ヒッグス粒子の説明

ヒッグス粒子は、去年、CERN(欧州原子核研究機構)での発見
の報によって、世間的に有名になった。
ヒッグス粒子は、物質に質量(動かしにくさ)を与えるものとされ
ている。

マスコミによるヒッグス粒子の説明は納得のできないものがある。
その説明は、ヒッグス粒子がこの宇宙全体に満たされていて、その
ヒッグス粒子が運動を邪魔することが質量を感じさせるいうものだ。
しかし、この説明だと、加速のしにくさは説明できるが、減速のし
にくさについて説明できない。むしろ、勝手に減速してしまう。

Newtonなどの科学専門誌を読むと分かることだが、実際は、ヒッグ
ス粒子ではなく、ヒッグス場が物質に影響を与えている。場という
のは、物質ではないが、物質に影響を与える空間のことである。
私は素人なので、詳しいことは分からないが、等速運動する物質に
は、ヒッグス場は影響しないらしい。つまり、自然に減速させるよ
うな力は及ばない。しかし、加速、減速させようとすると、その反
対の向きに力が働くようである。

これと似た現象は電気の分野でもある。たとえば、災害用の電灯に
ついている手回しの発電機。電気を起こそうとして回すと強い抵抗
を感じる。これは、電磁気力の影響で、加速させようとする反対の
方向に力が働くからである。ヒッグスの仕組みもこれと似たことな
のだろう。

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