017-二輪車の防寒対策

 二輪車は、自然を相手に走る機械ですので、必然的に気候の影響をシビアに受けることになります。
 暑さについては、単純に「暑い」だけの感覚(笑)ですが、最大の問題はやはり「寒さ」です。

 私が、20代の頃は、そこまでウエアの質が良くなく、身体全体が冷えまくって、凍える思いをしながら走っていました。
 よく、ご年配の方の話しで、「新聞紙を腹に巻いて」とか言われる方もいますが、私も1度試したことはあります。1度だけでしたが 笑 
 その頃は冬場になるとバイクの姿など、ほぼ皆無。 当然といえば当然なのでしょうか。。

 現在はウエアの質が格段に良く、
 下着にウインタージャケットという出で立ちでも、そこそこにツーリングは可能なほど上質なウエアが数多く出てきていますね。

  ホンダアクセス

 二輪車の場合、「指先」、「膝」が最大のウイークポイントですが、ここを上手にカバーすることが必要です。
 加えて、「
二輪車の操作性を妨げず」という条件付きで工夫をしなければいけません。

 まず、「膝」についてですが、基本的にオーバーパンツを含めて2重にします。
 加えて、膝部分にプロテクション素材など、洋服素材以外で物理的に膝に直撃風が当たらないようにすれば、大抵の寒さは軽減できます。

 私の場合、ジーンズ+プロテクター+オーバーパンツ という組み合わせで装着しています。
 いろいろ試してみましたが、極寒の時期はこれが一番でした。
 市販のオーバーパンツにはプロテクション付きのものもあるようなので、条件の1つに加えておいたほうがよいでしょう。

  小さめのプロテクターは、防寒、身体防御と一石二鳥です

 つぎに、「指先」です。

 結論から言えば、すべてのバイクで対策を行うことは、困難かもしれません。

 ナックルガードのように物理的に回避するものがあれば良いかもしれませんが、
 オフロードならともかく、オンロード車には不格好で全く馴染みません。

 カウリング装着車でも風は必ず巻き込んできますので、直撃よりは多少は「まし」な程度。根本的な解決にはなりません。
 巷にはグリップヒーターというのもありますが、あまりいい感想は聞いた事はありませんね。 笑

 ゴアテックス製の厚手の冬用グローブもありますが、あまり厚いと操作性に影響を及ぼします。

 まあ、これが解決されると、ライダーはどこまででも走り続けるのでしょうね。笑
 かじかむ手にホットコーヒーで温まる極楽感。 意外とこれぐらいの苦悩は楽しみとして残していたほうが良いのかもしれません。


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