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2.カーソルの移動

1つずつ移動する


カーソルを1つ移動させるには、h,j,k,lの4つのキーを使います。
hは左、jは下、kは上、lは右です。
最初のうちは、慣れないかもしれませんね。
Vi互換エディタの中には、矢印キーでも移動が可能なものもあるので、
特には問題無いです。
もし、h,j,k,lの文字が画面に出てきてしまっているなら、それは入力モードになっています。
Escキーを押して、コマンドモードに戻って下さい。

ちょっとコマンドを拡張すると、2つ以上動かせるようになります。
それは、h,j,k,lの頭に数字をつけるやり方です。
例えば3kと打てば、カーソル位置が現在のところより、3つ上に行きます。
こういうものを使いこなして行けば、Viがより便利に使えることでしょう。

行頭、行末へ移動する


現在カーソルがある行の、行頭や行末へカーソルを移動させる方法です。
0を押せば、カーソルが行頭に行きます。
$を押せば、カーソルが行末に行きます。
この$という文字は、C Shell(コマンドプロンプト:DOS プロンプトのようなもの)その他もろもろでも
最後のという意味で使われるので、覚えておくと良いかもしれません。

文章の先頭、文章の終わりに移動する


開いているファイル中で、先頭行もしくは最後の行へ移動させる方法です。
1を押してから、G(大文字なので、Shift+G)を押せば、カーソルが先頭行へ行きます。
G(大文字なので、Shift+G)を押せば、カーソルが最後の行へ行きます。
これは、大きなファイルを扱っているときに便利ですね。
一度閉じたファイルを再編集する時などは、Viでファイルを開いた後に、
Shift+Gをすれば、編集を再開することが出来ますね。

指定行に移動する


指定行に移動するには、:行番号というコマンドを使います。
つまり、100行目に移動したい時は、:100と打てば良いのです。

単語単位で移動する


次の単語の先頭にカーソルを移動するときは、w
前の単語の先頭にカーソルを移動するときは、b
次の単語の終わりにカーソルを移動するときは、e
当然これらのコマンドに対しても、回数指定が出来るようになっている。
例えば、3個先の単語の先頭に移動するには、3wのようなコマンドを使えば良い。

カレント行を表示する


Ctrl+gというコマンドは、
カレント行を表示し、かつファイル全体でどのぐらいの位置に
カーソルがあるのかを教えてくれるコマンドです。

画面中心の移動


/* 画面単位での画面移動 */
Ctrl+F→一画面分下へスクロール
Ctrl+B→一画面分上へスクロール
Ctrl+D→半画面分下へスクロール
Ctrl+U→半画面分上へスクロール

/* 行単位での画面移動 */
Ctrl+E→一行分下へスクロール
Ctrl+Y→一行分上へスクロール

/* 画面単位でのカーソル移動 */
Shift+H→画面上の一番上の行へ移動
Shift+M→画面上の真ん中の行へ移動
Shift+L→画面上の一番下の行へ移動

/* カレント行を基準にしたカーソル移動 */
z[Return]→カレント行を画面の一番上へ移動
z.→カレント行を画面の真ん中へ移動
z-→カレント行を画面の一番下へ移動
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