〜会報紙によせて〜

「心を伝える想いを運ぶ」 小野寺 勉 事務局長

 この度、大分・生と死を考える会に会報発行のニュースが飛び込みました。
 待望久しかった会報発行に対し、関係者の熱意と努力に敬意を表したいと思います。生と死を考える会は全国協議会を組織化しており、各地の生と死を考える会より、当大分・生と死を考える会に対しても会報発行の都度、送付されてきます。私達の会もいつも貰い手のみではなく、送り手になってみたいとの願望にかられ今日に至っています。
  会報発行の持つ意味あいは今後の会の発展を考えると、決して小さい事ではないと思います。対外的に考えれば、私達の会の動きが全国版となり、各地の会に私達のメッセージが届けられます。また、各地のメンバーとの交流の場として情報交換の場として会報は利用を期待されます。
 一方、会の内部的には、会員の方々及び定例会に参加される当日会員のために、また都合で定例会に参加できない多くの支援者のためにも、会の活動紹介の格好の場になるものと考えます。会報発行のスタートにあたり、将来への願望をも併せて私なりに考えるに、この会報が本当に私達大分・生と死を考える会の会報として市民権を得るにはまだまだ遠い道程があると思いますし、そのための努力を多方面 から求められるものと思います。振り返って、大分・生と死を考える会の今日迄の足取りの一端をみつめ直してみたいと思います。
 
私達の会は運営の三本柱として、1. 定例会を通しての死への準備教育プラス、ホスピスセミナーの理解。2. 1.を通 しての分かち合い。3. 死別体験者の悲嘆ケア。を忠実に守り定例会の内容も運営委員のリーダーシップに委ねて参りました。この運営の過程では運営委員以外の会員、当日会員、賛助会員そして支援者の思いを吸い上げる場が無かったように思います。私はあえて訴えたいのです。私達大分・生と死を考える会の会報を私達の会に思いを伝える場として、会報への投稿を活用しようではありませんか。それぞれの立場からの思いを存分に伝え合い、共に支え合う会報に育てたいものです。