◇高気圧・低気圧の気温構造

【温暖型低気圧(Warm Low)】

    低気圧の上空に相対的な暖気が存在。                

暖気内では上方への気圧の減少が小さいので、               

低気圧は地上でもっとも強く、

上方に向かって弱まる。

  →背の低い低気圧ともいう。 

例:熱的低気圧

    夏季の大陸内に発生する低気圧

【温暖型高気圧(Warm High)】

    高気圧の上空に相対的な暖気が存在。

暖気内では上方への気圧の減少が小さいので、

地上付近で弱くても、300hPa付近で

もっとも強くなる場合がある。

  →背の高い高気圧ともいう。

例:太平洋高気圧

【寒冷型低気圧(Cold Low)】

    低気圧の上空に相対的な寒気が存在。

寒気内では上方への気圧の減少が大きいので、

地上に現れなくても、300hPa付近で

もっとも強くなっている場合もある。

  →背の高い低気圧ともいう。

例:寒候期の日本海の小低気圧

【寒冷型高気圧(Cold High)】

    高気圧の上空に相対的な寒気が存在。

寒気内では上方への気圧の減少が大きいので、

高気圧は地上でもっとも強く、

上方に向かって弱まる。

  →背の低い高気圧ともいう。

  例:明け方に内陸に形成されるメソ高気圧

    寒候期の大陸の高気圧(すべてではない)

         

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