子供たちの元気な声がはずむように、窓の外では緑葉が5月の風にふかれています。
この輝くように素晴らしい季節のなかで、私達は時折ふと得体のしれない悲しみや淋しさ、空しさに抱き止められる事があります。そんな時、無理に笑顔を作ってがんばるより、お茶の時間を楽しみましょう。
紅茶ならガラスのポットで葉っぱが元気にはねるのをボンヤリ見てるのもいいし、コーヒー党なら、インスタントのかわりにひきたての豆をペーパーフィルターにセットして、思いっきり熱いお湯をかけると、その香りが異国の街に誘ってくれるでしょう。緑茶なら、内側の白いお湯のみがおすすめです。美しく繊細な色が心を静め、ほのかな香りに日本の心が感じられるはずだから・・・。
それからテーブルに飾った花は庭先のお気に入りや他にタンポポ、春じおん、ネコじゃらしも時々新鮮です。暮れていくバラ色の空、金糸で額どられた雲の色・・・山のむこうからまた新しい明日が顔を出すのを待っています。見なれた風景も全ては私達の気持ちを優しくなごませてくれる力を持っている気がします。
●シャーリー・マクレーンの「愛と追憶の日」「夕べの星」、
ロバート・デニーロの「俺たちは天使じゃない」は、おすすめのビデオです。
−美しい5月の日に まなべ・ばく−