桃陵公園

 
桃陵公園は,春の桜祭りで有名な公園です.
子供のころは,桜の季節になると,全山桜ばかり,お弁当を持って花見に出かけたものです.
それ以外の季節は,家からも遠いこともあって,そう出かけるところではありませんでしたが,小学校のころは,今でいうアスレティックみたいなもので,よく走り回りました.

 久しぶりに公園の様子をじっくりと見てきました.
さぬき街道から昔の琴参電車乗り場の方へ曲がると案内板がありました.

桃陵公園と一緒に「一太郎やぁい」が出ているところがうれしい.「やぁい」と書くのが正しいのです.
公園へ続く坂道

「県立桃陵公園」の標識があるのですが,木の陰になって文字が読めません.
この坂道は車通行止めです.
左のトンネルは以前電車が通っていたところです.
車で登るには,このトンネルを潜って,裏側から山に登ります.
坂道を登っていくと石灯篭があります.
これは,公園が作られたときに下の金毘羅さんから移設してきたものです.
ずっと先に,下の大鳥居が少し見えています.
石の大鳥居が見えて来ます.
これも,金毘羅さんから移してきたものですが,寄進者の名前に「雷電為右衛門」の名前があることで有名です.
柱の根元に「つるはしよりここにうつす」という新しい石碑が建てられています.

上の鳥居の右側の柱です.
ちょっと分かりにくいですが真ん中より左側に名前があります.前には,赤く文字が塗られていましたがいつしか剥げ落ちてしまったようです.
昔からある正面のアーチです.
これは,平成4年に建て替えられたものですが,サルの檻は昔からあるそのままです.
記憶している50年前のブランコもこれと同じようなものでしたが,全く同じものということはないでしょうね.でも.鉄のチェーンなんかそっくりです.一番長いものは大きく振らすと空に飛び出して行くようで,なかなかスリルがありました.
手前のスチール製の滑り台は新しいものですが,このコンクリート製の滑り台は昔のものです.はしごや手すりは取り替わっているようですし,滑り台のところもきれいになっています.
オカリナは当然昔はありませんでした.
藤棚の下は葉が茂ると薄暗くなるほど大きいものでした.
木の傷み方をみても多分当時のものがまだ元気でいるのでしょう.

藤棚の下にはサルの檻があります.
なぜか昔はイノシシが一緒にいたこともあったような気がします.
港を見下ろす広場は絶好の展望台.
一太郎やぁいの銅像や桃陵神社があります.
展望台は鉄筋コンクリートの大きな舞台になっているのですが,大分前から下には入れないように,また,展望台そのものも大きな鉄網のフェンスで囲まれた無粋なものになっています.

←桃陵神社

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展望台からの眺め
昔はラジオ塔というものがありました.
桜のトンネルを潜って上に登ると広場があって,小さな池が作られていて,その中にラジオ塔があって,放送を流していました

今は大きな休憩所.展望台のある広場になっています.
 桃陵公園の桜は見事であった。一目千本、全山桜に覆われ、桜吹雪の壮観さは今でも目に浮かぶ。他でも桜の名所を見ることがあるが、桃陵公園の桜がやっぱり一番と思ってしまう。昼間に見る桜の艶やかさもよかったが、夜桜の妖しさはまた格別であった。

さくらまつり


写真:多度津町ホームページから転載

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