摩周の豚丼に2種類あるわけ(笑)
2005年の京王のイベントで入手した「摩周の豚丼」について、面白いことに気付いたのでレポートいたします。(って、そんな大げさなもんじゃないですが。)
左に掲げたのがそのとき並んで買ったものの掛紙です。(クリックで拡大)この位置で右側になっている空欄には何も印刷されておらず、そこに京王百貨店の調整印が押してあります。製造元についての表示は正面(上面)下段の「ぽっぽ亭」関係のもの以外、見当たりません。
尚、会場ではこの業者さん+東京で手配したらしき人々が実演販売しておりました。
こちらはその一ヶ月ほど前、近所のスーパーで「弁当大会」なるものがあり、陳列・販売されていた「摩周の豚丼」です。
上のものと比べて目に付くのは正面(上面)デザインでしょうけれども、他にもう一つ、上のものと反対の左側に白い欄があることにも気付くでしょう。 そこには品名・原材料名・添加物表示とあり、一般の食品のような表示がされていて、行を変えて消費期限・製造者固有記号・保存方法とあります。
スーパーで販売されることから、こういう表示が必要なのは分かりますが、はて「製造者固有記号」とは……??
少々回りくどい言い方になってしまいましたが、「製造者固有記号」という記載がある以上、この「摩周の豚丼」は、実は「ぽっぽ亭」の製造ではないのです。「枠外記載」となっている製造者固有記号、それらしきものはと探しますと、後から貼られたシールの「ぽっぽ亭KC」の文字、この「KC」が目に付きます。
「KC」とは、とある会社のイニシャルで、その会社は北海道でも大手と呼んで差し支えない駅弁業者の関連会社(商事部門?)とのことです。その会社で製造してこうしたスーパーなどに流通させています。言うなれば「OEM駅弁」ですね。
このパターンでその会社から出荷されたものは、摩周に限らず、複数の道内の駅弁業者のものが確認されており、「製造者固有記号」として「元の業者名+KC」という表記が使われています。とっくに姿を消した静内の西谷辨當店の駅弁ですが、「西谷辨當店KC」という表示のものがこの豚丼と並んで売られていました。
また、その会社の積極的な後押しによって、いわゆる「京王デビュー」を果たした業者さんもあります。そこから考えて、2005年の「摩周の豚丼」の京王デビューも、その業者さんの動きによるものではないか、と勘繰ってしまうのですが…… ま、美味けりゃいいんですけどね。
ところで、このページ、GOOGLEから抹殺されました(笑)YAHOO!ではまだ残ってるみたいだけど(笑)