加速度

・加速度とは、速度の変化である。

・加速度と質量
  ・質量のある物質は加速するのに力が必要である。
  ・逆に言うと、加速しにくさが質量である。
  ・等速運動を続けている状態では、力はいらない。
  ・物質は加速度と相互作用すると言える。
   つまり、加速しようとすると、その反対方向に
   邪魔する力を受けるということである。
  ・通常の力は物質同士の間で働くが、
   この力は場(ヒッグス場)との間で働く。
   しかも、等速運動する物質には働かず、
   加速運動するものに働くようだ。

・加速度と回転
  ・回転は連続した加速度である。
   量は変わらなくても、方向が常に変化しているからだ。
   速度には量だけでなく方向も含まれる。
   方向を変えるのには力がいる。
  ・車輪のように軸に固定してつながれている場合、
   力を加えなくても回転しつづける。
   回転運動の慣性を保つ働きがある。
   ジャイロスコープのように、回転方向を常に保とうとする。
   これが、動かしにくさを生む。これは質量的なものだ。

・複合粒子の中の回転
  ・複合粒子とは複数の素粒子が集合してできた粒子である。
  ・複合粒子の中では複数の粒子が引き合って回転している。
  ・その回転運動が新たに質量として感じられる。
  ・陽子の構成要素のクオークのそれぞれの質量は2から4MeV
   程度だが、陽子の質量は938MeVある。
   この質量は、クォークの回転運動が生み出している。

・加速度と重力
  ・加速運動や回転(遠心力)は重力を生む。
  ・加速運動する閉じた空間では、空間密度に濃淡が生じる。
  ・加速運動で光が曲がるのと、
   重力で光が曲がるのとは同じ。
  ・回転しているものの周辺では空間の濃淡が生じる。
   内側では濃くなり、外側では薄くなる。
  ・この部分に光を送ると重力で光が曲がるように、
   この中でも光が曲がるはずである。

・浦島効果
  ・特殊相対性理論では、光に近い速度で運動すると、
   時間が遅れると言われる。
  ・光速に近い速度で宇宙旅行した双子の一人が地球に帰ると、
   自分よりも地球に残っていたもう一人の方が歳をとっている
   という現象が起きると言われている。
  ・しかし、等速運動するもの同士は相対的である。
   どちらかが止まっているかといえない。
   地球にいる人から見ると、宇宙船が光に近い速度で動いて見えるし、
   宇宙船にいる人から見ると、地球が光に近い速度で動いて見える。
   お互い相手の時間が遅れているように見えるはず。
   そこで、地球に戻ってみると、お互い相手が自分よりも
   若く見えるのである。あれ、不思議。
  ・だが、加速度運動するものは絶対的。
   力を加えた方が加速している。
   宇宙船は、地球から出て、帰ってくるまでの間に、
   加速をしている。力が加わっている。
   地球の方は加速していない。
  ・加速すると宇宙船の中に重力が生じる。
   一般相対性理論により、重力のある場所では時間が遅れる。
   なので、宇宙船の方だけ時間が遅れるのである。
   加速したほうだけが時間が遅れる。
  ・浦島効果は特殊相対性理論での時間の遅れでなく、
   一般相対性理論での時間の遅れで生じる。

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