異邦人も暗黙のうちに主を崇拝している

 

異邦人の教会

 

 

 

1.彼らは主を暗黙の中に承認している

2.彼らは世に生きている限り、この神が主であることを知ってはいない

3.彼らはそれとなく絶対的な神を認識している(マリア・シンマ)

 

 

 

 

使徒言行録17・22−24

パウロは、アレオパゴスの真ん中に立って言った。「アテネの皆さん、あらゆる点においてあなたがたが信仰のあつい方であることを、わたしは認めます。道を歩きながら、あなたがたが拝むいろいろなものを見ていると、『知られざる神に』と刻まれている祭壇さえ見つけたからです。それで、あなたがたが知らずに拝んでいるもの、それをわたしはお知らせしましょう。世界とその中の万物とを造られた神が、その方です。この神は天地の主ですから、手で造った神殿などにはお住みになりません。

 

 

 

 

1.彼らは主を暗黙の中に承認している

 

 

天界の秘義3263[2]

 

 主の霊的な教会については、それは全世界にあまねく存在していることを知られよ、なぜならそれは聖言を持っていて、そこから主と信仰の若干の真理とを知っている者たちに限定はされないで、聖言を持ってはおらず、それで主については全く知らず、従って信仰の真理を何ら知っていない者たちのもとにもまた存在しており(なぜなら信仰の諸真理はすべて主に関わりをもっているからであるが)、即ち、この教会は教会から離れている異教徒の間にも存在しているからである、なぜなら一人の神がおられ、その神は凡ゆる物を創造し、またその神から善がことごとく発しており、従って真理がことごとく発しており、その神に似ることにより人間は祝福されることを合理的な光から知っている者が彼らの中に多くいるからであり、更に彼らはその神に対する愛の中に、隣人に対する愛の中にいて、彼らの宗教に従って生きており、善の情愛から仁慈の業を行い、真理の情愛から至高の存在を拝しているからである。このような性格を持っている異邦人たちは主の霊的教会に属している者たちであり、彼らはこの世にいる間は主を知ってはいないけれど、それでも善の中にいる時は、彼ら自身の中に主を拝しており、また主を暗黙の中に承認しているのである、なぜなら凡ゆる善の中に主は現存されているからである、それ故他生では彼らは容易に主を承認し、このように善に宿っていない基督教徒よりも更に進んで主に対する信仰の諸真理を受け入れるのであるが、このことは教会の外の幾多の国民と民との他生に於ける状態と運命とについて経験から明らかにしたこところから認めることが出来よう(2589−2604)。これらの者が持っている自然的な光はその中に霊的なものを持っているのである、なぜなら主から発している霊的なもの無しには、このような事柄は到底承認されることは出来ないからである。

 

 

 

 

2.彼らは世に生きている限り、この神が主であることを知ってはいない

 

 

天界の秘義3778[]

 

それでこのことが、ナホル、その息子のベトエル、ベトエルの息子のラバンにより根幹が共通した傍系的な善が表象され、即ち、異邦人たちの間の主の教会に属している者たちがその中にいるところの善が表象されている理由である。この善は直線的に下降している根幹の共通した善とは以下の点で異なっているのである、即ち、彼らの善に連結しているその諸真理は純粋なものではなく、その大半は感覚の迷妄[妄想]と呼ばれている外なる外観である、なぜならこれらの異邦人は彼らが明るくされる手段となる聖言を持ってはいないからである。善は実にその本質ではただ一つのものではあるが、しかしそれはその中に植えつけられる諸真理からその性質を受けて、そのことによって多様なものとなっているのである。異邦人たちに真理として現れている真理は全般的には、彼らは何らかの神を拝しなければならないということであり―この神から彼らは彼らの善を求め、またこの神にその善を帰しているが、彼らは世に生きている限り、この神が主であることを知ってはいないのである―また彼らは彼らの神を彼らが聖いものとして考えている像の下に崇めなくてはならないということであり、その他更に多くのものがある。にも拘らず、これらのものは、彼らがその神に対する愛と隣人に対する愛の中に生きさえするなら、彼らも基督教徒と等しく救われることに対して妨害とはならないのである、なぜなら彼らはこのように生きることによって他生で内的な諸真理を受ける能力を得るからである(932、1032、1059、2049、2051、2284、2589−2604、2861、2863、3263番)。

 

 

 

 

3.彼らはそれとなく絶対的な神を認識している

 

高間友の会/シスター・エマニエル/マリア・シンマとのインタビュー 煉獄に居る霊魂の驚くべき秘訣/P39

 

今日では多くの人が生まれ変わることを信じていますが、霊魂たちはそれについてどういうことを話しますか。

 

 霊魂たちは神は一つの生命だけを与えるのだと言っています。

 

しかし、一つの生命では神を知るためにも、本当に回心する時を持つためにも足りないので不公平だと言う人もいます。あなただったらどう返答なさいますか。

 

 すべての人は内面的な信仰(良心)を持っています。たとえ彼らが心がけなくても彼らはそれとなく絶対的な神を認識しているのです。信じない人、そんな人はいないのですよ! 各々の霊魂は善悪を見分ける良心を持っています。神から与えられた良心、つまり内面的な知識というものをね。もちろん、程度の違いはあっても、めいめい善悪を見分ける方法を知っているのです。この良心によって一人一人が幸せを得ることが出来るのです。