1.聖書

2.スウェーデンボルグ

3.聖母から司祭へ

 

 

 

 

1.聖書

 

 

黙示録16・1−2

 

また、わたしは大きな声が神殿から出て、七人の天使にこう言うのを聞いた。「行って、七つの鉢に盛られた神の怒りを地上に注ぎなさい。」そこで、第一の天使が出て行って、その鉢の中身を地上に注ぐと、獣の刻印を押されている人間たち、また、獣の像を礼拝する者たちに悪性のはれ物ができた。

 

 

 

黙示録16・10−11

 

第五の天使が、その鉢の中身を獣の王座に注ぐと、獣が支配する国は闇に覆われた。人々は苦しみもだえて自分の舌をかみ、苦痛とはれ物のゆえに天の神を冒涜し、その行いを悔い改めようとはしなかった。

 

 

 

 

2.スウェーデンボルグ

 

 

霊界日記2129

 

悪い者らの社会が異質の者らから作り上げられたとき、それらは他の幾多の方法により解体されることについて。

 

 私たちは悪霊らの結合体を消散させる霊たちの団体を取り扱った、それは東風に相応しているのである。しかし結合体のみでなく個人におけるこうした結合体を解消する無数の方法が他にも存在しており、即ち、或る一人の霊または霊魂に属している幾多の観念が異質のものから作り上げられて、解消されるときである。私は凡ゆる方法を知ることは許されはしなかったが、しかしそれはいかようなものであるかが話された。身体の中でもまた凡ゆる溶媒[溶剤]はそれに相応しており、唾液の溶剤から、また肝臓から流れ出ているものから知られているように、無数のものが在って、膠着した凡ての分子に適応しているのである。かくて社会の中で凡て邪悪な合成体はことごとくそのもの自身を溶解する方法[媒体]をもっているのである。

 

 

 

霊界日記2130

 

 私はここにただ一つのものを記すことができる、即ち、彼らはさらに密接に結合し、かくていわばにかわづけのようになっていた。そのように彼らは互に他に対して現れはしたが、欲念により各自分離したのである、なぜなら彼らにとり不利益なものを認識することが増大したため、彼らはついには自発的に解体したからである。

 

 

 

霊界日記2131

 

 こうした結合体を分離することは極めて容易である、なぜなら彼らは凡て互に他を憎んでおり、彼らの行動する性質に従って、おびただしいものが彼らに与えられでもすると、すぐにも彼らは解体されてしまうからであるが、主はそのことを欲しられはしないのである、なぜならそのようにして幾多の欲念は破壊されてしまうからである。

 

 

 

霊界日記2132

 

 内的な天界の中にすらまた幾多の結合体が在り、それらもまた媒体により緩和されなくてはならないことは疑うことは出来ないのであり、そのことについては私は他の所に取扱ったのである、例えば、似つかわしくないような幾多の結合のために、許されて自らを潜入させた悪霊らにより、いわば、一種の発酵作用が天界に現れたさい、そうした場合が起ったのである。1748年[60歳]5月30日。

 

 

 

神の摂理278a

 

明らかにされない悪は凡て内的に成長する、それは灰に埋もった薪の火のようなものであり、またはふさがった傷の中の腐った血液のようなものである、なぜなら凡て閉じ込められた悪は毒性を増大して遂には全体を破滅させるから。それゆえ悪が閉じ込められないように、各人は神にくみし、または反抗して考えることを許されていて、この世ではそのために罰せられはしない。

 

 

真の基督教120

 

何故なら悪は感染するものであり、単に患者の呼吸あるいは悪臭によって他に感染する病に、あるいは徐々に拡まり、先ず手近な部分に、次に遠い部分に感染し、遂には身体全体が破壊される癌あるいは壊疽に譬えることが出来るからである。その原因は人間各自に遺伝している悪の歓喜である。それ故主の贖罪なくしては何人も救われ得なかったし、また天使も純一の状態に止まり得なかったであろう。破滅からの唯一の避難所は主である。

 

 

3.聖母から司祭へ

 

 

聖母から司祭へ

 

1984年8月15日 聖母の被昇天祭

 

恐ろしい癌のようにこんにちでは、罪はますます人々の霊魂に感染して霊的死をもたらしています。

 もし、あなたがたが、わたしの目で見るとしたら、これほどおびただしいわたしの子らに恐ろしい害を加えて悪の犠牲者にしてしまうこのまことの霊的伝染病が、今どれほど広まっているかが分かるでしょう。

 

 

 

聖母から司祭へ1989.10.13 ファティマ最後のご出現の記念日  ドンゴ(コモ県)

第一の災害の天使

 

 太陽の奇跡のあった1917年10月13日の、わたしの最後の出現のことを、あなたたちは、今日、記念しています。

 主の偉大な日が訪れるまえに、教会と人類とを準備させる役目のある太陽に包まれた婦人を、よりいっそう仰ぎみなさい。

 決定的な戦いの時がきました。

 

 大艱難の時がこの世に下ったのです。なぜなら、神の天使たちは、その持っている災害で地を罰するためにつかわされるからです。

 五感の犠牲と邪欲の制御、慎み深さ、よい手本、潔白と聖徳の道を歩むようにと、わたしは何回も呼びかけたのです。

 しかし、人類は、わたしの呼びかけを受け入れず、不潔の罪を犯さないようにと命じている神の律法の第六戒に背きつづけたのです。

 それだけではありません、この罪をほめたたえて人間的な価値として、また、自分の個人的な自由を行使する新しい方法として、紹介するまでになったのです。こうして、今日では、不潔のすべての罪を正当化するほどになりました。

 まず第一に、少年と青年たちの良心をだらくさせて、自分ひとりで犯した不潔な行為は、もう罪ではないという確信を教えこんだのです。また、婚約者同士の結婚前の関係が許されるどころか、善いものであることを説き、家族は自由にふるまうことができ、出産をさまたげるために人工的な手段を利用してもよいという確信を教えこんだのです。

 自然に背く不潔の行為を正当化し、ほめたたえるほどにいたったのです。それだけではありません、同性どうしの共同生活を、家庭と同じものと認める法律までも提案するほどになったのです。

 不道徳、不潔、猥褻は、印刷物とすべての広報機関によって、今日ほどたえず宣伝されたことは今までなかったのです。

 特にテレビは、毎日猥褻な場面を映して爆撃のような悪の恐ろしい手段となったのです。その目的は、すべての人の知恵と心の清さを堕落させることをねらっています。

 娯楽の場、特に映画館とディスコは、人道的、キリスト教的尊厳を公に汚す場所となったのです。

 肉欲の罪をもって、ひきつづき公に、わたしたちの主である神を侮辱する時がこれです。

 すでに、聖書の中で、肉で罪を犯すものは、同じ肉でふさわしい罰を受けると忠告されています。

 こうして、第一の災害の天使が神の命令に従って、罰を与えるために世界を訪れる時がきたのです。

 

―第一の災害の天使は、額と手に獣の印を受けるのに承知し、獣の像を礼拝した人々の肉に、ひじょうに苦しい悪性の傷をきざむのです。この傷をうけた人は、失望のあまりに叫ぶようになります。

 

 この傷は、不治の悪性の病で、体におそいかかる苦しみを示しています。

 苦しい悪性の傷とは、無神論によって唯物的な文化をつくり、快楽を探すことを人間生活の最高の目的とする今日、これほど堕落した全人類にふりかかる無知のことです。わたしのあわれな子らのある者は、自分たちの不潔な罪と道徳上の無秩序のために、この傷をうけ、行った悪の重荷を自分たちのうちに担っています。

 他の者は、これと異なって、善良で罪はないにしても、この同じ傷を受けます。この場合、この人々の苦しみは、あなたたちをみな一つに結び合わせる連帯性によって、多くの悪人の救いに役立ちます。

 

―第一の災害は、悪性の腫瘍、各種の癌のことです。医学は各分野にあれほど進歩したにもかかわらず、何もできないのです。これらの病気は、ますます広がり、人間の体を傷つけ、ひじょうに苦しい悪性の傷をもって破壊します。

 最愛の子らよ、不治のこれらの病気が全世界にどれほど広がり、そのために何百万人の人が死ぬということを省みてごらんなさい。

 

―第一の災害はまた、エイズの新しい病気なのです。この病気は、特に麻薬、悪徳、自然に背く不潔の罪の罰のぎせい者となるわたしのあわれな子らにおそいかかります。

 あなたたちの天の母は、人類がこの第一の災害に傷つけられているこの時代に、みんなのために助けと支え、慰めと希望となりたいのです。

 このために、断食と苦業と償いの道を歩むように、わたしは呼びかけます。

 

―少年たちに、潔白の徳のうちに成長し、このむずかしい道において親と教育者たちの助けをうけるようにと、わたしは願います。

 

―青年たちは、祈りとわたしに一致した生活をもって、邪欲をおさえることをならうように願います。また、映画館やディスコに行くのを止めるように願います。なぜなら、そこに、わたしの汚れなき心がこれほど愛する美徳を犯す重大な絶えざる危険があるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァッスーラ/神のうちの真のいのち/4巻P204

‘90・8月

 

私たちのために狐を捕らえて下さい、今や花開こうとしているあなたの葡萄畑を荒らしている者たちを。

 

栄えある玉座がもう非常に間もなく降って来る。 彼らの(*)隠れ家を暴き その種族は途絶え、全滅しよう。清算する時が近づいている、見ているがよい・・・豊かな食物によって地上を新にし 我が残された人びとをよいもので満たそう。

 

    狐: フリーメーソンたち。

 

 

マザー・テレサ/愛するために/ドン・ボスコ社/P86

 

イエスに最期まで従いたい人は皆

その苦しみにもあずからなければなりません。

 

勇気を持ちましょう。

苦しみを受け入れる勇気を持てるようにと祈る勇気を。

わたしたちは十分に祈らないので、人間的な面しか見ていないのです。

わたしたちは神の働かれる面を見ていません。

そのため、神を恨むのです。

今日の、苦しみについての誤解の大部分は、恨みと不満から生じているのです。

 

不満は、伝染しやすい病であり、

癌であり

その中に怒りが潜んでいます。

苦しみは、清くなるため

聖化するため

キリストと似た者にするためにあるのです。

 

 

マザー・テレサ/愛と祈りのことば/PHP文庫/P151

 

苦しみのない人生など決してあり得ません。信仰をもってその苦しみを受け入れる時、それは、イエスの受難に与り、彼への愛を示す機会となるのです。

 ある日のこと、癌も末期で、それはひどい痛みに苦しんでいる女性を訪問した時のことです。

「この痛みはイエスの接吻なのですよ。あなたは今、十字架にかかっているイエスが接吻できるほどそのごく近くにいるのですよ」と、私は語りかけました。

 すると彼女は手を合わせ、マザー、イエスさまに、接吻し続けてくださるよう祈ってくださいね」と言いました。