シマリス的一日旅行記〜フィンランド編(前編)

さて、シマリスは昨年夏にロシアの隣国、フィンランドへいってきました!
遅ればせながら、そのときの記録です。

本当は一人旅の予定ではなかったのですが、いろいろとありまして、
結局一人旅することになりました。ですが、私はまず、ロシアが海外初めて、
しかも一人旅なんて国内でもしたことないぞ、という状態だったので、
帰りの切符を持たないまま他の国に行くなんて、という状態でした。
が、いってみよう、と決めて、リュックしょって1泊2日の小旅行へ出発!

レニングラード駅からヘルシンキ行きの寝台列車に乗りました。
ペテルブルク編でも書きましたが、ロシアの寝台はすべて日本のA寝台と同じです。
で、コンパートメントに入ると、ロシア人のある一家と一緒になりました。
どうも、親戚かお友達同士なのか、いくつかの家族で集まって一緒に旅行するようです。
このときのロシア人のおばちゃんたちはすごいいい人でした。

そうこうしているうちに寝入ってしまって、
夜中だったかな夜明けだったかな、それぐらいの時間にロシア側の国境駅につきました。
私は日本人なのでフィンランド入国にはビザいらないんですが、
ロシアの出国ビザはいるので、出国ビザと税関申告書をパスポートにはさんで、
30代ぐらいの結構若いめの兄ちゃんにパスポートを渡すと、
何か申告するものはないか、ときかれたので、ない、と答えました。
ロシア人の一家は何か書類を書いてはりました。
で、パスポートを持ってかれて、ちゃんと帰ってくるんかなぁ、と不安になりつつ待っていると、
パスポートにちゃんと出国スタンプが押されて帰ってきました。

列車が動き出し、次はフィンランド側の国境駅で。
今度はおっちゃんが来て、パスポート出して、といってすぐはんこ押してくれました。
ロシア人はちょっとなんかあったっぽいけど。
フィンランドに入ると、景色が思いっきり変わってましたね。
うまく説明できないけど、北欧!って感じの景色です。
なんかうれしくなりましたね。もともと北欧が結構好きで、
外大行くときにロシア語かスウェーデン語かで迷ったほどの北欧大好きっ子なので。

昼ぐらいにフィンランドはヘルシンキに到着。
ここはモスクワより緯度が北にあるはずなのに、かんかんでりですんごいあつかった!
で、最初に帰りの切符を取らないと、と思って、
切符売り場へ直行。すると、郵便局とか銀行にあるような整理券発行機があって、
とりあえず番号札をとりました。
こんなん日本にはあるけどロシアにはないなぁ、と思って順番を待っていると、
ロシア人の夫婦がいきなり窓口へ。
駅のおばちゃんはたぶん、カードを取って待ちなさい、みたいなことをいってたけど、
おっちゃんロシア語で、あんたロシア語しゃべれるか、とかいってましたね。
けど、おばちゃんは頑として聞き入れず、追い払ってしまいました。強い。

で、私の番になって、英語で明日の夜にモスクワに向かう電車の切符をくれ、といったら、
あっさり買えました。・・・レニングラード駅であんだけ買えなかったのに。
なんなんだよーう。めんどくさいだけかよっ!!!
あとはホテル取らないと。と思って、駅のインフォメーションに行って、
英語で、ユースホステルのカード持ってないけど、ユースの予約とってくれませんか、
といったら、ユースはきたないからやめたほうがいいわよ、といわれて、
とりあえず格安ホテルを取ってもらいました。朝食つきでツインの部屋で50ユーロぐらい。
かなり高いけど、朝ごはんついてなくて同じような値段のホテルもあったことを考えると、
まぁ許せる範囲かなと。で、荷物を置きにとっとこ歩いてホテルへ。

で、甘かった。ここで北欧の物価の高さを思いしりました。
1泊2日で2万あれば事足りると思ってたけど、
切符代とホテル代でその2万弱までいってしまったわけですな。
で、とりあえずカードでお金を下ろさないことには話にならん!と思ってたんだけど、
まだ残金あるからいいや、と思ってそのときはおろさなかったんですね。
で、ホテルで荷物を置いて、部屋を見ておどろいた。
こぎれいな部屋だったけど、ベッドがすごい小さくて、あらら、こんなんかぁ、と。
でも、テレビも電話も洗面台もついてたので、悪くはないです。ツインで正解でした。

で、大きい荷物を置いて、インフォメーションへ行こう!とインフォメーションへ。
すると、あぁ北欧、私が行った日は土曜日で、しかも切符とホテルの予約で結構時間を取られ、
店がかなり閉まってたんですな。市場もやってなかった。
インフォメーションでとりあえず資料を持ち帰り、ベンチで読むことに。
で、そこらへんをふらふらとしてたのですが、
クルージングを見つけました。で、値段を見たら、夕方の回は1500円ほどでクルージングができる、
とあったので、早速切符を買って船にのりました。

ガイドが英語であったんですけど、はっきりいって何を言ってるのかさっぱりわからず。
とりあえず、ヘルシンキはバルト海のちょっと奥に作られている町で、
島がたくさん集まっているところがあるようです。
とりあえず、そういうところをぐり〜っと回っていきました。
風がすごく気持ちよくて、景色もすごくきれいでした。
もっと長い時間クルージングするものもあるようですが。

その後、エスプラナディ通りを歩いていると、木琴の演奏をしているストリートミュージシャンを見つけました。
写真をとって、またエスプラナディ通りをふらふらふらとしていましたが、
お金が足りないことに気づいて、とりあえず、300ユーロATMでおろしました。
フィンランドのATMならロシアよりは信用できるだろうと思ったんですけどね。
で、またふらふらとして、コンビニによってみたりいろいろしたんだけど、店が閉まりすぎてて、
おもしろくない。しかも手元の資料によると、日曜はもっとだめっぽくて、
しょーがないからぎりぎりまでホテルで粘るか、と思いました。
で、適当に夕食をすませ、かなり疲れてきたので、
まだ外は明るかったけど、(緯度が高いので8時ぐらいでもまだまだ明るい)
ホテルへ戻ることにしました。

シャワーを浴びて、ぐてんと横になったらやっぱりつかれてたらしく、
そのまま爆睡してしまいました。