シマリスはるばる東京まで行く
〜高田馬場→霞ヶ関編

さて。目覚めると昼前。
11時半ぐらいだったような。
お風呂借りてシャワー浴びてスッキリ。
したところで。
今日の計画。

1.ロシア料理食いたい。
2.外務省専門職試験の問題取りに行こう。
3.どーせならロシア大使館見てかえろう。
4.あ、ついでに大使館巡れば。
5.ロシア大使館の近くは東京タワーじゃないか。


こんな感じで計画を立ててみました。

ここで注。
シマリスと織弥さんにとって、「計画」は踏み潰すために存在するものだ。

で、まず1から。
どこにロシア料理の店があるんだという話で。
そこでお約束のネット検索。
すると。

高田馬場にあるじゃないですか。
ロシア料理店が。
しかもめっちゃ駅前に。
こりゃ行くしかないだろう。
ってなわけで、早速地下鉄で行きました。

「チャイカ」(ロシア語でカモメ)というお店。
いろいろランチメニューがあったけど、
ちょっと奮発してランチコースを頼んでみました。
ザクースカ(前菜)からデザートまであるフルコース。
スープはボルシチ(サワークリーム入り)で。
もちろん、ロシアといえばはずせないのが黒パン。
なつかしいニオイだよ。

黒パンはパンなんだけどライ麦でできていて、
独特のニオイと酸味があるので、白パンになれた日本人は最初受け付けないけど、
はまるとくせになります。
織弥さん大丈夫かなぁ?と思ったら、
むしゃむしゃたべてやんの。
ロシア人これをつまみにウォッカ飲むんやで、といったら、
確かに合うかも・・・。だって。あ〜あ、ロシアにはまるな、この人。

ロシアンティーがバラジャムじゃなかったのが残念だったけど、
おいしいイチゴジャムで、なかなか。
だ〜〜〜こんなことしてたらますますロシアに行きたいじゃないか。

ちなみに。
米原万里著「ロシアは今日も荒れ模様」のなかに、
エリツィンがまだスベルドロフスク州(今のエカテリンブルクのあたり)
の第一書記だったころに、
安物のウォッカを黒パンの耳でこして一級品のウォッカもどきを作った、
といういかにもロシア人らしい話があるのですが。
その話を織弥さんにしたら、その本読みたい!という話になり。
おなかいっぱいロシア料理を堪能した後は、
じゃあ本屋へ行くか、という話になりました。

で、本屋に行って。
ロシアは今日も荒れ模様があったので、織弥さんに買わせる。
最初の2ページ読んだだけで、直感でおもろい本だとわかってくれたらしい。
私は織弥さんオススメの「誰が本を殺すのか」(上下巻)を買う。
そのあと旅行書のコーナーにいってみる。
ロシアの本があるのでぱらぱらとめくってると。
めくったページに「店員さんは無愛想」というサブタイトルが。

えーと、とどのつまり・・・これは私に買えって言うことですか?

織弥さんもあおるしな。
買ってしまいましたよ。「ロシアの正しい楽しみ方」
あと、ロシア料理の本も目次を見て買えっていうような感じだったので、
買いました。
このあと、移動中はこのふたり、ずーっと本読んでました。
織弥さんはロシアは今日も荒れ模様読んで笑いを必死でこらえてたし。
あの本はほんまに電車の中で読んだらあかんわ。

私は本を買いすぎてお金が足りなくなりそうだったので、
急いで銀行で下ろす。
そのあと、次の目的地:外務省へ。

地下鉄を乗り継いで、霞ヶ関駅に到着。
外務省に行くにはどっから出ればいいのかな?
よしよし、ここか、じゃあ出よう。
そのまんま直進。
あの看板が。
でも、ガード厳しそう。

ま、用件ちゃんといったら通してくれるだろう、
ということで、ガードマンの人に聞いてみる。
身分証明書を見せればとおれるらしい。
織弥さんは学生証、私はイズミヤの社員証を見せて中へ。

向かって右手の建物へ入れということだったので、
建物の中へ。
そこには、空港のセキュリティチェックの機械があった。
かばんを渡して自分は金属探知機を通る。
その次は台の上で面会票(名前と人数と用件を書く)を記入し、
受付のお姉さんに渡す。
すると、アポイントとってますか?ときかれる。
行けばすぐもらえると思っていた私たちは唖然とする。
とりあえず人事課につないでもらって、電話で指示を仰ぐ。
そこで待ってろってことなのでベンチに腰掛けて待つ。
すると人事部の人が問題を持ってきてくれる。

・・・外務省の中に入るって、国一受かって官庁訪問するか、
そのあと内定もらって外務省で働くかしないとないよなぁ。

一生に一度あるかないかの体験をした私と織弥さんでした。
さて、そのあと私の一番のお楽しみ、ロシア大使館へ向かいます!

つづく。