4.ファイルの読み込みと保存
上書き保存して、終了する
三つの方法があります。
一番オーソドックスなのは、ZZというシーケンスでしょう。
あとは、:wqというのと:xというのがありますが、はっきり言ってどれも一緒です。
敢えて言えば、:xが一番手軽に使えそうな気がしますが、筆者は:wqに慣れてしまったので、
これを使い続けています。
当然のことながら、これらのコマンドは、コマンドモードで使います。
上書き保存して、編集を続ける
これは、:wでOKです。
何か文章を書いているときに、頻繁に:wが出るようになれば、
突然何か障害が起きても、なるべく新しい文書を残しておけることになります。
Windowsでいう、Ctrl+Sみたいなものです。
名前をつけて保存する
:w filenameで出来ます。
既に気づいている人も多いかとは思いますが、いちおう書いておくと、
wというのはwriteの略で、保存を意味していますね。
上書き保存ではなくて、別のファイル名で保存したい時などに使います。
現在のファイルに、別のファイルを読み込んで追加する
:r filenameで出来ます。
これは、現在のカーソル行に、指定されたfilenameのファイルが挿入されます。
文章の連結などに使えそうですね。
前回保存したところまで、文章を元に戻す
:e!で出来ます。
この!というのは、強制的にという意味で、
変更が加えられてかつ保存されてないテキストを捨てることになります。
保存せずに終了する
:q!で出来ます。
この!は、e!のものと同じで、変更が加えられたテキストを破棄して、
強制的にViでの編集を終了させます。
複数ファイルを読み込む
複数ファイルを読み込んで編集するには、
Viの起動を、vi file1 file2 ...
のようにすればOKです。
編集ファイルの切り替えは、順方向に:n、逆方向に:N
で切り替えることが出来ます。
Vi入門には、バッファを共有出来ると書いてありますが、
私の使っているelvisでは、ファイルそれぞれにバッファを持つようです。
ただし、名前付きバッファと、Viコマンドは各ファイル共通で使えます。