種子

 

一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。(ヨハネ12・24)

 

 

1.聖書

2.種をまく・・・信仰の諸真理を教えることと教えられること

3.マリア・ワルトルタ

4.ヴァスーラ

 

 

 

 

1.聖書

 

 

詩篇126・5−6

 

涙と共に種を蒔く人は

喜びの歌と共に刈り入れる。

種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は

束ねた穂を背負い

 喜びの歌をうたいながら帰ってくる。

 

 

 

ヨハネ12・24−26

 

はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。 自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。 わたしに仕えようとする者は、わたしに従え。そうすれば、わたしのいるところに、わたしに仕える者もいることになる。わたしに仕える者がいれば、父はその人を大切にしてくださる。

 

 

 

 

2.種をまく・・・信仰の諸真理を教えることと教えられること

 

 

天界の秘義9273

 

「その作物を集めなくてはならない。」これはそこから発した真理の諸善を意味していることは、『集めること』の意義から明白であり、それは教えられた後で己がものとすることである、なぜなら『種をまくこと』が(今しがた示したように)信仰の諸真理を教えることと教えられることを意味しているときは、『集めること』はその信仰の諸真理を己がものとすることを意味するからである。己がものとすることは教義のものであった諸真理が生命[生活]のものとなるとき行われるのである。信仰の諸真理が生命の諸真理となるとき、それらは『真理の諸善』と呼ばれる。ここに『作物』により意味されているものはこの『真理の諸善』である。

 

 

 

 

3.マリア・ワルトルタ

 

 

マリア・ワルトルタ/聖母マリアの詩下P58

 

私のヨハネ、勇敢な“たった一粒の種子”にどれほどのことができるかを見なさい。愛のためにだけ私を愛するわずかの人々は、この種子と同じである。その一粒だけが多くの人々の飢えに役に立ち、その一粒だけが醜い裸の土地を美しくする。その一粒だけは、死だけしかなかったところに命を興し、そうすれば、そこに多くの飢えた人々が集まる。

 

 

 

天使館/マリア・ヴァルトルタ『私に啓示された福音』第2巻122.12

 

この問題について語り尽くそうとするなら日夜あっても足りないでしょう。そこで、あなたたちへの愛のために、はしょります。後は永遠の霊がそれをあなたたちに語られますように。わたしは種子を撒き、通り過ぎます。しかし、善人の中に落ちた種子は根付き、穂を出すだろう。行きなさい。平和はあなたたちと共に。

 

 

 

4.ヴァスーラ

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/1巻P165

 

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一致しなさい! 一致して一つになりなさい、私 神は唯一なるがゆえ。一致は力をもたらす、一致しなさい
私の熱心な種蒔きになり、我が平和と愛の種子を蒔きなさい。私は地上が天国となるような穀粒を創った、地上の王国は天と同じようになるはずだからです、私の心の中にあり、聖血によって清められた穀粒を取り、辺りにばら蒔きなさい
私はそれらの種子を抱きかかえる 愛する者たちよ あなた方が私の心に入って それらを取り出すことを望んでいる
一致を求めなさい。私の花たちを癒し、香りを与え、茂らせる、我が庭園を美しくさせよう、あなた方の心に水を与え、生き返らせる。
被造物よ! あいしている! あなた方の上に輝こう そうするなら私の暖かい光はあの重く暗い雷雲を散らし、消し去ってしまう。
私の光はそれらを貫き 重くのしかかる暗やみと悪 あなたに弱さと、みじめさと悪徳しかもたらさなさったこのやみはすべて 消え失せてしまうであろう。私の暖かい光は花を皆生き返らせ 天からは正義、成聖、清さ、誠実、平和と愛の露を降らせる。
私は 寝ずにあなた方の上に目を注ぐ熱心な牧者、思い出しなさい、私はこの世の光、御言葉です。
あなた方皆に平和があるように、我が栄光を誉め讃え、私に依りかかって、努力を重ねなさい そして 私の十字架を背負い 我が子どもたちを癒すことに疲れてしまわないように
我がヴァッスーラ 倦まずに書きつづけなさい 愛している。英知があなたを教え導こう ♡♡


愛しております 主よ、み旨が行われますように。

 

 

 

 

 

 

 

天界の秘義8603[3]

 

継続的な秩序をとった諸真理により意味されていることを簡単に述べよう。(中略)

 

 

さらにそれよりも内的な物は種子であって、その種子は外側をケースで包み込まれ、次に内部を薄膜で包み込まれ、その下には内部の果肉があって、その果肉が最初の形を霊魂[核心]として含んでおり、その霊魂[核心]から再び新しい木と新しい果実が生まれているのである。