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『愛のソナタ』&『ESP!!』
お茶会報告
PART T

6月9日(土) 宝塚ホテル  宝寿の間 

     さんざん宣言(?)しておりましたように、今回初めてお茶会に参加してきました(^○^)
     生まれて初めてのお茶会で、結構興奮してしまった…^^;
     生きりやんは…ちょ〜きれいでちょ〜細かったー。
     公演の事とかいろいろお話もしてくださいました!
     お茶会の雰囲気が少しでも伝わったらうれしいデス。

★ 盛大な拍手の中きりやん入場
  
服装はー、白いシャツ(えり大きめ)に黒い皮パンツ、そんでもって、これまた黒のロングコート

  (でも割と薄めの素材だったと思う…でなきゃ暑いよねえ)首になにやら巻いていらっしゃいました。

     

 司会(以下“司”)
    「本日2回公演お疲れさまでしたー」

  きりやん(以下“き”)
    「どうも〜、皆様,こんばんわー。霧矢大夢です」
(拍手)

  「ではまず最初に皆様で乾杯をしたいと思いますので…きりやん乾杯の音頭をよろしくお願いします」

  き 「じゃあ、グラスをお取り下さい…。よろしいでしょうか??…カンパーイ!」

 会場のみなさま
   
「カンパーイ…」(声が小さい)

  き 「元気ないですね…」(笑)

 

 ★ 『愛のソナタ』について
  
司 「それでは…さっそく公演のお話の方をうかがっていきたいと思うんですけれども、今回の『愛のソナタ』はいつもと

     逆で東京先行でしたが、オルグくんについて東京とかわった点はありますか?」

  き 「そうです…ねえ。特に変更点などはないのですが、あの、まあー、より愛らしく…(笑)

     東京公演と今の公演の間に『Practical Joke』という、正塚先生の、もう全く…全く別世界の作品で、その中で

     マウロっていう無骨な男の役をやったあとだったので、きっとこれはお稽古が始まったら最初はきっとすごく戸惑う

     だろうな、と思ったんですけど、案外、曲がワーッってかかって…初めて『愛のソナタ』のお稽古が始まった時に、

     曲がパッって鳴った瞬間、もう自分がオルグになってたんですよね。だからやっぱり一ヶ月半やってきたものが

     体に染み付いていて。でも、まわりの人たちからは「は〜、マウロがあ〜〜〜〜!」とか言われて(爆)、結構

     なんか違和感があったみたいなんですけども…最初まだ髪の毛も短かったんで。

     でも逆にそういう意味で、オルグくんは音楽に乗って明るくコミカルにって感じで、マウロの後だからこそ、よりその

     キャラクターをはっきり表現できたらいいなと思って、今もすごく楽しんでやらせて頂いております」

 

  司 「いつもドレス姿のマミさんをエスコートしていらっしゃるんですけれども、毎日どのようなお気持ちで…?」

  き 「いやー、もう〜、光栄…ですよね。前回の『Practical Joke』でもそうだったんですけれども、真琴さんの最後に

     このように関わり合いが出来て、すごくやっぱり…。自分がエスコートしている時は、召使なんですけれども、

     ちょっと紳士のような(笑)気になって…。でもマミさんがあの時スゴイ早替りなんですよ。だから結構いつもギリ        

     ギリにいらっしゃるんで、もう寸前まで“ドキドキ、ドキドキ”しながら「今日はいらっしゃるだろうかあ」って待って。

     で、一回東屋の裏っ側に入った時に、それまでバタバタ〜ってしていらっしゃるんですけれども、そこでスッと

     落ち着かれて、なんていうんですか…舞台人の表情にパッとなられて、なんかすごく…かなり優越感に

     浸っていますね」

  司 「ではいつもあそこはもうマミさんと二人の世界で…」

  き 「(うれしそうに)そうですね!…とか言って(笑)私の事はたまに見てくださるんですけれども、ほとんどこう…ね、

     あそこは、でも、ほら、真琴さんが一番でございますから、ちゃんとセンターに導いて、きれいに歩けるように

     サポートするっていうのが役目でございますので…紳士の。だからそれを心がけて、たまにつっかかってこけそう

     になられたりするんで、そういう時は“クッ”って持ち上げて、あの…美しく登場されるように心がけております」

 

  司 「『愛のソナタ』の一番最初に人形にように踊られる場面ががありますけれども、(き:「はいはい」)

     ああいう振りはかなり難しいのでしょうか?」

  き 「えー、いや、そんな事はないですよ…とか言って。あの〜、なんて言うんでしょうねえ。あー、そうですねえ…

     難しいんかなあ?(笑)むちゃくちゃ難しいと思ってやってなくって、なんかこう、ちょっとバレエチックなんですよね。

     バレエの発表会とかの時に人形の役とかよくやったりした事があるんで、そう言う意味では全然違和感なく

     入りこめましたけれども」

 

 ★ 『ESP!!』について
  
司 「ダンスといえば、ショーの『ESP!!』の方では、本当にダンス場面がいっぱいなんですけれども、

       特に早替りが大変そうで、どうでしょう、舞台の裏側では??」

   き 「そうですねえ、もう最初は運動会状態で…後半に大階段を使ったフィナーレナンバーが続くじゃないですか。

      あれがね、一番こう…、着替えて走って、着替えて、そこからまた階段のぼっていって、おりていってまた…

      みたいな。最後のラストスパートがかなりすごくって、もう楽屋裏はかなりすごい事になってるんですけれども。

      もう遅れようものなら大階段の陰段を一個ぬかしで“ウォー”と上がったりとか。

      で、今回エトワールをさせて頂いて、やっぱり息が…初日間際はもーう息が上がっちゃって、歌えなくって

      汗もダラダラ、ダラダラ出てくるし、すごく不恰好な様をお見せしてたと思うんですが…。最近やっと慣れて

      まいりまして、男役から女役の性転換も割りとスムーズに(爆)できるようになりまして…なんとかって

      感じでしょうかねえ」

 

   司 「その話題の女役の場面なんですけれども、シューマッハの皆さんで比べっこなんかは・・・?」

   き 「いや〜、もう、まず最初にねえ、あのー、そうですねえ、最初このキャストをされた時点で、シューマッハは全体的に

      ピンチだという事になりまして(笑)やはり汐風幸さんがすごくスレンダーな、華奢なねえ、華奢なって言うか、

      言い方悪いかもしれませんがすごくほっそりされた方なので、まあもちろん“S”で紫吹さんにも絡まれますし、

      あれなんですけれども、ワタクシたちは後ろでガッチリして、いいひき立て役でいいんじゃないか(笑)

      といいながら、でも「ちょっとぐらいリカさんに絡みたかったなあ」とか言って(爆)、せっかくなんだから…とか思い

      ながら、まあとにかく、そうですねえ、初日の日に笑いが起こってしまったので(爆)、うーん、まあショックは隠し

      切れませんが(笑)まあ、まあ、こんなもんでしょ。どうですか?とか言って」(拍手!!)

   司 「じゃあ、あの場面は特に自分が一番よ!とかは…」

   き 「そうですね、出てきたらやっぱりみんな思ってるでしょ、(爆)多分。で、ワタクシ、バレエ歴が長いもんで、

      その頃の得意レパートリーが、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれないんですけど、詳しい方はご存知と思うん

      ですけど、『ドン・キホーテ』っていってスペインのお話があるんですけど、それの“キトリ”っていうスペインの娘

      みたいな役があって、わたしすごいオハコだったんですよ。バレエ時代も…皆さん想像つかないと思うんですけど、

      やっぱりお姫様とか、そういうのよりも、ちょっとああいう勝気な元気な女の子みたいな役のほうが多かったん

      ですけど、『ドン・キホーテ』のキトリって役がすごく大好きで、ホントにああいうお扇子を持って、ワ〜って踊って

      たんで、結構自分の中では得意分野なんですよね(笑)

      でも…つい3,4日前に力入れすぎて、扇子を“ボキッ”っと折りました(爆)それを気づいた人??

      …あれ、いない?あ〜、ヨカッタですね。じゃ、ごまかせたんですね。なんかでてきたとたんに“ボキーッ”

      と折っちゃって、だからサッて最後のポーズやった時にも結構ブラン、ブラン、ブランって(爆)…なったと思うんです

      けれども、気づかれなかったからヨカッタですね」

 

   司 「バレエといえば、檀さんの周りでビーストで踊られるの場面がかなりバレエぽくて…」

   き 「そうなんですよ。なんか思ったよりバレエのテクニックが入ってて…今回ワタクシ、初めてうけるんですけれども、

     前田清実先生っていうホントに素敵な女性の先生で、ずっと宝塚はいらっしゃってるんですけど、初めて今回は

      あたる事ができて、ゴムの…トリックの場面と、悪魔の…ドラマの場面とやって頂いてて。

      はじめトリックの振り付けの方から、先あったんですけど、あの時はやっぱりねえ、ああいうノリのダンスっていう

      のは月組でやるのはホントに珍しくって、全然あの…できなかったんですけど、デビルの方はバレエのテクニック

      が多く入ってたんで、入りこみやすかったですね。

      あとは…やっぱりあれは衣装の問題で、ベールがいったい今日はどうなってしまうんだろう、とかいう結構キケンな

      場面でございます」

   司 「やっぱり頭にひっかかってしまったりとか…」

   き 「たりとかー、あと、手が出てこなくなってしまったりとかすると、あの…ねえ、檀さんをリフトしたりとかしなければ

      いけないので…。とか、マミさんの衣装を脱がしたりとかあるので、常に手を出しながら扱いながら…

      っていうのが、ちょっと難しいですねえ」

 

   司 「前田先生の振付の場面という事で、ゴムの場面、初めてお稽古された時は、どんな感じでしたか?」

   き 「もう、とにかく、体の使い方からやっぱり…今まで『愛のソナタ』で優雅な感じだったんですが、

      もう…一気に現代的なダンスで、ホントに体全身使って、カウントも、めいっぱい使って、踊らなければ

      いけないので、も〜〜う、最初、筋肉痛がすごかったですね、振り付け当時は…」

   司 「ゴムとか絡まったりとかは…」

   き 「いやあ、しょっちゅうでしたね。最近だいぶ慣れてきたんですけど。私と大和さん…タニが一番奥まで行かなければ

      いけなくて、なんかゴムの位置が稽古場の時よりえらい高くなってしまってたんです、つながってる位置が。

      だから最初はモロに顔に“バーン”とかかかったりとかあったりとかして、危険だったんですが、最近やっとゴムの

      居所にも慣れてきまして、なんとか操っているというか…。

      ホントは操られているようなものを表現しなければいけないんですけれども、って感じでしょうかねえ…。

      不思議ですよね、あの場面ね」

   司 「かなり斬新というか…」

   き 「そうですねえ、だからボーっと見てれば“なんやったんやろ?”っていうような場面になってしまうと思うんですが、

      皆さんそれぞれの“ESP”で…いろいろ感じて頂けたらいいなあと思うんですけれども」

   司 「きりやん的な“ESP”ではあれはどういった場面だと…」

   き 「そうですねえ、だからなんか、そういう意味では、ものすごくおっきく考えてなんですけど、まあ、人間の社会を

      反映してるな、っていうか、やっぱりいろんな皆さんそれぞれ生き方をされてて、いろんな“しがらみ”があって、

      でもそこから抜け出したいけれども、抜け出せないとか、なんかに引っ張られてるとか、なんかそういうもんなん

      でしょうかね。だからみんなも別に不思議な格好してるわけじゃなくて、普通のスーツ、っていうか普通の人間の

      格好で出てるし、最初割りと紫吹さんと汐風さんがちょっとゴムをもてあそんでるような感じで出てくるんですけど、

      最終的に囚われて…みたいな感じで終わるんですけれども。…なんかすごくおもしろいと思いますよ。

      コートの中身が入れ替わる所とかも、私たち着替えて見れないんですけど、なんか前から見たいなあ、とか

      思うし…」

   司 「舞台稽古の時とかは見たことは…」

   き 「そうですね。ちょっと着替えながらこう、のぞきましたね。すごいよく出来てておもしろかったですね。

      やってることはねえ、単純なんですけど、前から見たらすごくおもしろい。「やっぱこれがトリックなんだ!」

      …みたいな…感じでしたね」

 

   司 「今まででなかった場面といえば、ピンクのゼブラの場面で今までより、かなりきりやんの色っぽさが増しているの

      ではないかという…」

   き 「え、え、え、え、え…。(笑)いや〜、まだまだでございますねえ。もう最初は真琴さん対…“対”っていうか、もちろん

      他の子達もみんな…大空さんはじめ皆さん頑張っているんですけど、マミさんと私たちとの開きがすごかったんで、

      もう、それをいかに…まあ、縮めるのは、追いつくのは無理なんですけれども…ねえ、もうキャリアが違いますから。

      そういう意味では、まあこのような…真琴さん最後ですし…そういう機会なので、こう、いろいろ感じながら、勉強

      させて頂いております」

 

★ ゲストのご登場
  司 「お客様が来てくださいましたので…どうぞお入りくださーい!」

   きりやんの同期、あゆら華央さん、花暢しおりさん、麻真もゆさんご登場!

   き 「イエ〜イ!我が80期の同期たちです。…なんかあるの?」

   3人、「ESP!!」のテーマの替え歌を歌いながら(振りつき)テーブルまで行進(?)…会場大ウケ

   き 「ありがとー、寸法がね、もうちょっと短いはずだったの?(歌が終わるまでに壇上までたどり着けず、最後の方

      あわてて行ってたんで…)

   ロス(あゆらさん)
     「真ん中がもっとズバッと開いてるかと思ったんだけど…」

   き 「あ〜、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいね。でも一番真ん中が通りやすかったと…。

      ありがとうございました。(“イマイチだった”と恐縮する3人…)いえいえ、全然…。よかったですよ。

      なんかだんだん尻すぼみになって(爆)どうなるのかとちょっと心配でしたけれども…。今、今考えたんでしょ?ね?

      ありがとうございました。スミマセン…。あの…我が、もう残り少なくなりました月組の同期の面々でございまーす」

   ロ 「あゆら華央です」

   いがちゃん(花暢さん)
      「花暢しおりです」

   まゆこちゃん(麻真さん)
      「麻真もゆです」

   き 「え〜、そしてあの、残念ながら…こんなに少なくなってきたのにもかかわらず、こっちの二人(ロス&いがちゃん)

      がね、この公演で退団することになりまして…二人だけやで、あたしら…(笑)どうしてくれんの?」

   ロ 「ねえ…。まあ、がんばって下さい」(爆)

   き 「でも、こういう感じですけれども、あの…普段はいたって逆で、すごくロスといがちゃんが私たちのことを気遣って

      くれて、なんかやってくれて、私がすぐ「まあ、ええよ!」とそっけなく(ロ「つれないつれない霧矢さんなんですよ」)

      …よくそっけない返事をしてしまって…ゴメンネ。でも、ホントに心から言葉はすごく感謝してるんだけどね」

   ロ 「こんなとこで改まられても…」(笑)

   き 「とりあえず、でも…あの…ね、残されますけれども、楽しくお二人にはやめていただきまして」(爆)

   ロ 「二人には楽しく残って頂いて…」

   き 「たいした事できないと思いますが、二人で頑張ってお送りしたいと思いますので。

      皆さんもよろしくお願いします(拍手)…いがちゃんもどうぞ何かしゃべって下さい」

   い 「恥ずかしいからいいです…」

   き 「いつもステキな歌声を披露して…あとね、ワタクシの女役の自称“キトリ”のカツラなんですけど、今回手直しを

      全部いがちゃんが引き受けて下さいました(拍手!)ワタクシ“サロン・ド・イガラシ”と呼ばせていただきまして」

   い 「サロン・ド・イガラシです!」

   き 「乱れた時とか、火曜の終演後とか「サロン・ド・イガラシさん、お願いします、セット直しお願いします」とか言って」

   い 「分かりました、では、じゃあ木曜持ってきます」(笑)

   き 「…やって頂いてるんです。ホントに娘役のカガミで…やって頂いております…最後までよろしくお願いします。

      なんて頼んでしまいましたが…。ではせっかくですのでじゃあ写真を…お願いします」

   4人で仲良く写真撮影…

   き 「ありがとうございました。(拍手)えー、それでですねえ、大変申し訳ないのですが、ちょっとおいとまさせて

      頂きます、一瞬だけ…。なので…ちょっとお待ち下さいませ。さあ、同期の皆さん、一緒に行きましょー」

   きりやん、しばしご退席… 

     

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