「聖母から司祭へ」

日本司祭のマリア運動本部刊

 

ステファノ・ゴッビ神父(1930?〜2011)

を通じて与えられた1973年から

1997年に至る聖母のメッセージです。

 

「世界は今、マタイ24章に書かれている最後の艱難の時を迎えており、

棄教、涜聖、悪がはびこる時となった。そして黙示録に示された悪魔との

最後の決戦のために主から全権を委任された聖母は騎士(司祭)を集めて

悪魔と戦う。これによって世界はキリストが治める世、新しいエルサレムを

迎えるだろう」と、聖母は言われます。

 

聖母は「わたしは封じられた書を開きます」と云われ、黙示録の

「大きな赤い龍」「豹に似た獣」「荒野」「ものを言う獣の像」などが、

具体的に何を意味しているかを教えて下さいます。

 

また、教会の一致は聖母の勝利によってカトリック教会が刷新され、

その中に行われると言い、ご聖体や主の再臨も説かれます。

日本やその他の国に関するメッセージもあります。

 

「聖母マリアへのまことの信心」の本の中で

グリニョン・ド・モンフォール神父の言う、

「世の終わりにイエズス・キリストがおいでになる直前、つまり

キリストの再臨の直前、マリアは聖霊をとおして、人びとに知られ、

人前に姿を現され、ご自分の僕たちを集めて悪魔と決戦を行い、

悪魔を粉砕して、イエズス・キリストに勝利の凱歌をあげる」

というのと非常によく符合しています。

 

ルルド、ファティマに始まり、最近のガラバンダル、メジュゴリエ他、

個別には、マリア・ワルトルタ、ルイザ・ピッカレータ、マルタ・ロバン、

ヴァッスーラ、デボラ等々、聖母のご出現の例は数え切れないくらい

頻繁となっているようです。それらの聖母の度重なるご出現が

緊密な関連性を持っていることを伺わせる本です。

 

スウェーデンボルグは「啓示された黙示録」では全編の解釈を

書いていますが、より詳しい「黙示録講解」は途中で終わっていました。

その欠けていた後半部分の解説に当るのがこの本ではなかったのかと思いました。

心の内奥に訴えかける不思議な感銘を覚えました。

 

 

ところで、主はヴァッスーラに次のように語っておられます。

 

主よ?

 

私です、大変近くにいる 子よ、心臓の鼓動に耳を澄ませなさい・・私の天使達を

皆我が心に引き入れ、傷を見せ 感じさせる、神の御傷を感じたなら そのときは

敵が打ち震え 地の基が揺れるほど声を張り上げ、私の引き裂かれた心がどのような

状態にあるかを見た彼らは 心中に神である私にたいする愛の炎が燃え上がるのを

感じる。 あなたの聖なる母によって訓練されたこの天使たち、私たちの教会を

護るよう 聖母に準備されたこの軍団は 愛による訓練を受け、この天使たちは

愛をもって悪に報いる。 ヴァッスーラ、私の僕ヨゼフがあなたに会って話すことを

願う、恐れないように。 私の平和と愛の十字架を分かち合う用意があるかを尋ねよう。

 

  (イエスは88.6.4の「天使の軍団」のことを聖マリアによって護られている司祭

たちであると、理解させなさいました。司祭のマリア運動です。)

 

主よ? 彼はマリア運動の方ではありませんか?

 

愛する者よ 理解しなかったか?

ヨゼフ神父は聖なる御母の導きのもとで私に仕えている僕だ。」

(ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P238)

 

聖母もヴァッスーラに、こう語っておられます。

 

「教会は生き返ります、イエスと私はいつもともに働いています 私たちの心が

結ばれているからです。 私は愛する謙遜なゴッビ神父を道具として この天使の軍団を

準備し イエスの聖心は あなたを通してこの平和と愛のメッセージを準備されました、

最も弱い、小さくみじめな子どもをすべての人類の中から選ばれて、それでもなお

イエスは限りなくあなたを愛しておられ、世にその無限の慈しみを現すためにあなたを

選ばれたのです、あなたを通してご自分の愛を現すために。」

(ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/2巻P242)

 

 

 

以上

 

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