最後の戦い
戦い/
マリア・ヴァルトルタ「手記」抜粋/天使館/P130
わたしは栄光化された肉体をそなえて来るだろう。
わたしはこのように言うことによって、貴女の好奇心を目覚めさせた。好奇心がなければ女ではないだろう。とはいえわたしはあなたたちのために良いと思うことを言うのであって、あなたたちの役に立たない好奇心を養うために言うのではない。わたしにとって師であることが快いのは、真理のなかから、あなたたちが知れば役に立ち、またそれで充分な諸々の真理を選び出すことが出来るからだ。
それゆえ貴女は、臣下たちの肉が霊化されるであろう、霊の王国においては、あらゆる肉を贖い聖化するために完全なその霊にふたたび肉をまとい、無垢の、完璧に無垢の肉と、愛の生贄となった肉なのだからその肉を二重の成聖によって聖化したその御方が王であるのは正しい、と知るだけで満足しなさい。
わたしは栄光化された肉をまとい、敵を相手取る最後の戦いにそなえて人々を集めるためにやって来て、栄光化された肉の輝かしいマントで身を装い、最後の審判を受けるために復活する人々の身体を裁くだろう。霊となることを望まなかった諸々の肉に永遠の死の宣告を与えたあと、わたしは永遠に天に戻るだろう。父はアダムにおいて、言語を絶する美で物した美しい人体の創造をもって、子はそのわざによる、アダムの子孫のための贖罪をもって、聖霊はその聖化の行為をもって、父と子と聖霊の名作がそのうちで栄光化されるであろう光り輝く民の、光り輝く王は天に帰るだろう。
聖母から司祭へ1973.11.1
以前にもまして今こそ、私を見いだす人は生命を見いだし、主から救いを得るでしょう。
私の敵はそれだけを恐れています。それで悪魔は、信者の心をもっと私から遠ざけ、教会の中で私をもっとぼんやりと不明瞭なものにしようとあらゆる努力をするでしょう。悪魔は私との激しい戦い、どちらかが決定的に打ち負かされる天下分け目の戦いに取り組んでいます。
現在、多くのことから見ると、私の敵である悪魔が勝利者のように見えますが、私へのこの上なく大いなるたちかえりと私の圧倒的な勝利の時が近づいて来ました。
私の子である司祭たちが、決定的な闘争において、私と共にいることを私は望んでいます。彼らは私に導かれ、私の命令に素直で、私の望みに従順、私の要求に敏感であってくれるでしょう。
私自身をかれらにおいて現し、彼らによって敵の心臓部を打ち、わが踵でその頭を踏み砕くでしょう。