レッスンして認識した
とにかく頭の中がはっきりしてとてもいい気分である
自分の中で変化があったのは確実である
長いこと演劇に関わってきたけれども
今回、この場に参加できたことは大きな収穫だったと思う
台本はもっとていねいに読まなければいけなかった
と反省もした
それと自分の考えをもっと
論理的に話せるようにならなくては
長くつき合ってきたけれども甘さがあったように思う
(林美輪子)

  
以前、柄本明はよく
「全然、やる気がないように見えるように演りたい」
と言ってた。おれもいつも大笑いしながら
「いいね」と相槌をうってたっけ
それはね、林
いまの日本の社会は、あるいは日本人は
「やる気を見せてなにかやる」人間しか評価しないからだよ
でも、それでいいのかなといつも疑問におもう
少なくとも西行や良寛が生きていた時代は
つまり仏教が生きていた時代は
無為に日々を過ごすことに
なにもしないことに
至高の価値が与えられていたんだよな

  
有意義な1週間でした
今までなんとなく自己流で芝居をしていましたが
芝居をする“意味”が少しわかった気がします
もっと早く山崎さんのワークショップを
受けられていたらよかったなあと思っています
(おかのみか)

  
おれの言葉がすこしでも響いたとしたら
おかのの中に
そのことばが眠っていたってことだよ
楽しく参加する事が出来て、とても良かったです
山崎さんの言葉を聞いて
芝居が変わっていく皆を見ているのが面白かったし
感動しました
『言葉が伝わる』とは、こういう事なんだと実感出来ました
『人は言葉によって動かされる』という山崎さんの言葉を
俺は大事にして
芝居をこれからも続けていきたいと思いました
自分は今まで
どうしても芝居をする時に構えていたので
今回は余計な構えをしないで芝居をしたい
普段通りに舞台で会話したい
というのが今回の目標だったのですが
かなり楽に話が出来たと思います
まだ書きたい事は山程あるのですが
後は山崎さん、村山、屋良ちゃん
今回参加した人達と飲んだ時に話してみます
ありがとうございました
いや、本当に面白かったです

(石黒時彦)

石黒、独楽、西村が場をつくってくれたんだ
こっちこそ礼を言わなくちゃ
ほんとにありがとう

  
今回のワークショップは参加して良かったと
1週間終わってみてつくづく思いました
自分でできない事
足りない事がたくさんあると思っていても
それを細かく追求して、まちがった面も原点に戻そうと
意識的にしていかなければいけない……
人を感動させるという事はすごい事、大変な事
反面、単純なものの中にあるとも思いました
日常的にも考えて、意識するものがたくさんあると思いました
1つでも自分が感じた事を身体ですなおに
表現できるようになりたいと思いました
今回は、皆で考えながら、悩みながら
時間を過ごせた事は本当に本当にうれしかったです
とてもあたたかい空間でした
本当にありがとうございました
(安藤ゆかり)

  

人間は、いっぺんにそんなにたくさん
なにかを意識して行うことはできないよね
だから大切なことをひとつ、あるいはふたつ
自分のなかで大事に、大事にしながら意識的に演技をする
それだけで観客はゼッタイ感動するはずだぞ、安藤
その気持ちを忘れるなよ

  
ふだんから意見を言うのが苦手なので
みなさんの発言を聞いていてとても勉強になりました
いいたいことが最後まで
はずかしくて言えなかったことが反省点です
おもしろかったです
みなさんがすることも、それを見ているみなさんの様子も
今度、シェークスピアの「夏の夜の夢」をやるのですが
王様の話をあんな様子で聞いていたら
面白いと思いました
山崎さんの話は柄本(明)さんがおっしゃることを
わかりやすくかみくだいた感じだったので
とても参考になりました!!!
またこういう機会があれば
是非参加させて頂きたいと思います
(伊藤悦子・東京乾電池)

  
恥ずかしくて喋れないというのは
大事にすべきことじゃないかなあ
喋ればいいってもんでもないしさ
いちばん大事なのは「聞く」チカラ
伊藤はそれもってるもんね
だからみんなが伊藤に興味もってたんだ
参加者へのメッセージ
1週間という短い期間ではたいしたことはできません
そこで私がやりたいと思ったことは
参加者に演技をしてもらい
具体的には過去に言ったことのあるセリフを言ってもらい
その演技が面白いか面白くないか
セリフ(ことば)がセリフ(ことば)として成立しているかどうか
成立していないとすればなぜか
面白いとすればなぜか、そういったことを
参加者みんなで考えていく場所にすることでした
演劇はみんなで考えながら創っていくものであり
また、いい舞台は、そうしたいい現場からしか
けして生まれないものだからです
みんなそのことをとてもよく理解し
率直に、積極的にことばを交わしあいながら
演技とはなにか、演劇とはなにか
ことばにしながら考えたりレッスンしたりしてくれました
その意味では、これまでにないほど充実した
とてもたのしいワークショップでした
みんなでこのまま稽古をしていったら間違いなく
いい舞台ができると感動しました
それはむろん私のチカラではなく
参加者みんなのチカラなのです
よい意味で自信と誇りをもってほしいとおもいます
   
ここにもう一度、稽古場で
わたしが言ったことばのいくつかを記しておきます
演技に迷ったら、思い出して、参考にしてください
   
演技を覚えるとは
自転車に乗ることを覚えるようなものだ
ことばに導かれながら
自転車の乗りかたをからだに覚えさせる
それはことばを身体化するということである
演技もことば(考え)に導かれながら
その表現方法を身体化していくことである
当然、ただしいことば(考え)に導かれないと
とんでもない演技(間違ったクセ)を身につけてしまう
演技に関するそのことば(考え)は
ただしいかどうか、普遍的かどうか
考えながらレッスンすることがいちばん大切だ

   

「お芝居の声」ではなく
自分の生な声
を出すこと
演技にとってもっとも大切なことは
「喋る」ことではなく、「聞く」ことである
「聞き」「分ける」ことである
聞き分けることができれば、即興で経験したように
セリフは自然に出てきます
セリフとはアクションである
相手を動かすことである
自分のことば(声)で相手に働きかけること
相手を動かそうとすることが大切だ

    
会話とは「食の行為」である
自分が感じたこと、考えたことを
「ことばと声」という食べ物にして
西村くんの言う「たまご焼き」にして
相手に差し出すこと、食べてもらうようにすること
そのことを相互に行うことが「会話」である
言い換えると、会話とは
ことばと声で相手と「まぐわう」ことである
快感であり、喜びである
(石黒、おまえ、ちょっと喜びすぎ!)
気持ちを「用意して」喋ってはいけない
気持ち(内面)を表現しようと思ってはいけない
人間はふだんそんなことをしていないからです
ふだんやっていないことをやろうとしてもできないし
やっても不自然になります
なによりも大切なことはまず「声」を発すること
気持ちをのせて喋るのではなく
自分のからだを十分響かせるような
声(ことば)をまず発することである
そのいい声を聞いていたほうが
見る側(観客)が感動することは
レッスンで経験したはずです
声を発することで相手を動かすと同時に
自分の心身(からだの内部)を動かすこと
それが声とからだの関係である
そうしないと、その声は身体が欠けたものになってしまう
(乾電池の戸辺くん、伊藤くん、忘れないでね)
声はおなかから出すように
そのためには、セリフを喋りながら

顔や肩、つまり上体を動かさないようにすること
上体を静止させて、声を発すること
そうすれば、自然と声はおなかから出る
おなかから声を出すほかなくなるからだ

  
声を出す、セリフを喋る
その時、同時に、自分の声を聞き分けること
自分のことばを聞いている相手を
聞き分けることが大切だ
言い換えると、自分の声が聞こえない
相手を聞き分けることができない
そうした声の発し方は間違っている
セリフ(ことば)を喋るとき
すべてのことばを意識的に喋ること
すべてのことば(声)に自分の「意識」を通すこと
そうしないと、ことば(声)は聞こえてこない
そこが普段喋るのと違うところだ
セリフは「息」のレベルで言えば
「吸う」「吐く」「止める」から成り立っている
息を止めることを意識的にやらないと
いま言ったことば(声)は消えてしまう
ふだん人と喋るとき
自分がしばしば息を止めていることを
よく観察すること
  
これらのことは『俳優になる方法』に
もうすこし丁寧に書いてありますので
参考にしてください
    
みんなに会えてほんとにうれしかった
ありがとう
そしてこれからもよろしく!
RUとは?

999年12月と、2000年5月〜6月
トム・プロジェクトの企画制作でオーディションを行い、
選考した俳優たちによって現代歌舞伎「東海道四谷怪談」を上演しました
「RU」は、そのときの俳優たちによって結成された任意の俳優ユニットで
「女殺し油地獄」を公演しました
ただしRUは2002年春から「新転位・21」のなかへ解消されました


フォーナイン主宰のワークショップは
今年7月をもって終了しました

レッスンが行われた日
毎週、月曜日と土曜日の月8回


場所:新宿村スタジオ
「くそ〜、酒でも飲みに行くかあ」
と騒いでた可愛い俳優のタマゴたち?

問合せ
フォーナイン
tel:03-5722-1505