さよなら東横線横浜−桜木町間

1月30日限りで廃止となる東横線横浜−桜木町間でありますが、ここ最近沿線には廃止を惜しむファンで賑わっています。今日では、廃止まで後わずかとなりましたが、廃止区間の写真等を紹介します。

<最終日1月30日の様子>

ランドマークタワーと8000系の光景も見収めに。

桜木町駅には大勢の人で大混雑。列車到着時にはフラッシュ撮影が禁止された。

高島町駅の様子。記念入場券を求める人で大行列。

下の記念入場券を求める人で桜木町駅には長蛇の列が出来た。

東横線・桜木町駅で発売された記念入場券(拡大)。結局完売となった。

桜木町と高島町を含んだ区間のみの限定販売となった日割定期券(拡大)。値段・発行日に注目。
最終日の桜木町駅19時頃は日割定期券を購入するのに2時間以上待たされた模様。

9013Fには「さよならステッカー」が掲示された。

1月30日で運用を離脱する模様の8000系8029F、8035F。

東横線横浜−桜木町間は2004年1月30日の終電をもって70年近くの歴史に幕を下ろしました。
大手私鉄幹線の部分廃止は非常に珍しいものです。
これに合わせて8011F、8033Fが運用を離脱し30日10時頃、長津田へ廃車回送されました。
このほかにも8029F、8033F、8035Fもこの日を持って運用離脱する模様です。

<横浜−桜木町間廃止間近の様子>

1月31日より地下化される反町駅では開業を歓迎するポスターがあった。

反町駅の様子。地下化されるためこの写真も1月30日限りで見納め。

横浜駅駅表記板。これも見納め。

横浜駅も地下化されるため、この光景も見納めとなる。

廃止区間の横浜−桜木町間の中間にある高島町駅。これも見納めに。

桜木町駅駅表記板。これも見納めに。

桜木町駅の停車駅案内板。廃止を告げる案内文も・・・

桜木町駅近くの道路から撮影した様子。

東急桜木町駅。

桜木町駅に停車中の8590系。

幕回し中に見られた光景。皮肉な写真でもある。

ランドマークタワーも見える桜木町駅ホーム。これも見納めに。

東横線桜木町駅には別れを惜しむ多くのファンの姿が見られた。

祝.みなとみらい線開通編

 

<終わりに>

みなとみらい線は2月1日に開通しますが開通に合わせてクイーンズスクエア(みなとみらい駅直結)や元町商店街、横浜中華街は開通日に盛大なイベントを企画している模様です。特に元町周辺住民は、みなとみらい線へ対する期待が大きく、開通が待ち遠しいようです。その一方で東横線横浜−桜木町間は1月30日限りで廃止となるため、野毛地区の住民による廃止反対運動もかつて行われていました。みなとみらい線は東横線横浜−桜木町間と平行しているため、廃止となる高島町駅からみなとみらい線の新高島駅まで徒歩約7分、桜木町駅からみなとみらい線の馬車道駅まで徒歩約7分となっています。また、大手私鉄幹線の一部区間が廃止となるのは非常に珍しい事です。東急電鉄は4年前の2000年にも当時の目蒲線が地下鉄乗り入れのために目黒線と東急多摩川線の2路線へ分割し、東急発祥の路線でもある目蒲線が70年以上の歴史に幕を下ろしましたが、路線変更・廃止は今回が2例目となります。
みなとみらい線は当初、横浜線の全列車横浜直通を図るため、横浜の一つ手前の東神奈川から横浜までを地下新線を建設し横浜でみなとみらい線とつなげ、相互直通運転を計画していましたが、計画の時期が国鉄債務超過の時期と重なったため、横浜線との乗り入れを断念して横浜高速鉄道の筆頭株主である横浜市等は東急電鉄に、みなとみらい線との直通運転を依頼し横浜−桜木町間の廃止も合わせてお願いした経緯があります。
仮にJR横浜線と相互直通運転を行っていたら、東横線は廃止にならずに済んでいました。JR横浜線と直通運転をしていれば何本かの電車は京浜東北線にも直通運転していたものと考えられ、大宮から横浜中華街まで一本で結ばれていたのだと思います。