黄金律
1.聖書
2.マリア・ワルトルタ
1.聖書
マタイ7・12
だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である
ルカ6・31
人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。
2.マリア・ワルトルタ
マリア・ヴァルトルタ/私に啓示された福音/329・10/5巻中P85
イエズスは騒ぎが静まるのを待ち、そして再開する。「私たちは隣人を、自分がしてほしいように愛さなければなりません。私たちは、ひどい扱いを受けたり、嫌がらせをされたり、強奪されたり、抑圧されたり、中傷されたり、侮辱されたりするのを好みません。だれでも、国民感情や個人的感情を持っているのは同じです。それゆえ、自分にしてほしくないような悪を隣人にしてはならない。
マリア・ヴァルトルタ/私に啓示された福音/329・12/5巻中P90
「もう一度言います。隣人に親切にしなさい。それがだれであろうとも。不公平な命令をする人を罰する仕事は神にまかせて、服従しなさい。官能に逆らって節制し、金に逆らって正直でありなさい。それが持つ価値を一貫して退けなさい。自分に都合のよいときだけそうするのではなく。あなたが以前に呪ったものと、後で接触しても大丈夫なように。自分にしてほしくないことを、ほかの人にしてはなりません・・・」。
マリア・ワルトルタ/イエズスに出会った人々3・P90
商売をする場合、正義を守りなさい。何かを売る時、“もっとたくさんもうけるために盗みなさい”と貪欲がそそのかすが“だまされるのが自分だったら悲しいと考え、あなたも正しい人でありなさい”という良心の声だけに耳を傾けなさい。自分がしてほしくないことを他人にするのはいけないということを忘れてはなりません。
マリア・ワルトルタ/イエズス―たそがれの日々/P205
しかし、この者たちが教えに来るまでは、これから言うことを規準にしなさい。ことばは短いが、ここには私の救いの教えがすべて要約されています。あなたたちは心のすべてをあげて神を愛しなさい。権力者も、親戚、友人、下僕と民、それに敵も自分自身を愛するように愛しなさい。罪を犯していないと安心するためには、命令された行為、あるいは自発的な行為をする前に必ず、自分自身にこう尋ねなさい。『今、しようとしていることは、私自身に、もしされたらうれしいだろうか』と、もしうれしくないと思えば、その行為をしてはならない(*)。以上の単純な規準を守って、神が来る道、神へ行ける道を求めなさい。子供が感謝しないとか、自分を殺そうとする者があるとか、あるいは盗みをするとか、妻を奪われるとか、姉妹や娘が汚されるとか、あるいは家や、畑や、忠実な下僕を奪われるとか、そういうことは、だれも望んでいません。この規準を守れば、あなたたちはよい子供、よい親、よい夫、よい兄弟、商人、友人となります。こうして徳に進めば、神はあなたたちのもとへ来られます。
(*)
マリア・ワルトルタ/イエズス―たそがれの日々/P209注
マテオ7・12、ルカ6・31、これは黄金の法則と言われている。