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FILMOGRAPHY 

★「ビデオ・DVD化」の有無は、確認が取れたものだけを掲載してあります。★

 虹いくたび

□映画□

 「虹いくたび」

監督

島耕二

脚本

八住利雄

公開

昭和31年(1956年)

製作

 

キャスト

上原謙・京マチ子・若尾文子・川上康子・市川春代・水原志摩子

原作は
ここで読める!

『虹いくたび』新潮文庫 昭和38年

ビデオ・
DVD化

 

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 眠れる美女

□映画□

 「眠れる美女」

監督

吉村公三郎

脚本

新藤兼人

公開

昭和43年(1967年)

製作

近代映協

キャスト

田村高廣・山岡久乃・香山美子

原作は
ここで読める!

『眠れる美女』新潮文庫 昭和42年

ビデオ・
DVD化

 

備考

配給・・・松竹

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 「オディ―ルの夏」Le sourine

監督

クロード・ミレール

脚本

クロード・ミレール

公開

平成6年(1994年)

製作

アニー・ミレール ジャン・ルイ・リヴィ

キャスト

ジャン・ピエール・マリエル リシャール・ボーランジェ エマニュエル・センエ

原作は
ここで読める!

『眠れる美女』新潮文庫 昭和42年

ビデオ・
DVD化

 

備考

配給・・・ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
「眠れる美女」に着想を得た、コメディタッチの作品です。

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 「眠れる美女」

監督

横山博人

脚本

石堂淑朗

公開

平成7年(1995年)

製作

横山博人プロ

キャスト

原田芳雄・大西結花・吉行和子・鰐淵晴子・長門裕之・松尾貴史

原作は
ここで読める!

『眠れる美女』新潮文庫 昭和42年

ビデオ・
DVD化

 

備考

配給・・・ユーロスペース

感想

この作品は、タイトルこそ「眠れる美女」になっていますが、内容的には『山の音』色の方が強く感じられるくらい、かなり独自の解釈が加えられたストーリーになっています。主人公の大西結花さんの役名も『山の音』の「菊子」になっていますし。それで、正直言いますと、私としては結構嫌悪感がありました。原作に忠実じゃないじゃん!とかそういうのでは全然ないんですけど、どうしても、主人公の菊子が『山の音』の菊子と被るので、そう考えた場合、菊子としての描かれ方が、腑に落ちないというか気持ち悪いというか。私は卒論で『山の音』を取り上げさせて頂いたりしたので、菊子に対する思い入れが強くなってしまうっていうのもあると思うんですけど。この作品で描かれている菊子は、私が否定したかった菊子像そのものなんですよね。解釈の違いなんで、とやかく言えないですけど。手放しに、別物と思えば、面白かったです。でも思ったほどエロくなかったですね(笑)。あ、女主人役の鰐淵晴子さんが、もう物凄く美しかったー。妖艶。めちゃめちゃはまり役でした。あと、『山の音』の場面に当たるんですけど、菊子が能面を被るシーンは、他のどの映画化された作品よりも、原作に近かったように思えるほど素晴らしかったです。

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