船長+りんたんはるばる東京からやってくる!
〜四条編(その1)〜

さて、伏見桃山の飲み屋「櫻」を出たシマリス、りんたん、織弥さんの三人は、
京都随一の繁華街、四条河原町へ出てオールすることにしました。

伏見桃山では各停しか止まりませんので、
電車を待つことに。
その間に精算を。
ひとりひとりの酒量がもろに出た会計とあいなりました。

丹波橋で急行に乗り換え、
四条まで向かいます。
四条につくと、りんたん、織弥さんがトイレに行きたいというので、
駅構内のトイレへ。

さぁ、これから2次会だ!というので、
どんな店がいい?と前もってきいてみたところ、
まったりくつろげるところが良い、とのことだったので、
木屋町の「Living Bar」に決定。
うだうだと飲み語るにはちょうどいいですからね。
Living Barというだけあって、
椅子などもゆったりしたつくりですしね。

というわけで、四条から木屋町へ向かって歩いていきました。
途中で織弥さんがたばこの自販機で立ち止まり、
たばこを買うと言ったので、
しばし待つ。
織弥さんの顔色がなんかヘン。

「財布がない・・・!」

「えーっ!」

「駅で落としたんちゃうん?ちょっとみてきいよ!」
と私がいい、駅まで道わかる?わからんかったら聞いてよ、
といったら、織弥さんは私とりんたんにかばんを預けて今きた道をダッシュで。

どうも駅まで戻る間に四条駅から電話があったらしく、
四条駅に向かえばいいものを、
その途中に「阪急 河原町駅」とゆうものがあります。

地元人なら「京阪 四条駅」と「阪急 河原町駅」を間違うことはないんだけど、
織弥さんは地元人ではないので、見事に間違えたそうな。
かなり笑える。

そんなことは露知らず、私とりんたんはその自販機の前でじーっと待つ。
なんか意外に遅いのでもしや道に迷ってるんじゃ、と何度か電話してみる。
財布があったとのことなので良かった良かったとまたしばし待つ。
しかし、夜のというか、金曜日の木屋町は微妙よなぁ。
酔っぱらったギャルとギャル男はいっぱいいるし。
ホストらしき人もうようよしてるし。
酔っ払いの町だな。木屋町は。

無事織弥さん帰還。

気を取り直してLiving Barへ。
とことこ歩く。
歩く。
歩く・・・。

私は普通にLiving Barのあるビルを通り過ぎてしまい、
あれ、こんなとこやったっけなぁ、と抜かす始末。
りんたんがしっかり看板を見ててくれて、
さっきLiving Barってあったよ〜、といってくれた。
ごめんごめん、といいつつ店へ入る。

櫻で結構しっかり食べちゃってたもんで、
サラダとナッツ類だけ食べるものを頼んで、
あとはひたすら酒ばっかり。
私と織弥さんはそれに加えてタバコまで吸ってるし。
プチ喫煙家同盟ですから。
織弥さんはりんたんにタバコ勧めてたけど、
私はそれを必死で止めてました。

そこで語られた話は、
私が劇的に酒強くなった話とか、
大学生活で三人とも何かしら「病んでた」話とか。
「絶望的な記憶」の話とか。
就活の話とか。
ネットがきっかけで出会ったとは思えないよね、という話とか。
いろいろ。

日付が変わってリビングバーの閉店時間ギリギリまで語りつづける。

「あーもうそろそろここ閉まっちゃうらしいよ、どうする?」

「カラオケでも行く?」

「ま、歌わなくても酒だけ頼んでしゃべってりゃいいかぁ?」→まだ飲むんですか、あなたたちは?

こんな会話がなされて、
カラオケ行き決定。

精算して店を出る。

つづく