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 東京宝塚劇場公演「ガイズ&ドールズ」   Part2


司:で、またちょっと続けて行きます・・・

     と、お客様がいらっしゃるのかと思って立ち上がるキリヤン

き:あ、違うのね?(と、再び座る)あはは・・・(笑)

司:お客様は終了です。プロローグから30分以上舞台には立たないのですが・・・

き:はい、そうですね。  

司:こちらは女としての自分を磨く時間として使われていると思うのですけれども・・・お化粧や髪型などは、試行錯誤を重ねて今に辿り着いた?  

き:はい、そうですね。もう、だから・・・そういう意味で、女役さんというのはこれが毎回なのかーと思うと、ほんと一回でよかったと思うんですけれども。なんか、全てにおいて勿論自分が良く出ないといけないし。それこそ、役にもよると思うのですが。皆さん「30分間出てなくて暇にしてるんじゃないの?」と言われるんですが、とんでもございません。そこに作り上げて行くまで・・・作って作って作らないと出れないので(笑)。あの、気持ちをたかめていきーの、準備して、鬘もセットして・・・って感じですかね。 で、まぁ鬘の形もパレードの鬘も、なんか大劇場でなんか色々言われまして(笑)。やっと今の形に落ち着いたって言うか。まぁ、皆さん好みだと思うので「あ、この間の短い方が良いわ」って言う方は・・・まぁ、もしかしたらもう一回位出てくるかも知れないんですけれども。あー、でも本当に女役さんはそういう意味で大変だなと思いました。 細かい作業がね、多いですね。細かい作業がほんとに嫌いで私。向いてなくて。あのー大変なんですけれども。不器用ながら日々色々やっております。  

司:きりやんが裁縫とかとても得意・・・だった場合・・・  

き:うん・・・ははは!(爆)失礼やな。嫌でしょ?  

司:嫌ではございませんが・・・  

き:どう?私がちくちく縫っている様は・・・

司:よなべをして・・・という感じではないですね。  

き:そうでしょう?ないでしょう?でも女役さんっていうのは絶対それが宿命で、私もよなべしたんですよー!(ちょっと自慢げに)ちゃんと。で、でもなんかちくちく縫いながらも(と、縫い物をする仕草)それはそれで「あー私も女役の一員だわー」とか思いながらやりましたが。一応ね、そんなに好きでは無いんですが、裁縫は一通り・・・一通りってこともないな。あのボタン付けとかホック付けとかそんなんぐらいはできますね。はい。なので、想像したくなくてもして下さいって感じ。

司:じゃぁ今、どーんと想像して頂いて・・・   き:(笑)  

司:今回はなかなか普段見られないベビードールとか、ヒョウ柄のガウンとか・・・などなど。  

き:凄いですよね、衣裳の数が。ほんと凄いんですよ。多分「ガイズ&ドールズ」の出演者の中で一番多いんです、私。きっと。  

司:恵まれてますね。  

き:そうです、着せ替え人形のごとく。で、まぁ一応水商売の女なので(笑)派手に着飾ってないといけない役なんですけれども。だから衣裳合わせに何回行っても終わらないみたいな感じで。でも全部すごく素敵なお衣裳を着させて頂いて、TVでも言いましたがベビードールは、デザイン画を見た時点で「え?」って「ゲッ!」みたいな感じになって。で、いざ仮縫いに行きますね。仮縫いっていうのは結構最初の方にするじゃないですか。まだなんか男役が抜け切れてないような頃に行って、愕然としたんですね。あまりにも似合わなくて。もう鏡見て「はぁ〜・・・(ため息)」って大きいため息をついて、でも「まぁ、化粧して鬘付けたら何とかなるよねー」とか言いながら、終えまして。 でも、もう舞台にのったら「私が一番可愛い!!」(と胸を張る)という勢いで行かせて頂いております。  

司:ネイサンも、ふくらはぎが・・・  

き:そう!そうとか言って(笑)。そうなんですよね、この逞しいししゃもを愛してくれてるみたいで。日々鍛えてね、たるまないように頑張りたいと思っております。  

司:最近は指輪を忘れることはありませんか?  

き:あのね、この東京公演中すごい優秀なんですよ。まだ一回も忘れてない・・・あの未遂はあったんですけど。こう、「いぇ〜い」(と出るまね?)とか言って「あぁー!!」(手を見て驚く様子)みたいなことはあったんですが、舞台上で忘れてしまったというのはないです。もう自分の体の一部のような感じですね。  

司:そんなタニチャンがらみで・・・銀橋に出てくるフィナーレナンバーで自毛でされているのが、とても評判が良ろしいんですけれども、あの・・・網タイツ・・・みたいの・・・  

き:みたいなのじゃなくて網タイツ。  

司:はい、ちょっとハッキリ言おうかどうか迷った・・・  

き:あはは!(爆)なんで?  

司:曖昧になってしまった・・・  

き:ちょっと網タイツってね、Hっぽいもんね。(笑)ほんで?  

司:で・・・ちょっと半開きのキス?っていうんでしょうか?

      ここでちょっとお茶を飲んでいたきりやん

き:うん、聞いてるよ、聞いてるよ。(笑)  

司:官能的で素晴らしいというご意見が・・・  

き:半開きのキス?ああ、口がね。(笑)  

司:キスは半開きではありません。  

き:そうね、そうなんですよ。よくしますよね、あんな銀橋のど真ん中で。あれはねー、ああいうのは最初は恥ずかしくって、二人とも稽古場で・・・なんかね、最初先生が振りを付けられた時に「おでことおでこがくっつく感じで」って感じのニュアンスを最初言われて、でも二人ともおでことおでこを(とおでこを突き出す)・・・(笑)全然色気もなんもないよー!ってことになって。でちょっとキスっぽくしたんですけれども。 そうですね、それこそ私がなんかタニチャンを…喰らいつきそうな、食べてしまいそうな勢いで。口も開いて、なんかエキスを吸っているような感じで(笑)。怖いですねー。でも、まぁね。今回だけだと思うんで。醍醐味で。毎回私もあそこの場面は楽しみにやっております。  

司:じゃぁ、千秋楽まで喰らい付いてください。  

き:そうですね、ははは(爆)  

司:では、ここで握手コーナーに移りたいと思いますので・・・・(しばし間)お客様の方がお見えだということで。

      お客様は麻真もゆさんです

き:あら!まゆこさーん。美しいメロディにのって・・・毎回毎回ありがとう。  

麻:霧矢さん握手お願いしまーす!  

き:なんでよ!(笑)  
麻:握手、握手。(握手する二人)握手コーナーでしょ?  

き:同期の麻真もゆちゃんでーす。  

麻:あ、お先に!(と、会場のお客様を見渡すまゆこさん)  

き:何?これは救世軍を意識して?(まゆこさんは赤いジャケット姿でした)  

麻:いや、全然関係ないです。  

き:もー、唯一残された我が80期の月組の同期の麻真もゆちゃんでございます。なんか、すいませんわざわざ。宝塚でも来ていただいたのに。いつも背中を塗って頂いております、2幕の前に。彼女は、マッサージ得意なんですよ。で、たまに女役ってちょっと肩こりが激しくなっちゃうんですね。で、塗って貰っている時に指圧もたまにやってもらって。  

麻:ハイハイハイハイ、今日は張ってるねーとか言って。(と、キリヤンの背中を叩く仕草)  

き:たまに指圧も、塗ってるついでにやってもらっております。それ以外にも色々・・・  

麻:いや、いいお声で歌ってらっしゃって。  

き:ありがとうございます、わざわざ。  

麻:こんなかんじで・・・(となにやらカード?とプレゼントを渡す)  

き:あら、うん。好きだからね。すみませんね、ちょっと(会場のお客様には)見えませんね。ありがとうございます。家帰って・・・寮帰って。(笑)見ます。っていうかね、寮も同室なんですよ。  

麻:そうなんですよね。  

き:だから、また会うんですけど。(爆)  

麻:あはは!(爆)そうなの、そうなの。でもまたここはね。  

き:あっちはあっちで、なんか現実っぽいからね。  

麻:また寮でね。  

き:また寮で。ありがとう。  

麻:お邪魔しました〜。

      お写真タイム・・・退場するまゆこさん・・・ハレルヤのポーズをして帰って行かれました  

き:ありがとう、ハレルーヤー!!  

司:先ほどからお客様とかカードを持ってきていただいておりますが、それ以外の方から頂いた方をご紹介します。

      カードは、 夏河ゆらさん、越乃リュウさん、一色瑠加さん、楠恵華さん、夏芽凛さん、萌希彩人さんでした

司:そして、そして・・・ハロー!ネイサーン!から・・・  

き:えっ!?それ?うわ〜!!(とびっくり)

      一抱えもある大きな大きな赤いバラの花束が届いておりました・・・きりやんの上半身が隠れてしまうくらいです

き:(BGMが「古い顔の老舗」に)ネイサン、ネイサン♪・・・何本あんの?  

司:うーん・・・すごいですよね。  

き:何本あるんやろ?・・・はー(ため息)・・・もう、あかんよ、こんなにお金使ったら。すごい、カードが・・・(と花束についていたカードを取り出す)付いているのですが(笑)、これは多分大和画伯が書かれたんだと思いますが、口ひげの(笑)絵のカードを頂きました。有難うございました・・・って誰に言ったらええんやろ?(笑)ちょっとー・・・ねぇ、どうしましょう。(ちょっと照れているキリヤン)有難うございました。タニありがとう〜!ネイサンありがとう〜!(と空に向って言うきりやん)いやぁ〜・・・すごいよ。はぁ〜・・・(ため息)。 ねぇ、あの、彼とはもうラブラブで。皆さんお察しの通り。日々日々・・・ま、化粧前も隣同士で。私らの間に化粧前一個置いて、なんですねネイサンが。で、そこにファンの方が二人の写真とか絵とかそういうのを下さるんですよ。それをそこに置いてギャラリーにしてるんですね、私たちの。で、よく楽屋を訪れた他組の生徒さんとか、やめられた方とか「いやー、すごいねー」とか言いながら。で、ウエディングのツーショットとかも置いてるんですけど「そうなんです、結婚しました」とか言って。(笑)紹介して、私たちのネイサン・アデレイドコーナーが出来上がっております、化粧前に。とか言って、自慢げに。(笑)  

司:今日は、ラブラブで。洋服も赤くて、燃えるような愛を感じます。  

き:ねー。(笑)ありがとう、ネイサンありがとう。ほんまに、こんな・・・ねぇ。どうたらいいんだろう、困っちゃったわ〜。  

司:愛に応えてください。  

き:はい。明日からも頑張るから。宜しく、とか言って。ひゃ〜・・・。

      話題は「たけしの誰でもピカソ」出演の話に・・・

き:「ヒッパレ」であのメンバーで出させて頂いて・・・とか多いんですけども。そうですねー・・・やっぱりあの世界のビートたけしさんにお会いできるんだっていうことで、すごい緊張して赴いたのですが。すごい皆さん気さくに受け入れてくださって。 やっぱり今チャンをリフトするというのはどうなんだろうっていう(笑)。で、あれ一回目失敗したんですね。で、TVではそこはカットされてさも一回目から軽々と持ち上げた風なんですが、あれは一回失敗してまして。で、ちょっと待ち時間の間にラサール石井さんに、あの方は昔から宝塚ご覧になられているので、「霧矢さんねー、花組いましたよね」とか知ってはって「は、はぁ」とか言って。「で、僕写真見て思ったんですけどね、西川弘さんに似てますよね〜」って。(笑)最近ちょっと言われてなかったんで、すごい「ああ、そうなんです!弘って下級生のころ呼ばれてましたー」とかって話をしてたんですね。そしたらそれを今ちゃんが聞きつけてたみたいで。そのリフトが一回目失敗した時に「キヨシ師匠たのんますよー!」って言われて「いや、キヨシじゃなくて・・・」とか思って。(笑)そんなこともありました。 でも、今ちゃんがいちいち面白くって。後ろの私たちは座ってるだけなんで、「これはどう見てもつなんなさそうに見えるよね」ってシューマッハたちの会話だったんですけど。今ちゃんの話がいつも大うけで、あっという間の一時間でしたね。貴重な経験させていただきました。

司:今後もそのような機会がいっぱい増えると楽しいですよね。何事も人生は経験ですよね。  

き:ねー。そうそうそう。


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