★★流星の勉強コーナー★★ |
みなさん、初めて流星を見たのは、いつ頃ですか。私は、小学5年生の頃です。この頃は、近所の子ども達と夕方遅くまで遊んでいました。天気の良い日には、必ずといって良いほど、一番星探しをしていました。いつでも、最初に見つけたのが、殆ど私でした。その内に2つ、3つとみんなで数えていくつ見えるか競っていました。そんなある日のことでした。西の空に、明るい火球が流れました。みんなで驚いたものでした。それからというもの、また、火球を見ようとよく夕方の空を眺めていました。それから、たくさん流れる流星群のときは、できるだけ見るようにしています。現在は、眼視で見ることが少なくなりました。そのかわり、TV観測で自動観測をするようになりました。晴れれば、流星がコンピュータに録画できるようになりました。
流星って、宇宙の中をただよっている小さな星くずが、地球にひっぱられて大体上空
100km付近でまさつによって光って見えるものです。
(−3等から6等ぐらいの明るさです。肉眼で見られるもの。)
火球は、流星の中でも、木星や金星よりも明るく輝いて見えるものです。時には、爆
発したり、分裂したり、痕(こん)を残すこともあります。
(−3等から−20等ぐらいの明るさです。)
火球の中では、燃えつきないで、地上まで落ちてくるものがあります。これは、
隕石(いんせき)といわれています。
(重さが○gから○○○Kgぐらいあるものもあります。)
流星群とは、ある時期にまとまって、たくさんの流星が同じ星座から四方八方
に流れる流星のことをいいます。有名なものとして、しし座流星群(11月18日
前後)とペルセウス座流星群(8月13日前後)などがあります。
流星群の流星は、多くは、彗星(すいせい)からまきちらされた星くずがほとん
どですが、中には、小惑星などからのものもあります。流星群以外の流星は、
散在(さんざい)流星といわれています。この中には、小流星群として活動し
ているものも観測されています。この小流星群は、群の数が多いのですが、
流星数が少ないので、区別するのがむずかしいです。
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★大きさは・・・直径1ミリ〜数センチ ★重さ・・・1ミリグラム〜数10グラム
★密度(みつど)・・・0.2〜1g/cm3 ★速度・・・秒速数km〜72km
★成分・・・カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄、ニッケルなど
渡部剛さん撮影(山梨県にて) 細野透さん撮影(埼玉県にて)
しし群の大火球(−10等級) 左の大火球の痕。
98年の4時13分54秒に出現 痕が上空で動いて
2つの写真は、別の所で写されました。 いるのがわかります。
上の写真のややオレンジがかったがものも痕です。カラー写真では、流星や痕の
微妙な色の変化もよく見るとわかります。
この火球は、上空177kmから光だし、77km付近でもえつきましたことがわかりました。この177kmという高さは、世界最高です。速度は、秒速71.6kmで、約30年で地球の周りを回っていたこともわかりました。直径は、5cmぐらいで重さは、190g位だそうです。最後に爆発したときは、影ができるほど明るかったです。その時の色は、エメラルドグリーンのようでした。
概略の火球経路図