ヘブル教会

ヘブライ人

 

天界の秘義4874[2]

 

かいつまんで言えば、ヤコブの子孫のもとに設立された表象的なものは正確には古代教会における表象的なもののようなものではなかったのであり、その大半のものはヘブル教会と呼ばれるところの、ヘベルにより設立された教会の表象的なものに似ていたのである。この教会には燔祭、生けにえ、その他のもののような、多くの新しい種類の礼拝が在ったが、それらは古代教会には知られていなかったのであり、教会の内なるものはこれらの表象的なものとは古代教会の表象的なものと連結すると同じようには連結はしなかったのである。しかし教会の内なるものがユダヤ民族の間の表象的なものに連結した方法は、またその反対にユダヤ民族の間の表象的なものが教会の内なるものと連結した方法は、タマルがユダと、義理の娘が義理の父と夫の兄弟という口実の下に連結するものとして連結し、ユダがタマルと娼婦と連結するものとして連結したこといよりその内意に示されているのである。ヘブル教会については前を参照されたい(1238、1241、1327、1343、3031、4516、4517番)、古代教会に存在していないこの教会の中の生けにえについては(923、1128、1343、2180、2818番を参照)。

 

 

天界の秘義5136

 

またヘブル教会と呼ばれた第二古代教会もそこに存在した(4516、4517番)、

 

 

天界の秘義6738

 

『ヘブル人』が教会のものを意味していることは、古代教会だ存在しなくなった時、第二古代教会であるヘブル教会が始まったためである。この教会は古代教会の表象的なものと表意的なものの多くを保有し、またエホバを承認したのであり、そこから『ヘブル人』により教会が意味されているのである。(ヘブル教会については1238、1241、1343、4516、4517、4874、5136番を参照)されたい。)