忠実

求めるのは愛、忠実と 清さだけ衝動

 

1.聖書

2.スウェーデンボルグ

3.サンダー・シング

4.ヴァッスーラ

5.ルイザ・ピッカレータ

6.マリア・ワルトルタ

 

1.聖書

 

マタイ24・45-51(ルカ12・41)

 

主人がその家の使用人たちの上に立てて、時間通り彼らに食事を与えさせることにした忠実で賢い僕は、いったいだれであろうか。主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである。はっきり言っておくが、主人は彼に全財産を管理させるにちがいない。しかし、それが悪い僕で、主人は遅いと思い、仲間を殴り始め、酒飲みどもと一緒に食べたり飲んだりしているとする。もしそうするなら、その僕の主人は予想しない日、思いがけない時に帰って来て、彼を厳しく罰し、偽善者たちと同じ目に遭わせる。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。

 

 

マタイ25・21

 

忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。

 

 

黙示録2・10

 

あなたは、受けようとしている苦難を決して恐れてはいけない。見よ、悪魔が試みるために、あなたがたの何人かを牢に投げ込もうとしている。あなたがたは、十日の間苦しめられるであろう。死に至るまで忠実であれ。そうすれば、あなたに命の冠を授けよう。

 

 

黙示録3・8

 

あなたは力が弱かったが、わたしの言葉を守り、わたしの名を知らないと言わなかった。

 

 

黙示録17・14

 

この者どもは子羊と戦うが、子羊は主の主、王の王だから、彼らに打ち勝つ。子羊と共にいる者、召された者、選ばれた者、忠実な者たちもまた、勝利を収める。

 

2.スウェーデンボルグ

 

天界の秘義7193〔3〕

 

(『シャッダイ神』により試練が意味され、後には慰めが意味されることについては、1992、3667、4572、5628番を参照されたい。)『その後に慰め』と言われているのは、丁度朝と暁とが夕と夜の後に訪れてくるように、慰めが試練の苦痛の後に訪れてくるためである。それらのものの間にもまた相応が存在しているのである、なぜなら世に季節の交替が在るように、他生にも状態の交替があるからである。試練と懊悩の状態、また荒涼の状態は他生では夕と夜であり、慰めと歓びの状態は朝と暁である。その同じ言葉により、即ち、『わたしはアブラハムに、イサクに、ヤコブに、シャッダイ神として現れた』により、また忠信な者の試練が意味され、後には慰めが意味されているのは、試練により行われる人間の再生は主の栄化の映像であるからであり(3138、3212、3296、3490、4402、5688番)、それで聖言の中でその最高の意義において主について理解される事柄はそれと関連した内意では忠信な者についても理解されるのである。

 

 

真の基督教681

 

 この洗礼の第二の用は基督教会に人を導き入れるその第一の用から自然に生まれてくる。第二の用を伴わぬ第一の用は洗礼を笑いぐさにするであろう。それは一人の王に忠誠を誓いその後その律法を否認し外国の王の許に行き、これに仕える従臣に、あるいは或る主人に仕え、その仕着せを着けた後で、逃亡し同じ仕着せを着て他の主人に仕える召使に、あるいは旗を携えて逃げ出し、これを千々に引裂き、投げ棄てる旗持ちに似ている。約言すれば、基督教徒または基督に従う者と呼ばれつつも、しかも彼の誡命を守ることによって彼を認めることをせず、彼に従うことをしない者は、空しい偽り者である。主は語り給う「汝ら我を主よ、主よと呼びつつ、何ぞ我が言ふことを行はぬか」(ルカ6・46以下)。「その日多くの者、我に対ひて主よ、主よと言はん。その時われ明白に告げん、我汝らを知らずと」(マタイ7・22、23)。

 

3.サンダー・シング

サンダー・シング/聖なる導きインド永遠の書/P237

 

真の奉仕と義務の遂行のためには、わたしの下僕たちは命そのものさえ捧げる用意がなくてはならない。それは、雪の降りしきる厳寒の中で、凍りついて死ぬまで持ち場を離れず、他の見張りたちが暖をとるために持ち場を離れても、まるで銅像のように立ち尽くしたあの忠実な兵士にも似ている。王が来て死ぬまで忠実に立っていたこの兵士をみたとき、王は自分の冠を脱いで兵士の頭にかぶせ、こういった。『このような忠実な兵と下僕こそわが冠の名誉と栄光に相応しい。彼が生きていれば、わが王国の頭に抜擢したろうに』。わたしから託された奉仕においても、わが忠実な下僕たちは同じようにしなければならない。このような信仰と勇気をもって仕事を果たした者たちに、わたしは朽ちることなき不滅の王冠を授ける。

 

4.ヴァッスーラ

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P312

‘87・9・1

 

私が愛するのは忠実な心 ♡ ヴァッスーラ あなたを引き上げて、ある霊的直感を与える ♡ 天がどんな姿かを見せよう ♡

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P262

 

ヴァッスーラ、私のために、我が教会を一致させてくれるか?

私はあなたの前にいる そして指図を与えているのは私、ただついてきなさい ♡ 私は全教会に一致してほしい ♡ 司祭たちには私の今までになし遂げたわざと 使徒たちの持っていた素朴さとを思い出してほしい。 初代教会のキリスト教徒の身につけていた謙遜と忠実の心を ♡ 来なさい、心の最も内奥の望みを打ち明ける、あなたのうちにそれを刻印させてほしい 小さな者よ ♡

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P329

 

‘87・9・11

 

小さな者よ、私は人間の中でめったに忠実な心に出会わない ♡ 人間の弱さである不忠実に用心しているように ♡ あなたを愛し どのように弱いかを知っていて あなたを支える ♡♡ 接吻させてほしい 花よ ♡♡

(主は、主のこどもである私の額に接吻なさいました。)

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P330

‘87・9・12

 

忠実ならいつでも私とともにいる方法を見出す、私を愛し忠実でありなさい、子よ、私のわざは知者の目には隠されている ♡ 私はそれを彼らの目から隠している、私の隠された知恵を 貧しい 単なる子どもたちに与える ♡

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/3巻P76

‘88・11・21

 

私に忠実で 愛してくれる者たちは幸い、さらに引き寄せ 愛で包み込む ♡

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/3巻P104

‘89・1・17        

 

♡ 今日、我が唇は愛に渇き、あなた方の愛を求めている、私は愛に飢え渇く、愛に飢え渇く・・・我が聖心はどれほど私を愛するのを 学ぶようにと願っているか! いつの日か愛の頂きに達し あなたが「お父さま(アッバ)!」と叫ぶのを 聞きたいと願っている! その時・・・その時初めて、我が傷は癒えはじめるであろう・・・我が司祭たちが、無限の愛から汲み上げ、自らの心を満たすようにどれほど願うか! 彼らに対する我が愛は大きい、どれほど大きいかは 天国に入るまで、十分理解はできないであろう ♡ 熱心を旗印、忠実を松明、清さを礼装、そして愛を紋章としなさい。 子羊たちが彼らのうちに私を認め 我が象りを はっきりと見出だせるように ♡ 羊飼いたちは、清くあってほしい、その清さのうちに 彼らの実が 無傷であるように。 我が聖心を歓喜させ 掟を完全に守りなさい、愛することは、掟に従うこと。 互いに愛し合いなさい ♡ ああ 我が光の子たちよ、みことばを生きるように、みことばを生きるように・・・

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P99

‘90・1・21

 

あなたに平和、絶え間なく私を望みなさい、それは我が誉れとなり あなたは 小さな者よ 清められよう、我が聖心の淵に飛び込むように そこにあなたを隠させなさい、私のためだけにあなたがほしい、嫉妬せんばかりに愛している、あなたが虚しい者で、我が金言を守り掟に順応する能力がないにもかかわらず 神はあなたを愛している、あなたには足りないところが多々あるが 気も狂わんばかりに愛している、私に従いたいと望むがゆえに 愛しているのです、我が小さな仔羊よ、あなたを肩にのせ 行くところどこへでも連れて行こう(*) ♡

 *イエスの愛に覆われました。その大きな愛は言葉で表現できないほどです。

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/6巻P173

‘92・11・19

 

あなたの人生を 毎分ごと! 人生を一分ごとに、私と過ごしなさい! 祈りの中で、書き下ろしながら、黙想を通して、聖体のうちなる私を受ける時、あるいは礼拝の時間に、私への愛を証ししなさい! その渇きを 証ししなさい、愛をこめて私の心との一致にとどまり あなたの忠実を証ししなさい ♡

 

 

ヴァッスーラ・神のうちの真のいのち・8巻P62

‘95・6・16

 

あなたは尋ねる:「変わるためには何がもっとも必要かを教えて下さい」。 忠実な愛が必要であり、忠実な愛こそ 私を喜ばせる。

 

 

ヴァッスーラ・神のうちの真のいのち・8巻P63

‘95・6・19

 

知識の与え主 我が聖霊に願い求め みことばをゆがめる誤りを犯さないように むしろ私ども(*)を三たび聖なる者として知り、私どもを知ったためにあなたも 私どもの反射、肖りとして 自らを知るに至るようにと願いなさい。「あなたも」と、私が言うのは、育てた多くの人が 怠けるか落伍していったがゆえ・・・・彼らは私が委ねた聖なる決まりを ないがしろにした。 自らの衝動に身をまかせて私に背き・・・・私を第一にはおかなかった(**)、私ではなく、自分たちの利益を先にして。 我が聖なる上智の霊に願って天の葡萄畑を探し求めなさい その実を霊魂が切望するように。

 *至聖なる三位一体。  **こうとも理解しました:愛を第一におかなかったと。

 

 

5.ルイザ・ピッカレータ

 

ルイザ・ピッカレータ/被造界の中の神の王国/1巻P48

 

イエス:「最後に勇気を出すように。あなたが大胆に戦いに入っていくように望みます。なぜなら敵軍をいちばん恐れさせるのは、彼らに勇気があると気づかせることです。つまり最も苦しい攻撃にたいして、なにも恐れることなく、彼らのもっとも忌まわしい攻撃に対抗することのできる力と勇気です。悪魔にとって勇気をそなえた霊魂ほど恐ろしいものはありません。霊魂はわたしを土台とするように。そして眼前に立ちふさがる破壊者に負けることなく、わたしに身を任せて彼らの真ん中に入っていきなさい。そうすれば悪魔は恐れおののいて、あわてふためき逃げ出したくなるでしょう。しかし彼らはわたしの意志につながれているのでそれができず、彼らにとってもっとも大きな苦悩と、もっとも恥ずかしい降参に甘んじなくてはならないように強制されるのです。さあ、ですから勇気を出して。もしわたしに忠実であるならば、あなたが彼らに勝利を得られるように、常に豊かなわたしの恵みと新たな力を与えましょう。」

 

 

6.マリア・ワルトルタ

 

マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P30

 

 子羊の血の最高の力によって勝利し、常に忠実であり、またありつづける人々は幸い。サタンとその甘言をしりぞけ、その見掛け倒しの勝利と、その呪いの王国が短命であることを知る彼の、今この時とばかりの全力投球を気にもかけず、キリストと、その教会、すなわち、反キリストの迫害によって四つ裂きにされ、その花婿である偉大な殉教者十字架上のキリストと同じように、不屈の殉教者であり、死んだように見えたが、前よりもさらに美しくなって甦り、栄光化され、婚姻を執り行なうために真の教皇が待ち受けているに入る教会に忠実であり、忠実であり続ける者たちは幸いである。